事情聴取と人間関係
麻見和史です。タイトルを見て、捜査関係の話だと思われた方がいらっしゃるかもしれませんが、日常ネタです。まぎらわしくてすみません。
*
先般、非常にショックな出来事があり、やけ酒を飲んで原稿が遅れる、という事態になりました。その話の続きです。
この件では、普段ヒツジのようにおとなしい私が、かなり血圧を上げてしまいました。いろいろ考えた結果、やはり詳しく事情を聞かなければと思い、次のように情報を集めていきました。
(1)関係者A氏にメールで問い合わせ
(2)間接的な関係者B氏にメールで問い合わせ
(3)B氏から電話で話を聞く
(4)A氏から電話で話を聞く
(5)B氏と会って話を聞く
ここまででだいたいの経緯はわかり、これ以上ごちゃごちゃ言うのは先方にも悪い、という雰囲気になってきました。ですが、先日A氏と会うチャンスができたので、直接話を聞かせてほしいとお願いしました。
そこで驚くような事実が明らかになりました。
じつは、A氏は私のためにずいぶん骨を折ってくれていたらしいのです。B氏から聞いた話には出てこなかった新事実が三つほどあり、そういう事情ならA氏になんら非はなく、「黒幕は◆◆ですね」ということで情報のすり合わせができました。
(6)A氏と会って話を聞く
という、最初にやらなければいけないことが抜けていたため、私の中で理不尽な思いが高まっていたわけですが、それが解消できたのは幸いでした。あやうく、大事な知人をひとり失うところでしたから……。私のほうで誤解していたことについては、お詫びしておきました。
何かの事実を解明しようと思ったら、こちらからどんどん動かなければ駄目だということが、今回よくわかりました。関係者はみな忙しいので、放っておくと私のところには限られた情報しか入ってきません。今度の件でも、最後にA氏と腹を割った話をしなければ、私は不満を溜め込んだままだったと思います。
人間関係を築くのはとても難しく、逆に関係が壊れてしまうのはあっという間の出来事です。
デジタル機器全盛の世の中ですが、向こうもこちらも感情を持つ人間ですから、やはり対面して話すのがベストだと、あらためて実感しました。
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