活動状況(2012/3/24) 5月の刊行予定
麻見和史です。久しぶりに小説関連の記事です。
版元さんから新刊案内等で発表されたので、ここでもお知らせいたします。
おかげさまで新しい本の刊行が決まりました。たまたまですが、スケジュールが重なって5月に二冊出ることになりました。詳細は後日お知らせするとして、今日は概要だけご報告します。
*
ひとつは如月塔子と鷹野が活躍する、十一係ものの三冊目です。タイトルは『水晶の鼓動 警視庁捜査一課十一係』。
じつは別の話を半分ぐらいまで書いていたのですが、パワー不足が明らかになったため、中断しました。その後、勢いと熱量を重視して一から書いたのが『水晶の鼓動』です。
三作目で弱いものは出せないと考え、知恵を絞りました。『蟻の階段』は地道なブツ捜査を重ねていく、比較的おとなしい作品でしたが、『水晶の鼓動』は大きな話になるよう、材料の選択にも気を配っています。
あらすじでどこまで紹介されるか、まだわかりませんが、今回塔子たちに大きな試練が訪れます。塔子は、そして鷹野は、このピンチを乗り越えることができるのか。犯人は何を意図して、不可解な行動をとったのか。
タイトルになっている水晶の鼓動というのも、大事なキーワードになります。
『水晶の鼓動』は講談社ノベルスから5月上旬に発売の予定です。よろしくお願いいたします。
*
もう一冊はデビュー作『ヴェサリウスの柩』の文庫版です。東京創元社さんから出ます。
6年前の作なので、今回読み直してみていろいろ感じるものがありました。
技術的な面を見ると、もう少し仕掛けを入れて謎解きをしたほうが……とも思うのですが、とにかく題材の強さと展開の異様さで引っ張っていく話です。特に、後半で描かれるあの場所のシーンなどはもう……。
当時どこからあんな着想が出たのか、今ではよく覚えていません。あのころは妙な勢いを持っていたんだなあと、懐かしく感じました。
『ヴェサリウスの柩』は以前一度文庫化の話をいただいており、修正作業も進めていたのですが、諸事情あって刊行時期未定となっていました。
一般には、単行本の文庫化は3年後といわれています。5年も6年もたってしまっては、もう文庫版は出ないかなあと半分あきらめていたのですが、今年になって作業継続のお話をいただき、ついに発刊のはこびとなりました。
先日文庫版カバーのラフデザインを拝見しましたが、ひとめ見て、はっとするような絵柄でした。こういう方法があったのかと、思わず膝を打ちました。
内容が内容なので、デザイナーさんも苦労なさったと思いますが、大変雰囲気のある、美しい表紙になりそうです。完成が楽しみです。
『ヴェサリウスの柩』文庫版は5月後半に発売されるかと思います。こちらも、よろしくお願いいたします。
« パソコン環境の改善(2) IEのアドオン確認 | トップページ | 国立国会図書館・カード切り替え(1) 準備編 »
「創作関連・麻見和史のこと」カテゴリの記事
- 固定記事(2026.02.12)
- 『これが最後の仕事になる』関連 カバーデザイン等(2024.08.10)
- 『殺意の輪郭』関連 カバーデザインとあらすじ(2024.07.25)
- 『追憶の彼女』関連 カバーデザインとあらすじ(2024.07.24)
- 『魔弾の標的』関連 カバーデザインとあらすじ(2022.12.07)

