第2回日本旅行医学会看護部会
麻見和史です。本日は『第2回日本旅行医学会看護部会』に出席してきました。
13時から東中野のホスピタリティツーリズム専門学校A館8階のホールにて。200人ぐらい入りそうな立派なホールだが、参加者は30名ぐらいだった。当方は部外者なのだが、せっかくなので一番前の席に座って聴講する。
一般には知られていないが、日本旅行医学会は会員1600人を数える学会なのだそうだ。発足当初は旅行会社などから、
「旅のイメージが悪くなるから、旅行中の怪我や病気の話をするのはやめてくれ」
と難色を示されたそうだ。しかし、その後理解も深まり、今では学会の活動に協力してくれる会社も多いという。
従来の旅行医学は、海外渡航者に対する感染症対策の注射など、予防医学のイメージが強かった。しかし最近では、海外に出かけて治療を受けるという、あらたな動きが出てきているらしい。ロシアから中国の病院へ行くなど。
日本人の場合、渡航してしまってから病気や怪我をすると、個人または企業の責任で治療するなり帰国しなければならない。しかし他国の例では、外国で旅行者が倒れた場合、政府がすみやかに帰国手続きをとってくれるところもあるという。頼もしいことである。それに比べて日本は……という話になってしまうのは、どんなシンポジウムでもよくあること。
国によって良いところも悪いところもあるのだが、その学会、その当事者の目で見て一番制度の進んでいるところを例に挙げるわけだから、たいていの場合、日本は遅れているように見えてしまう。
シンポジウムに出席し続けていると、だんだん「日本って駄目なんじゃないか」という気になってくる。実際にはそんなことはないはずで、日本はここが優れているという話をしてくれる人がいればいいのだが、あいにくこうした集まりは問題点を議論し合うのが目的なので、まずいところばかりがクローズアップされる傾向にある。
看護師・山本さんの話を楽しみにしていたのだが、すでに知っていることと重複する部分がけっこうあった。時間が限られているので仕方ないとは思いますが。
一方で、産業保健師の松木さんの話は新鮮、かつ刺激的。これは勉強になった。あとでちょっと調べてみよう。
三番手、弁護士の原田先生のお話は法的な問題に踏み込んだもので、みんな神妙な顔で聞いていた。ツアーナースの責任といっても、実際にはケース・バイ・ケースとなることが多いから、何か事が起こってしまったら、これはもう覚悟を決めるしかないのだろう。
迷ったのだが、結局懇親会はパスした。参加人数が少ないので、部外者がうろうろすると絶対目立つに違いない。
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