作家の不思議(2) 打ち合わせで何を話しているのか
麻見和史です。知人の質問に答える「作家の不思議」シリーズ。
いつまで続くかわかりませんが、今日は第二回です。以下は麻見の個人的な見解ですので、これに当て嵌まらないケースもあるかと思います。ご了承ください。
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◆不思議その2「打ち合わせで何を話しているのか。編集者との距離感はどんな感じなのか」
会社員でも自営業者でも、取引先との打ち合わせは必ず行っていると思います。作家なら、編集担当氏と刊行作品について話し合うことになります。執筆の段階によってその内容は変わってきます。
・ネタ出し
最初の段階では、これからどんな話を作りましょうかと相談します。作家の側から「こういう話を考えたんですが」と提案するのが普通ですが、ときには担当氏から「こんなのはどうですか」とアドバイスしていただけることもあります。
・プロットの打ち合わせ
これは書き手によってずいぶん違いますが、私の場合はA4判の紙で20枚ぐらいのプロットを作成し、担当氏に提出します。それを2~3週間でチェックしていただいてから、「ここはこうしたほうがいいのでは」といったアドバイスをいただきます。
最近は減ってきましたが、出したプロットが全ボツということも過去に何度かありました。話の骨格が面白くないと、そこから先、数カ月執筆する時間がすべて無駄になってしまうので、この段階は非常に大事です。
・原稿修正の打ち合わせ
数カ月かけて原稿が出来上がったら、担当氏に提出します。これを読んでいただいて、具体的にどこをどう直すのか相談します。
読んでいただく期間は担当氏の忙しさによるので、3週間ぐらいということもあるし、3カ月かかることもあります。売れる作家さんを優先するのは出版社として当然の判断なので、私たち駆け出し作家はこの期間、別のアイデアを練ったりしながら待機します。
・打ち上げ
何回か原稿修正してOKとなれば、あとはメールのやりとりだけで済みますので、次に会うのは刊行後ということになります。
打ち上げと称して、担当氏のご厚意でお食事に呼んでいただけることがあります。場合によっては、ここで次回作の相談となります。シリーズものだと、そうなる確率が高いようです。
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おおむねこのような感じで打ち合わせが進行しています。ネタを出すところから打ち上げまで、早くて7カ月ぐらい、遅ければ1年半ぐらいかかるかもしれません。
なお実際には、上記の内容を複数作品で同時進行する形になります。
担「A社の刊行はいつごろになりそうですか?」
麻「今の感触だと、●月ごろじゃないかと思いますが……」
担「じゃあうちは少しずらして、■月にしましょうか」
麻「ありがとうございます。よろしくお願いします」
という感じで、頻繁にスケジュール調整が行われています。
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