『警視庁文書捜査官』関連(6) 毎日新聞「エンタメ小説 今月の推し!」
麻見和史です。『警視庁文書捜査官』(KADOKAWA/角川書店)に関する書評が毎日新聞、2月22日の朝刊に掲載されました。
評者は文芸評論家の西上心太さんです。「エンタメ小説 今月の推し!」のコーナーで、文書解読班(架空)の活動について、「新味の謎解き」と評してくださっています。どうもありがとうございます。
心理学というのは目に見えないものを研究しているので、「ほんとかなあ」と疑われることの多い学問だと思います。『警視庁文書捜査官』では文書解読班という架空の部署で文章心理学を扱っており、これも心理学である以上、どうしても曖昧な部分を含んでいます。作中で主人公が「これだ!」と言っても、実際には可能性のひとつにすぎないことは当然あります。
しかし可能性を指摘することは、警察の捜査における筋読みに近い作業であり、着想自体は曖昧なものでもよいと私は考えています。その曖昧なものを検証するために、ほかの捜査員が情報収集を行うわけです。
西上さんがお書きになっているように、シャーロック・ホームズは観察によって相手の職業などを言い当てました。『警視庁文書捜査官』では、それに通じるような面白さを目指しています。
作中に出てくる謎解きを、ひとつずつ楽しんでいただければと思います。
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