ドラマ『水晶の鼓動』(7) 第二話放送終了
麻見和史です。11月20日、WOWOWドラマ『水晶の鼓動 殺人分析班』の第二話が放送されました。ご視聴くださったみなさま、どうもありがとうございました。
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以下、第二話についてTwitterに書いたものをベースに、原作者コメントをまとめておきます(一部修正あり)。まだご覧になっていない方もいらっしゃると思いますので、ネタバレがないよう注意します。
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原作者コメント・第二話(1)。原作では神谷課長と手代木管理官が一緒に出てくることが多く、ふたりの性格を書き分ける意味で、手代木を少し癖のある人物にしています。一方、ドラマ版の手代木は塔子に積極的に声をかけてくるなど、彼女のことを何かと気にかけている様子です。
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原作者コメント・第二話(2)。第二話前半の山場となる事件。ここはじっくりと描写されていますが、おそらく塔子の心理とシンクロさせるための演出だと思います。この事件のあと塔子の悩み、苦しみが一挙に深まっていきます。鷹野主任も気にしている様子がうかがえます。
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原作者コメント・第二話(3)。夢のシーンは不穏な感じで、とてもよかったですね。そして、捜査活動の中でも塔子の悩み、苦しみが膨らんでいって……。見ているほうもつらくなってきますが、この辺りはヒロインに与えられた試練というべきでしょうか。塔子が追い詰められていきます。
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原作者コメント・第二話(4)。中盤で塔子がある行動をとったことから第二話後半でサスペンスが描かれますが、これはドラマ独自の展開です。原作には塔子があれほど悩み苦しむという設定自体がありませんので、第二話後半はほぼドラマオリジナルのストーリーと言ってよいかと思います。
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原作者コメント・第二話(5)。ということで、小説にないシーンがどのように展開されるか、はらはらしながら見ましたが、ここはドラマを盛り上げるための工夫であると解釈しました。リアリティーを重視しすぎると退屈になるおそれがあるため、こうした山場が設けられたものと推察します。
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原作者コメント・第二話(6)。原作では塔子の弱さやトラウマをあまり強調していないのですが、ドラマはドラマの作り方・見せ方というものがあると思いますので……。あの人物の正体もわかって、第三話からは再び原作に近い内容に戻っていくと考えられます。楽しみにお待ちください。
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以上、第二話に関する原作者コメントでした。『水晶の鼓動』第三話も、どうぞよろしくお願いいたします。
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第二話はサスペンスを重視した展開となっていました。このへん、ドラマならではの盛り上げ方と言えるかもしれません。
いくつめかの現場となった「リストランテ・エリ」ですが、原作執筆時、この店名を決めるのにけっこう悩みました。
エリという三十代の女性がオーナーシェフで、あるときジャンパーを着た四十代後半ぐらいの男性が現れ、「この店で一番旨い料理を出してくれ」と言うので得意料理を出したところ、彼は一口食べただけで「なるほど……」とため息をつき、金を払って出ていこうとするものだから、気になったエリが「お客さん、どうかしたんですか」と訊くと、「あんたの父親の味は、こんなもんじゃなかった」「えっ、父さんを知ってるんですか」「いや、今のは忘れてくれ」「待ってくださいお客さん。あなたはいったい……」「名乗るほどのもんじゃねえよ。そうだな、風来坊シェフとでも呼んでくれ」──そんなエピソードがあったりするのではないかと。
すみません、本筋とは全然関係ない話でした。
以下、いつものお知らせです。
●原作である『水晶の鼓動 警視庁殺人分析班』の紹介ページ(講談社サイト)はこちら にあります。
●〈警視庁殺人分析班〉シリーズは講談社文庫から6作、講談社ノベルスから2作、計8作発売されています(ノベルス版は〈警視庁捜査一課十一係〉)。詳しくはこちらをご覧ください。
●文庫版の『石の繭』と『水晶の鼓動』には木村文乃さんの写真を使ったダブルカバー本があります。美麗です。
●千葉県船橋市の ときわ書房本店 様ではサイン本を扱ってくださっていますので、近くにお出かけの際はぜひお立ち寄りください。通信販売 も行っているそうです。
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●WOWOWさんの『水晶の鼓動』関連ページはこちら です。「連続ドラマW」枠で日曜の22時からの放送となります。再放送も3回あるようです。詳しくは『水晶の鼓動』放送スケジュール をご覧ください。
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