映画『はさみ hasami』
麻見和史です。7月10日、映画『はさみ hasami』の試写会に行ってきました。その感想をメモしておきます。
14時過ぎに中野サンプラザに入る。
今日の主催者は窪田理容美容専門学校というところで、創立60周年記念イベントの中で試写が行われた。14時半から15時45分まではダンスパフォーマンスを交えたショーを見学。中にダンスのうまい生徒さんがいて、個人的に練習しているのではないかと思われた。
16時15分から『はさみ hasami』(『は☆さ☆み』が正しい?)の試写スタート。
窪田理容美容専門学校がおもな舞台である(作品内では別の名前)。池脇千鶴、竹下景子、石丸謙二郎といった俳優さんが出演しているのだが、大部分は理容師を目指す生徒たちの悩みを描いた成長物語だ。
主役級の生徒はふたりで、高校時代引きこもりで今も接客に自信が持てない少年を窪田正孝さんが、学校をサボって恋人の家に通う少女を徳永えりさんが演じている。個性的な恋人役は綾野剛さん。
中野の町並みをそのまま撮影し、学校のシーンはほとんどこの専門学校内でロケしているらしい。地元の人にとっては楽しい作品に仕上がっているのではないだろうか。
私は理容について何も知らないので、ヘアサロンの舞台裏や専門知識が説明されるといいなあと期待していた。しかし光石冨士朗監督はこれを特殊職業の映画ではなく、学校の映画にしたかったようである。
舞台挨拶で、製作に当たり、参考のため山田洋次監督の『学校』を見た、と光石さんは話していた。そういう趣旨であれば、生徒たちがそれぞれ悩みを抱え、先生たちもその指導方法に悩むという今のスタイルが正解なのだろう。
『はさみ hasami』はどちらかというとドキュメンタリー寄りの、とても真面目な作品である。役者さんはみな一生懸命演技をしており、その姿勢はよく伝わってきた。専門知識や技術の話が出てくれば、さらに付加価値の高い作品になった可能性がある。
余談だが、この映画を見終わったあと、窪田理容美容専門学校まで足をのばしてみた。実際にはそれほど広くない前庭を、非常に広々と見せたカメラワークはさすがプロの仕事だと感じた。
なお、この作品は2011年公開予定だそうである。なぜこんなに早く試写会をやったのだろう。
★2011/11/09追記。今になっても公式サイトは工事中なので、残念ながら2011年中に公開することは難しいようです。
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