ポンペイ展(横浜美術館)
麻見和史です。4月30日、よこはま動物園ズーラシアへ行ったあと、横浜美術館で『ポンペイ展』を見てきました。
健康のためJR横浜駅から、みなとみらい地区まで歩いてみた。地図で見ると1キロぐらいだが、道が工事中だったりして、実際にはもう少し歩いた感じ。
横浜名物「シウマイ」の崎陽軒(きようけん)本店。中にレストランが入っているが、シューマイのコースというのはメニューに載っていなかった。
駅徒歩2分という好立地のヨコハマプラザホテル。14階建ての立派な建物だ。
しかし時代の流れには逆らえなかったのか、地下1階にインターネットカフェの出店を許してしまったようである。ナイトパックがあるため、ネットカフェとホテルは今や競合する業種だと思うのだが……。利用する客層が違うから、いいのだろうか。
ちなみにこの建物、1階から3階には漫画・アニメグッズを扱うアニメイトが出店している。入り口だけ見ると、中野辺りの雑居ビルみたいな印象。
てくてく歩いて、横浜美術館に到着した。
混んでいるようなら時間をずらそうかと思っていたが、意外と空いていたのでそのまま『ポンペイ展』を見た。
ポンペイはイタリアにあった町。1世紀にヴェスヴィオ火山の噴火により、壊滅したという。火山灰に埋もれた遺体が腐食して崩れ、空洞が出来た。そこに石膏を流し込んで得られた像が、はるか昔の悲劇を物語る。
ポンペイに関する企画展というと、2006年にBunkamura ザ・ミュージアムで『ポンペイの輝き展』が開催されている。そのときのカタログを見たことがあって、今回の『ポンペイ展』には大いに期待していた。
しかし結論から言うと、個人的には少々物足りないという思いが残った。
私のような人間が『ポンペイ展』から感じ取りたかったのは、なんといってもその悲劇性である。噴火がどのように起こり、どのように火山灰が降り積もって、人々が命を奪われたのか。詳細な説明はカタログに譲るとしても、簡単な経緯ぐらいはパネルに書いてほしいところ。
亡くなった方の型取りも、入ってすぐのあのような場所に、ぽんと置くのはどうかと思った。本来あれは展示のクライマックスとするべきで、順路の後半に配置したほうがよかったのではないでしょうか。
今回そうなっていなかったのは、もしかしたら型取り像がひとつしか調達できなかったせいかもしれない。1個だけでは悲劇性を強調するのは難しい。だから、悲劇性は脇において、発掘された美術品の展覧会としたのではないか。ふたつ、みっつと像が用意できていれば、企画展のコンセプトは大きく変わっていたかもしれない。
とまあ素人はごちゃごちゃ言うわけですが、もちろん面白いものもたくさんあった。
あの当時、すでに追い炊き機能の付いた風呂が造られていた、という事実には驚かされた。休憩コーナーのビデオで、公衆浴場の様子がCGで再現されていたのも良かった。
あれを見てヤマザキマリさんの漫画『テルマエ・ロマエ』を思い出した人、多かったのでは?
ミュージアムショップといえば、こんなものが販売されていましたよ。
企画展のあと、コレクション展を一回りする。
最後に見た写真展が非常によかった。1920年代のアメリカを撮影したものである。あとで美術館のウェブサイトを見たが、何という催しだったのかよくわからず、それがちょっと残念だった。
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