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2014年11月18日 (火)

ブツにふたつの意味を持たせる

 麻見和史です。作業が難航しています。

 プロットの修正を行っているのですが、課題となっている部分のアイデアがうまく出ません。謎を作ったのはいいけれど、それがきれいに解決できないというパターン。

 あるブツにふたつの意味を持たせる、ということをよくやります。
 たとえば、現場に大量の新聞紙が残されていた。それは遺体を隠すためのものであると同時に、別の用途にも使われていた、とか。

警部「遺体は大量の新聞紙で隠されていたため、発見が遅れたのです。凶器はまだ見つかっておりません」
名探偵「おや、ここに茶色い紙の切れ端が落ちていますな。《整》という字が印刷されていたようだ」
警部「いったい何でしょう」
名探偵「見てわかりませんかな? 犯人は数週間分の新聞紙を新聞整理袋に入れ、ものすごい力で振り回して被害者を殴殺したのです。袋から出せば、新聞はばらばらになる。奴は凶器を消失させると同時に、その新聞紙で遺体を隠すことができたのですよ」
警部「ああっ、そうだったのか!」
 みたいな感じです。いや、これが良い例だとは言いませんが……。

 今回、そうした設定がうまくいかなくて苦しんでいます。
「犯人の中にこういう考え方があったから、そういう細工をしたのだ」
 と言ってしまえば一応の恰好はつくのですが、できれば、
「その考え方とともに、じつはこういう必然性があったので、そういう細工をしたのだ」
 となったほうが面白いはずです。

 しかしブツの利用法を考え続けているうち、どんどん漫画っぽくなってしまうのが問題でして……。
 いや、これには説明が必要ですね。決してコナンくんとか金田一くんとかを軽んじているわけではなく(むしろ大好き)、針と糸を使うようなトリックは、私の作風とはちょっと合わないという意味です。

 もう少し考えてみます。

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