第19回東京大学環境安全研究センターシンポジウム
麻見和史です。久しぶりに東大の本郷キャンパスへ行ってきました。
今日は時間に余裕があったので、JRの御茶ノ水駅から歩いてみた。思ったより近くて、赤門まで15分かからないぐらいである。
赤門そばで建設中のビルは、どうなっているか。
こんなふうになっておりました。
こうして見ると、たしかに、景観に影響なしとは言いづらい感じである。
今日参加したのは第19回東京大学環境安全研究センターシンポジウム「研究・教育の現場における環境安全管理」というもの。会場は弥生講堂・一条ホールである。
農学部のほうにあるので、赤門からさらに5分ぐらい歩かなくてはならないのだった。
門を入って右手にある弥生講堂。非常にお洒落な建物だ。
中に入ってみる。
しかし……この椅子の硬いのには参った。受付の人が座布団を配布しなければならないほどの硬さなのだ。背もたれも木そのものなので、ごつごつしている。腰掛ける部分も床面から高すぎて、脚になんとなくストレスがかかる。音響への配慮も今ひとつで、スピーカーから出る声がちょっと聞き取りづらかった。
椅子の座り心地の悪さについては講演者の方も指摘しておられた。そう思っていたのが自分ひとりではないとわかって安心した。
プログラムは次のとおり。敬称略で失礼します。
◆「挨拶」
新井 充 環境安全研究センター長 教授
◆「挨拶・特別講演 安心・安全を創るセンシング技術」
山田一郎 東京大学副学長・環境安全本部長 教授
◆「大学における事故災害の原因と対策について」
大久保靖司 環境安全本部 教授・東京大学産業医
◆「大学における化学物質の安全管理について」
戸野倉賢一 環境安全研究センター 准教授
◆「がんばらない環境安全を作る -減衰する人智への対策-」
飯野謙次 特定非営利活動法人失敗学会 副会長
◆「“新領域”としての実験室安全 -管理・教育・研究-」
大島義人 大学院新領域創成科学研究科 教授
◆「東京大学における実験系有害廃棄物の管理と処理」
尾張眞則 環境安全研究センター 教授
キャンパスを歩いていると危険物や放射性物質のマークを見かけることがある。そうしたものの管理がどう行われているか、あるいは、廃棄はこの施設でこうやっていますよというのを写真付きで聞きたかったのだが、さすがにそこまでは出てこなかった。オープンキャンパスのときなどを狙って、個々の研究者に尋ねたほうがよいのかもしれない。
興味深かったのは、失敗学会の飯野さんのお話。
船場吉兆と赤福でほぼ同じころ衛生管理等の問題が表面化したが、前者は廃業に追い込まれ、後者は営業を続けることができた。これはなぜか。
船場吉兆が「今後は従業員一丸となり再発のないよう努力します」というふうに精神論で押し通そうとしたのに対し、赤福は消費者の目に見える形で業務改善をしたのがよかったらしい。従来製造年月日を包装紙だけに印刷していたが、箱にも印刷して、改竄できないようにした。また、商品を保存していた施設を壊してみせたそうである。
両社は業務内容が違うので単純な比較はできないが、しかし上記飯野さんの指摘には説得力がある。不祥事が起こったとき、謝るのはもちろんだが、今後の対策案をできるだけ早く発表すべきだということだ。
おまけ画像。

なぜかイルミネーションが施されている医学部本館。
ここに標本室、解剖実習室なんかが入っていたのではなかったか。それを考えると、ちょっとミスマッチのような気も……。
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