新聞の山
麻見和史です。関東地方はだいぶ春めいてまいりました。
*
諸事情あって家の中を片づけることになった。まずは、今までずっと溜め込んでいた古新聞をどうにかしなければならない。
情報は宝だという意識があるので、部屋の隅に新聞の山を作ってあったのだ。しかし家人が『人生がときめく片づけの魔法』を読み、ときめかないものは全部捨てろと言うのである。仕方なく、片づけ始めた。
棚や机の周辺を整理するうち、ボールペンや消しゴムなど、再利用できるものがたくさん出てきた。「やった、ラッキー!」などと思ってしまうのだが、古いものはできるだけ捨てたほうがいいのでしょうね。忘れてしまっていたぐらいだから、持っていないのと同じなんだし……。
ただ、使わないと思っていたものがあとで利用できることもある。
『水晶の鼓動』という爆破もののミステリーを書いたとき、新聞で「あるブツ」の写真を見ていたことが大変役に立った。その記事をスクラップしていなければ、ああいうラストにはならなかったはずだ。
などということを思い出しながら、粛々と掃除を続けております。
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