カンポ・バエザの建築
麻見和史です。『知能的太陽光植物工場』を聴講したあと、TOTOのビルに行ってきました。
乃木坂トンネルの横を歩いて、乃木坂駅の反対側出口へ行く。TOTOのビルを発見。前に来たときは経路が違っていたので、今日は急に見つかった感じ。
3階にあるギャラリー・間で『カンポ・バエザの建築』を見学。
このギャラリー・間は展示室が3階と4階に分かれているのだが、フロアを移動するのに一旦空中庭園ふうのスペースに出なければならない。じつはエレベーターで行き来できると思うのだが、みんなこっちを使っているので、それにならう。
だがここ、見るからに危なっかしい階段を上り下りしなければならないのだ。どれぐらい危なっかしいかというと、こんな感じである。
上の展示室に行くには、階段を上ったあと折り返して建物に戻る。では、あの突き出た部分にはなんの意味が?
突き出た部分の一番端まで行ってみる。高所恐怖症気味の人間には、何かの罰ゲームのようにも感じられる場所だ。こんなふうになっている。
ちょっとわかりにくいが、この先はビルの谷間。男らしさが試される一瞬だ。
さて、展示内容である。カンポ・バエザさんはスペインの建築家で、代表作としてグラナダ貯蓄銀行本社などがあるそうだ。
3階には彼が設計した建築物のラフスケッチが樹木のように吊り下げられ、インスタレーションとなっている。
4階には作品の写真とその説明が並んでいたが、しかしあれ、もっと広いスペースに展示できなかったのだろうか。展示室には充分なスペースがあるのに、わざわざ狭い通路のようにして、ちょこちょこと並べてあった。大きな写真で、部屋の半分ぐらいに展示してもらえたら、迫力が出たと思うんですが。何か、そうできない理由があったのだろうか。
同じ4階にバエザさんへのインタビュー映像が流されており、これはとても参考になった。建築物の中に射し込む光を重視していること、建築は重力への挑戦だと考えていることを説明したあと、
「音楽などと違って、建築作品は一度出来てしまうとやり直しがきかない。だが、音楽の場合、演奏がまずければ良さが伝わらないのに対し、建築は一度出来てしまえば毎日傑作を楽しんでもらうことができる」
といった意味のことを話していた。なるほど、そのとおりだと思った。
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