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2012年6月の記事

2012年6月29日 (金)

映画『崖っぷちの男』

 麻見和史です。ぜひ見たいと思っていた映画『崖っぷちの男』の試写会に行ってきました。

          *

 主人公ニックはニューヨークの高層ホテルに部屋を取るが、ルームサービスで食事をしたあと、21階の窓から外に出る。外壁をぐるりと取り囲む30センチほどの縁に立ち、投身自殺をほのめかす。付近は大騒ぎになり、消防、警察が出動するが、そのうち事態は思わぬ方向へ動きだして──。

 この設定が文句なしに面白い。とにかく「先が見たい!」と思わせる幕開けだ。
 ビルの下は通行止めとなり、周囲には野次馬がどんどん集まってくる。最初は危ないとかやめてとか叫んでいた人々が、徐々に違った反応を示していくのが興味深い。いつまで待たせるんだとか、早くしろとか、飛び降りることを期待し始めるのである。

 警察の女性交渉人が呼ばれ、ニックを説得しようとするが、どうも彼の様子がおかしい。やがてニックの立てた計画が少しずつわかってくる。

 これが短編ミステリーなら、裏で動いていた事実を最後に説明する手もあるだろう。だがこの映画では、早い段階でそれが観客に明かされる。そこから、もうひとつのサスペンスが始まり、崖っぷちの男・ニックのサスペンスと同時進行していくのだ。
 どちらか単独でも充分映画になる内容だから、これをふたつ組み合わせた作りはまことに贅沢。

 計画がうまくいきすぎるとか、ラストをもう少しスマートにしてほしいとか若干気になるところもあったが、とにかく設定が面白く、観客をあきさせることがない。
 エンターテインメント作品にとって、これはとても大事なことだ。私もサスペンス寄りの話を書く人間なので、大変勉強になった。

          *

 以下余談。
 その昔、三谷幸喜さんが東京サンシャインボーイズという劇団で脚本を書いていた。新宿のシアタートップスで『なにもそこまで』という芝居を上演したのだが、ご存じの方いらっしゃいますか。

 シチュエーションコメディーなのだが、『崖っぷちの男』と同じように、ビルの外壁に設置された縁の部分に人が出てくる。細部は覚えていないが、たぶん一度外に出ると窓が開けられない仕組みで、閉め出された住人がひとりふたりと増えていき、最終的には十数人になってしまうのだ。オチはあっけないものだったが、この芝居もとにかく設定が面白かった。

 今調べたら『なにもそこまで』は1992年に上演された作品らしい。ええっ、もう20年も前の話?
 この分だと「老境サンシャインボーイズ」の公演まで、あっという間かもしれない(「老境~」は2024年に『リア玉』を上演することになっている……はずである)。

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2012年6月28日 (木)

マウリッツハイス美術館展(東京都美術館)

 麻見和史です。Windows7マシンのセットアップ記事は一旦とめて、今日は美術展観覧の記事です。

          *

 東京都美術館で『マウリッツハイス美術館展 オランダ・フランドル絵画の至宝』を見てきた。
 まだ一般公開前だが、この日は特別に見せていただくことができた。──などと書くと特殊なコネクションでも使ったように見えるが、じつは朝日新聞社のプレゼントコーナーで当選しただけである。

 東京都美術館はしばらく改装工事をしていたそうで、これがリニューアルオープン記念の展覧会になるそうだ。
 それに合わせたのかどうか、JR上野駅から都美術館のほうに歩いていくと、ずいぶんきれいになったという印象を受けた。特に驚いたのがこれ。

01
 なんと、上野公園の中にスターバックスが出来ていた。
 天気がいいので、テラス席でコーヒーを楽しんでいる方もいたようだ。

 しかしすごい変わりようである。
 以前なら都美術館のほうに行くとき、ブルーシートやテント小屋をよく見かけたものだが、いったいどうなってしまったのだろう。

 この前、東京MXテレビで見たのだが、改装するに当たって美術館の外壁は、従来のものに極力似せたのだそうだ。そのせいで外から見た感じ、どこがどうリニューアルされたのか、はっきりとはわからない。エスカレーターが設置されていたことには、さすがに気がつきましたが。

02
 美術館の建物を撮影。ちょっと見づらい……。

 この日の特別公開は、混雑緩和のため、入場できる時間帯がいくつかに分けられていた。私は15時半に入場した。

 マウリッツハイスはオランダにある、わりと小さめの美術館だそうだ。そこが休館するため、主要な作品を日本に貸し出したものらしい。

 なんといっても今回の目玉は、フェルメールの「真珠の耳飾りの少女」であろう。肖像画を集めたブロックにあるのだが、混雑を見越して、観覧客を並ばせるためのスペースが絵のそばに用意されていた。
 今日は一般公開前だったから10分ぐらいで済んだが、本番では30分待ちぐらいになるかもしれない(あるいはもっと?)。
 警備員がブツのそばにいて「最前列のお客様は立ち止まらず、動きながらご覧になってください」と声をかけていた。
 脚立を使って絵を撮影している人がいたのだが、どうやらNHKのカメラマンだったようだ。後日、夜7時のニュースでこの展覧会が紹介されていた。

