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麻見和史です。JR線のプラットホームで妙なマークを見つけました。
虫眼鏡を模したようなマークである。
おそらく、黄色い部分が何物かのありかを示しており、ピンク色の帯は「ここにあるよ」と強調しているのだろう。
視線を上方に転ずると……。
やはりそうだ。この場所に何かがあるのだ。
先ほどのマークとは少しバランスが違っている。バス停を示すピクトグラムのようにも見える。
これはいったい何なのか。
ウェブ上に同様の写真を掲載しているサイトがいくつかあったのだが、画像なのでキーワードで検索できず、探すのに骨が折れた。
正体は「閉塞境界標識」だそうである。
設置位置はだいたいプラットホームの真ん中辺り。ここを通過すると列車は駅を出発したと見なされるので、本部への連絡なしに勝手にバックさせてはいけない、という決まりがあるらしい。
閉塞というのは、線路を多くの区間に分け、一区間には一列車しか存在しないようにする基本的なルールのことだという。なるほど。
またひとつ、勉強になりました。
麻見和史です。久しぶりに東大の本郷キャンパスへ行ってきました。
今日は時間に余裕があったので、JRの御茶ノ水駅から歩いてみた。思ったより近くて、赤門まで15分かからないぐらいである。
赤門そばで建設中のビルは、どうなっているか。
こんなふうになっておりました。
こうして見ると、たしかに、景観に影響なしとは言いづらい感じである。
今日参加したのは第19回東京大学環境安全研究センターシンポジウム「研究・教育の現場における環境安全管理」というもの。会場は弥生講堂・一条ホールである。
農学部のほうにあるので、赤門からさらに5分ぐらい歩かなくてはならないのだった。
門を入って右手にある弥生講堂。非常にお洒落な建物だ。
中に入ってみる。
しかし……この椅子の硬いのには参った。受付の人が座布団を配布しなければならないほどの硬さなのだ。背もたれも木そのものなので、ごつごつしている。腰掛ける部分も床面から高すぎて、脚になんとなくストレスがかかる。音響への配慮も今ひとつで、スピーカーから出る声がちょっと聞き取りづらかった。
椅子の座り心地の悪さについては講演者の方も指摘しておられた。そう思っていたのが自分ひとりではないとわかって安心した。
プログラムは次のとおり。敬称略で失礼します。
◆「挨拶」
新井 充 環境安全研究センター長 教授
◆「挨拶・特別講演 安心・安全を創るセンシング技術」
山田一郎 東京大学副学長・環境安全本部長 教授
◆「大学における事故災害の原因と対策について」
大久保靖司 環境安全本部 教授・東京大学産業医
◆「大学における化学物質の安全管理について」
戸野倉賢一 環境安全研究センター 准教授
◆「がんばらない環境安全を作る -減衰する人智への対策-」
飯野謙次 特定非営利活動法人失敗学会 副会長
◆「“新領域”としての実験室安全 -管理・教育・研究-」
大島義人 大学院新領域創成科学研究科 教授
◆「東京大学における実験系有害廃棄物の管理と処理」
尾張眞則 環境安全研究センター 教授
キャンパスを歩いていると危険物や放射性物質のマークを見かけることがある。そうしたものの管理がどう行われているか、あるいは、廃棄はこの施設でこうやっていますよというのを写真付きで聞きたかったのだが、さすがにそこまでは出てこなかった。オープンキャンパスのときなどを狙って、個々の研究者に尋ねたほうがよいのかもしれない。
興味深かったのは、失敗学会の飯野さんのお話。
船場吉兆と赤福でほぼ同じころ衛生管理等の問題が表面化したが、前者は廃業に追い込まれ、後者は営業を続けることができた。これはなぜか。
船場吉兆が「今後は従業員一丸となり再発のないよう努力します」というふうに精神論で押し通そうとしたのに対し、赤福は消費者の目に見える形で業務改善をしたのがよかったらしい。従来製造年月日を包装紙だけに印刷していたが、箱にも印刷して、改竄できないようにした。また、商品を保存していた施設を壊してみせたそうである。
両社は業務内容が違うので単純な比較はできないが、しかし上記飯野さんの指摘には説得力がある。不祥事が起こったとき、謝るのはもちろんだが、今後の対策案をできるだけ早く発表すべきだということだ。
おまけ画像。

なぜかイルミネーションが施されている医学部本館。
ここに標本室、解剖実習室なんかが入っていたのではなかったか。それを考えると、ちょっとミスマッチのような気も……。
麻見和史です。知らない営業マンがやってきた話。
