生体分子の機能を1分子蛍光イメージングで解き明かす
麻見和史です。10月22日のつづきのエントリーです。安田講堂を出たあと、暗くなったキャンパスを走って移動。CNBIセミナー『生体分子の機能を1分子蛍光イメージングで解き明かす』を聴講してきました。
工学部1号館に入り、15番教室を探して廊下を進む。見つけて、部屋に入ろうとしたら女性に声をかけられた。教室横に休憩スペースみたいな場所があり、そこで受付をやっていたのだ。すみません、てっきりサークル活動の人かと思ってしまいました。
18時から1時間ほどの講義である。毎週やっているのは知っていたが、出席したのは今回が初めて。本日の講師は大学院薬学系研究科の船津先生であった。もとは早稲田の教授だったそうで、受講者の中には早稲田の学生さんもいた。ほかに企業の人も参加していたようである。
講義の最中に質問が挟まれる場面があり、また講義後の質疑応答ではさらに10人ぐらいが挙手していた。これほど積極的な受講者を見るのは珍しい。開始時刻が遅く、かつ、きわめて専門的な内容なので、私みたいな一般人はほとんどいないらしい。
講義内容は、スタイツ先生の話とはまた別の難しさがあり、ここでもちんぷんかんぷんな状態に陥った。当然のことながら、専門用語の説明からスタートするわけではないので、まず言葉の定義がわからない。
考えてみれば当方、ナノテクノロジー系のセミナーに出るのは初めてなのだった。直接ミステリーネタにはならないだろうと、今まで調べずにいたが、勉強すれば何か面白い話が見つかることもあるだろうか。
「犯人は、この光ピンセットでマイクロビーズを操作したのですよ。普通それを観察することはできない。しかし対物レンズ型エバネッセント照明で局所励起させれば云々」
いったいどんな事件なんだ……。
冗談はともかく、分子ひとつを光らせ、その挙動を観察できるというのはすごい技術である。
ここでワトソン博士の話とつながってくるのだが、2世代先のゲノムシーケンサーはこうした技術を使い、15分でヒトのゲノム解析を可能にすることを目指しているという。ワトソン博士の解析は画期的に速かったものの、それでも2カ月かかったというから、新世代のシーケンサーはかなり期待されているはずだ──ということだけはわかった。
全然関係ない話ですが、赤門のすぐそばに高層マンションを建てる計画があるそうで、歩道には断固反対の立て看板が10メートルおきぐらいに設置されていた。予定では23階建てだそうです。
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