雑感:最大の敵は自分(3)
麻見和史です。承前。
題材を先に決めてからミステリー小説を書くことのメリット。それは「調べていくうちにトリックを発見できる可能性がある」ということだ。
そもそもなぜ調べるのかといえば、よく知らないから調べるのである。深いところまで分け入っていくと、これは自分だけでなく、多くの人が知らないだろうなという知識が出てくる。特殊な分野であればあるほど、その傾向は強い。
ネタが見つかったら、どう料理したらトリックにできるか検討する。不可解な状況を見せておいて、途中でヒントを出し、最後に謎解きをして「なるほど」と納得できるような流れを作っていく。
単に知識を披露するだけでは「ふーん、そうなんだ」で終わってしまうが、見せ方次第で説得力を持たせることができる。うまくいけば、あまり例のない、新しいミステリーが出来上がるという寸法だ。
それを繰り返せば、ネタ帳にトリックがなくてもミステリーは書けるということになる。題材を決めてから作品に着手するメリットは、ここにある。
(つづく)
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