先日のこと、夜郵便受けを覗いたら、フォークリフトのカタログが入っていてびっくりした。営業マンが直接投げ込んでいったらしい。
しかしなぜフォークリフト? 不思議に思ったのだが、添付されたメモを見て納得した。
先日『2009東京トラックショー』を見学したのだが、あるブースでカタログ欲しさに名刺を置いてきたのだ。それを見て、最寄りの営業所から、営業マンが訪ねてきたらしい。
向こうは、まさか一般人がフォークリフトに興味を持つとは思わなかったのだろう。商売になることを期待してやってきただろうから、ちょっと悪いことをした。事前に電話をくれれば、無駄足を踏ませずに済んだと思うのだ。
それとですね、わざわざ届けてもらったのだが、私、このカタログすでに持っております。
まあしかし、せっかくなので、あらためてカタログをじっくり拝見した。
フォークリフトは大きくバッテリー式とエンジン式に分かれるが、そのほかにもLPG(液化天然ガス)仕様車、CNG(圧縮天然ガス)仕様車があるそうだ。環境に配慮してのことだろう。
用途別としては、冷凍/冷蔵庫仕様車、防爆タイプというのに惹かれた。
フォークの部分には、オプションで各種アタッチメントが用意されているそうだ。これを模型で売り出したら面白いのではないかと思った。
……あまり需要ないですかね。
麻見和史です。再び千葉市に行ってきました。
千葉市科学館の入るQiballの1階で、独立行政法人放射線医学総合研究所(放医研)、財団法人内藤泰春科学技術振興財団主催の『科学技術カフェ2009 in Chiba 放射線と科学技術』が開催されたので見学した。
JR千葉駅から十数分歩き、なんとか13時の開会に間に合った。
まず長浜博行厚生労働副大臣、熊谷俊人千葉市長などが挨拶。放医研は優れた研究をしているらしいが、一般の知名度は高くない(私も最近まで存在を知らなかった)。熊谷市長は今後、放医研を始めとする研究施設を応援し、千葉市を科学の都にしたいと話していた。まだ31歳の大変若い方である。
そのあと、放医研の中村さんという研究員が、簡単に研究内容を説明してくれた。ペットボトルを圧縮、加工してPET(ポジトロン断層撮像法)装置の部品を安価に供給する技術が、間もなく報道発表されるらしい。この方もまた31歳だそうだ。
ほかにはセミナーがあるわけではなく、15ぐらいのブースで研究施設、企業などがパネル展示やデモをやっていた。子供さんたちはスタンプラリーに精を出している。一定数のブースを回るとマグカップがもらえるらしい。
放医研はいくつかブースを出していたが、一番大きなところで、大量の資料をいただくことができた。助かりました。
放医研の別のブースで、放射線に関する基礎的な質問をしたのだが、あまりにこちらが素人すぎて、先方も困っている様子だった。たとえて言えば、クォークエクスプレスの専門家に、MacとWindowsの違いを説明してくれと頼んだようなものか。
パネルにエックス線やガンマ線、ベータ線などの文字があったので、てっきりそのへんに詳しい方だと思っていた。残念。
このイベントは、一般人や子供たちに科学の魅力を伝えるのが目的のはず。放射線の基礎を説明するコーナーがあってもよかったのではないだろうか。私も含めて、今日の来場者のほとんどは、エックス線とガンマ線の違いを理解しないまま帰っていったものと思われるので……。
熊谷市長は、今後もこうしたイベントを開催したい考えらしい。その影響か、放医研の動きも最近活発である。私も、もう少し基礎を勉強してからセミナーなどに参加したい。
麻見和史です。先月のことですが、千葉市にある千葉市科学館を見学してきました。
科学館は7~10階にある。エレベーターで登るので、知らない人にはちょっとわかりにくいかもしれない。
入場料は大人500円(企画展は別料金)。それほど著名な施設ではないため、失礼ながらあまり期待をしていなかったのだが、入ってみてびっくりした。
きちんと見たら半日では足りないぐらい、展示物が充実している。部分的には、お台場の日本科学未来館よりセンスがいいと感じるコーナーもあった。
これは、2進数を両手の指で表しているコーナー。
内容も面白いが、展示の仕方が優れている。芸術作品のようで大変美しい。
企画展「ボンジョルノ、ガリレオ! ~ガリレオからはじまった科学~」も見た。
1632年に1000部刷られたという、ガリレオの『天文対話』が展示されていた。説明員氏の話では、千葉市郷土博物館の人がどこかで購入し、保管していたものらしい。
千葉市がそんな貴重書を持っているとは知らなかった。今市場に出たら、いくらぐらいになるのだろう。