 個人的には、静物画のコーナーで見たヴァニタス画がよかった。
 拙作『蟻の階段』でもヴァニタス画を扱っているが、作中で説明したのはヒトの頭骨が描かれた、いかにもそれらしく見える絵のことだった。
 しかしこの展覧会のキャプションを読むと、たとえば頭骨がなくても、時計や花などがあれば虚栄を表すと解釈するらしい。となると、当時の画家たちがこぞって頭骨を描くようになったのは、流行によるものだったのかもしれない。

『マウリッツハイス展』は6月30日から9月17日まで。一般の入館料は1600円です。

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2012年6月23日 (土)

いまさらセブン(3) セットアップその1

 麻見和史です。いまさらWindows7パソコンを導入する話の3回目。今日はセットアップその1です。

          *

 エプソンのエンデバーAY320Sが届いた。発注した日の2日後、指定した時間帯にきちんと配達された。

 思ったより本体は小さく、30センチ×40センチ×10センチほど。横置きにしてテーブルの上に設置することにした。

 休日、15時過ぎからセットアップを開始し、20時ぐらいまで作業を続けた。以下は作業に関するメモ。

◆セットアップ用マニュアルはごくあっさりしたもので、詳しいことはPC内のマニュアルを参照せよとのこと。

◆マカフィーのウイルス対策ソフトが入っていたので削除し、別のソフトをインストール。

◆IEは9が入っている。旧PCよりIEのお気に入りを移行した。

◆Windows Live メールの設定 ★Win7ではOEは使えない!
・アカウントの移行 ★設定完了後、勝手に受信開始してしまった。まだメッセージを移行してないのに……。

・メールメッセージの移行 ★Liveメールでは、アカウントごとにメールを管理するようになっているらしい。最初にワークフォルダに入るが、そこから振り分けられる。管理が面倒。★旧PCからデータをインポートしたが、メッセージが見当たらない。「インポートされたメッセージ」の下にフォルダが隠れていた。わかりづらい!

・アドレス帳の移行 ★アドレス帳にOEのような「グループ」がなくなり、「カテゴリー」になってしまった。メール作成時、グループから選択できず一覧で全部名前が出てしまうので非常に使いづらい。★以前、人からもらったメールの名前が「ヤ山田太郎」のようになっていて、この「ヤ」は何なのだと不思議に思ったのだが、理由がわかった。Liveメールでは、こうしておかないと宛先選択が大変面倒なのだ。これ、まいったなあ。何とかならないのかなあ。

◆エプソン提供のデータ移行ツール ★ツールを作ってくれたのはありがたいが、何でもかんでもデータを移行しようとするのが難点。「LAN接続でのデータ移行」が説明書にきちんと書かれていなかったため、「ああもう!」という状態に陥って、結局手作業でデータ移行した。★WindowsXPとWindows7ではフォルダの構成が変わっているため、ネットで調査しながら手探りで作業した。

 ここまでで初日が終了。ネット検索、メール送受信はできるようになった。

 上にも書いてあるが、メールソフトがOutlook ExpressからWindows Live メールに変わり、戸惑っている。慣れるしかないか……。

 次は各種ソフトをインストールしていきます。

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2012年6月14日 (木)

いまさらセブン(2) 機種選定

 麻見和史です。いまさらWindows7パソコンを導入する話のつづき。今日は機種選定編です。

          *

 エプソンダイレクトのサイトでは機種ごとにCPU、メモリ、周辺機器などいくつかの選択肢が用意されていて、それらを選んでいくと最終的に見積書が出来上がるという寸法だ。予算を考えながら、あれこれパーツ選択したい人にはとても便利。

 今回は値段と性能のバランスを考えて、AY320Sという機種にした。OSはWindows7home32ビット版でいいだろう。
 デスクトップ型で画面はなし、CPUはインテルCore i3プロセッサーとし、メモリは標準の2倍の4GBとした。HDDは変更不可なので250GBと少なめだが、まあ充分だろう。
 3年間保証をつけ、送料込みで56,000円ちょっとになった。CPUをCeleronにすると13,000円ぐらい安くなるのだが、長く使うなら良いものを準備すべきである。少し予算をオーバーするが、これを第一候補とした。

 最終判断の前に、もう少しほかの情報を集めてみた。慎重な性格なのだ。
 まずは世間の評判。発売時のレビュー記事なども見たが、悪くない感触である。少なくともマイナスのイメージはない。

