角川三賞贈呈式
麻見和史です。久しぶりに業界人っぽい話題です。
KADOKAWAさんから来年『警視庁文書捜査官』が刊行される関係で、28日、角川三賞の贈呈式にご招待いただきました。以下、そのレポートです。
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第五回山田風太郎賞は荻原浩先生の『二千七百の夏と冬』が受賞。選考経過の説明は林真理子先生から。
第三十四回横溝正史ミステリ大賞は藤崎翔さんの『神様の裏の顔』が受賞。選考経過の説明は黒川博行先生から。
第二十一回日本ホラー小説大賞は、大賞が雪富千晶紀さんの『死呪の島』、佳作が岩城裕明さんの『牛家』、読者賞が内藤了さんの『ON 猟奇犯罪捜査班・藤堂比奈子』が受賞。今、読者賞というのがあるんですね。選考経過の説明は宮部みゆき先生から。
横溝賞の藤崎さんはお笑い芸人をやっていた方だけあって、キャラが立っていました。会場は爆笑の渦に(やや誇張)。
黒川先生が、これから作家として書き続けていくことは大変だと思うので頑張ってほしい(大意)、とおっしゃっていましたが、これ、本当にそうです。私が思うに、書き手本人の努力は当然必要ですが、じつはそれ以上に大事なのが、伴走してくれる編集さんの存在です。この先、藤崎さんがいい編集さんたちと次々出会えることをお祈りしています。
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贈呈式のあとは別フロアで祝賀会。
角川三賞のパーティーって乾杯をしないんですね。いや、もしかしたら前のほうでは、やっていたんでしょうか。私はずっとうしろのほうにいたので、全体の流れを把握できていなかったのかも。
編集さん何人かにご挨拶し、「おかげさまで私もパーティーに呼んでいただけるようになりました」と感謝の気持ちをお伝えしました。ほんの数年前までは絵に描いたような「売れない作家」だったわけですから、こういう場所に来られるようになったことを本当に嬉しく思います。疫病神に取り憑かれた、あのどん底の時代には、もう二度と戻りたくありません。
ここ数年、私の調子が上向いてきたのは、優れた編集さんたちのおかげです。もちろん自分でも大車輪で頑張ってきましたが、上から引っ張り上げてくれる人がいなければ良い結果は出ません。周りの人たちに支えられているから、読者の方々に作品をお届けすることができるわけです。現在、こうした環境で新作を執筆できることに感謝しております。
ところで、私のいた場所が悪かったのか、今日は知っている作家さんにほとんどお会いすることができませんでした。ただひとり、芦辺拓先生がワッフルを食べていらっしゃったので、ご挨拶しました。
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