『水晶の鼓動』(文庫版)関連(1) 刊行予定
麻見和史です。書籍関連の情報です。
講談社BOOK倶楽部・書籍発売予定表に載りましたので、このブログでもご報告させていただきます。
2014年5月、講談社文庫より〈警視庁殺人分析班〉シリーズの第三弾が刊行されることになりました。タイトルは『水晶の鼓動 警視庁殺人分析班』です。2012年5月にノベルスで刊行されたものの文庫版となります。
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以下、ノベルス版を執筆したときの思い出話を少々。
第二弾の『蟻の階段』が地道な捜査を重ねていく話だったので、『水晶の鼓動』はできるだけ派手なものにしようと考えました。その結果出てきたのが、「東京都内で殺人事件と爆破テロが起こる」というストーリーです。
警察小説で爆破ものというのは過去いくつも書かれていますが、〈殺人分析班〉シリーズは後半の謎解きを重視しています。その特徴を活かすため、爆破事件とは別に「部屋中がラッカースプレーで真っ赤に染められた殺人事件」を組み込みました。
ひとつの作品の中で、殺人事件と爆破事件の捜査が同時進行する形になっています。
サスペンスで引っ張りながら最後に推理を成立させるというのは、私にとって初めての試みでした。あまりサスペンスに頼りすぎると全体が粗い印象になってしまうし、謎解きを前面に出しすぎると動きがなくて退屈な感じになってしまいます。その辺りのバランスをとるのが難しいところでした。
『水晶の鼓動』を書く前と書いたあとでは、明らかに話の組み立て方が変わったと感じます。この作品を書くことで何かがつかめたというか、目の前がぱっと開けたというか……。
継続的な作品発表のチャンスを与えてくださった講談社さんには、本当に感謝しています。
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講談社文庫『水晶の鼓動 警視庁殺人分析班』は5月16日ごろ発売です。どうぞよろしくお願いいたします。
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