 続いて、家電量販店で同価格帯の商品を調査した。
 ノートPCなのだがCore i3、HDD300GB程度でメモリ2GBのWindows7Home64ビット版が5~6万円だったりするのを見ると、ちょっと心が揺れる。
 しかしノート型の宿命としてHDDが5400回転と遅いこと、また3年保証をつけても、1万円以下の修理費は自分持ちだと書かれているのを見て、それでは気軽に修理に出せないと思い、量販店での購入はやめておいた。
(ただし、家電製品なら無償で修理してもらえるケースがほとんどだと思う。そのおかげで大変助かったケースがあるので、後日報告したい)

 念のためエプソンダイレクトのサイトで調べると、こちらの3年保証は配送費、修理費ともに無料である。
 また、セットになっているあんしんプラス保証では、誤ってコーヒーをこぼして壊してしまった場合でも、一定額までは保証してくれるという。落として壊れてしまった場合にも適用されるそうだ。すばらしい。
 ということで、ウェブサイトから購入の申し込みをしました。

 次回、ブツの開梱とセットアップを行います。

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2012年6月10日 (日)

いまさらセブン(1) 情報収集

 麻見和史です。長年使っていたWindowsXPノートパソコンが再起動を繰り返すようになってしまったため(詳細はここここを参照)、いまさらですが、Windows7パソコンを購入することにしました。
 以下、何回かにわたって機種選定から購入、セットアップの様子などをメモしていきます。

          *

◆要求仕様
 予算は5万円程度。画面はなくてよい。できればWordとExcelの入ったOfficeが付いていると嬉しい。OSはWindows7。将来はメインマシンとする可能性があるので、デスクトップPCを希望。テレビ視聴機能とかブルーレイ対応などは不要(その分、値段を下げたい)。

◆調査
 価格ドットコムで調査を開始。
 値段だけ見ると、ノートPCでCD、DVDが使えないのだがOfficeがセットで3万円ちょっと、という機種がある。あまりの安さに心を揺さぶられたが、しかしこれ、いわゆるネットブックというやつですよね。本格的に自宅で使うには無理があるので、今回はやめておいた。

◆メーカー決定
 海外メーカーには抵抗があったので、国内のものを中心に見ていった。しかし東芝やSONYは画面までセットで販売されるケースが多く、当方の要求に合わない。吟味した結果、メーカーはエプソンに決定した。
 エプソンダイレクトという販売サイトで詳細を調べ始めた。ここの最大の特長は、パーツをある程度自分で選べるという点である。CPUの選択やメモリの追加が自由だし、画面なし、マウスなし、キーボードだけ購入ということも可能だ。今回、この自由度の高さが決め手になった。

 次回は機種を選定します。

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2012年6月 5日 (火)

『ヴェサリウスの柩』(文庫版)関連(3) 執筆当時のこと

 麻見和史です。5月30日に『ヴェサリウスの柩』文庫版が発売となりました。

01_2
 いただいた見本。

 ご覧のとおり、オビは黒です。作品の妖しい雰囲気によく合っています。
 以下、オビの惹句から。

解剖中遺体から摘出された一本のチューブ
そこには教授に対する謎の
告発文が……
若き女性助手が、
前代未聞の事件に挑む!

 巻末の解説は、三橋曉さんが書いてくださいました。ありがとうございました。
 解説の中に、「『ヴェサリウスの柩』は、鮎川哲也賞史上初の医学・医療ミステリだったのである」という一文があり、そういえばたしかに……と思いました。

 この話は「解剖実習用のご遺体から謎のチューブが出てくる」という着想を得て書き始めたものでした。そこから事件を展開させるには医学生たちを描くのが自然だったため、舞台は大学の解剖学教室となりました。

 作中では東都大学となっていますが、モデルは東京大学本郷キャンパスです。執筆に当たっては、関連書籍を調べると同時に、東大に出かけて構内を見て回りました。
(ただし作品内容はすべてフィクションであり、東京大学およびその職員、学生の方々とは一切関係ありません)

 最初は「天下の東京大学に自分のような人間が入っていいのだろうか」と不安に思いましたが、特別なチェックもなく、普通に立ち入ることができました。作中にもありますが、構内には犬を散歩させている近所の人などもいて、じつにのんびりした雰囲気です。
 何回か訪問するうちだんだん図々しくなってきて、夏の夜には学食でビールを飲んだりもしました。なつかしい……。

 シンポジウムなどに参加するようになったのも、東大に出入りしたことがきっかけです。
 刊行後のことですが、2010年に「医療における病理解剖」というシンポジウムがあり、初めて医学部本館に入ることができました。
 作中のシーンはどれも想像で書いたものでしたが、廊下の感じなどは思っていたとおりで、非常に感動したことを覚えています。

 最近サボり気味なので、時間を作ってまたセミナー、シンポジウムなどに参加したいと思っています。
 東大の駒場キャンパスでは、高校生向けの金曜特別講座というものがあって、難しいことをわかりやすく説明してくれます。これは一般人も参加可能です。ずいぶん前に一度行ったきりですが、近々また出かけようかと考えています。

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