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2008年9月の記事

2008年9月30日 (火)

『真夜中のタランテラ』のこと(2)

 麻見和史です。夕方、東京創元社さんを訪問してきました。

 少し作業をしたあと、社員の方々と雑談。慣れないのでたいそう緊張する。
 ちょうど、著者購入用に確保をお願いした『タランテラ』の用意ができていた。送りましょうかと訊かれたが、少量なので持って帰りますと答えた。送料、もったいないですから。
 その後の分科会で、少し突っ込んだ話をする。普段、業界の方との交渉がほとんどないので、大変勉強になった。まだまだ修行が必要です。

 さて、本日ぐらいから『真夜中のタランテラ』が店頭に並び始めていると思うのですが、ばたばたしていて確認できませんでした。週末、何軒か書店さんを覗いてみようと思います。

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2008年9月27日 (土)

薬の原点

 麻見和史です。今日は東邦大学薬学部主催の『薬の原点』を聴講してきました。

 東邦大学習志野キャンパスには薬草園などもあるようだ。最近建てられたらしいC館1階のホールはとてもきれいだった。しかし椅子が若干座りづらい感じ。機能性を重視したせいだと思われる。
 13時半から3つの講演を聞く。最初の「薬の原点」は趣旨説明的なもので10分ぐらいだった。メインのお話はこのあとの2つである。
「創薬、育薬:くすりを創る、くすりを育てる」ではアステラス製薬代表取締役会長の方が登壇。アステラス製薬というのはなんだろうと思ったら、2005年に山之内製薬と藤沢薬品が合併して出来た会社なのだそうだ。知らなかった。
 こうした講演には慣れていらっしゃる様子で、私のような部外者にもわかりやすく話してくれた。話題のiPS細胞はここでも出て、創薬の世界でも大いに期待されているという。研究開発の段階で、ラットやマウスではテストしきれないところが出てくるが、いきなりヒトで試すわけにはいかない。皮膚由来のiPS細胞ならさまざまな試験ができるだろう、ということだった。
 質問コーナーではこんな問いが出た。
「会長さんは獣医学が専門だそうですが、なぜケダモノ(ママ)の研究をしていたのに、ヒトの薬を作る会社でトップに立てたんですか」
 講演の内容とはいささかズレがあるのだが、会長さんは落ち着いた感じでこう回答した。
「自分が入社した旧山之内製薬には学閥や派閥はなかった。また、業界トップでなかったこととも関係あると思うが、自由に仕事をさせてもらえた。運のよさもあって、自分はこういう立場になれたと思う。今のご質問は我が社への応援の言葉と受け取り、今後の励みにいたします」(大意)
 講演会やシンポジウムでの質疑応答はいつもスリリングで、手に汗握ってしまうことが多いのだが、今日はきれいにまとまった。
 三つ目の講演は准教授による「薬と上手くつきあうためには」で、こちらは大学での講義を思わせる内容だった。一般市民が相手ということでかなりやさしく説明してくれたのだが、もう少し踏み込んだ内容でもよかったように思います。
 休憩時間に紙パック入りのジュースが出た。過去、講演会でホットコーヒーが出たことはあるが、冷たい飲み物は初めて。おいしくいただきました。

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2008年9月24日 (水)

『真夜中のタランテラ』のこと(1)

 麻見和史です。2008年9月30日、東京創元社の叢書〈ミステリ・フロンティア〉の第48回配本として、麻見の第2長編、『真夜中のタランテラ』が発売されることとなりました。ようやく形になり、今はほっとしています。『ヴェサリウスの柩』から2年、この間いろいろありました。

 ここまで時間がかかってしまった理由としては、なんといっても自分自身の力量不足が一番大きいのですが、それ以外にこんなこともありました。

 東京創元社サイト
 
『真夜中のタランテラ』 ここだけのあとがき

 本来悩まなくていいであろう部分で、いろいろ悩んでしまったのかもしれません。このへん、まだまだ未熟というか、バランス感覚が乏しいというか……修行不足です。
 トリック重視の方には「なんでそんなことで悩んでいるのか不思議」と言われそうですが、しかし当方、トリックだけでなく、「なぜ犯人はそんなことをしたのか」という動機面にも説明を加えたいと思っています。欲張りなのはわかっていますが、可能な限り、謎の解明と人間ドラマを両立させられるよう、努力していきたいと考えています。

 東京創元社サイト
 
麻見和史『真夜中のタランテラ』の紹介ページはこちら

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2008年9月19日 (金)

非業の死の記憶 追悼儀礼のポリティクス

 麻見和史です。仕事を調整して東大のシンポジウム『非業の死の記憶 追悼儀礼のポリティクス』を聴講してきました。

 13時から東京大学本郷キャンパスの法文2号館2階、1番大教室にて。法文2号館地下の食堂「銀杏・メトロ」には何度も入ったことがあるが、2階に上がるのは初めてだ。

 いきなり脱線しますが、ここで私と東大の関係を少々。
 当方、東京大学とは無関係の人間ですが、ここで企画してくれる講義・シンポジウムにはずいぶんお世話になってます。気分的には「第二の母校」と呼びたいぐらいである(迷惑ですか)。昔はおそれ多くて入れなかった本郷キャンパスも、今は平気で歩けるようになった。学生さんに交じって、ときどき学食でカツ丼を食べたりもしている。人間、年をとるとだんだん図々しくなります。
 じつは、鮎川哲也賞をいただいた『ヴェサリウスの柩』は、東京大学をモデルとした「東都大学」を舞台としていた。鮎川賞受賞作が刊行される際には必ず「受賞の言葉」というページがつくのだが、ここに載せる写真を用意するよう編集さんに言われ、どうしようか悩んだのが2年前。「せっかく東大をモデルにしたのだし、やはり写真は本郷キャンパスで撮らねばなるまい」と考え、通行人がいなくなった隙に、医学部1号館の前で肖像写真を撮って帰ってきた。とまあ、そんなことが懐かしく思い出されます。

 本題に戻りまして──。
 チラシによると今日のシンポジウムは、『東京大学グローバルCOEプログラム「死生学の展開と組織化」・フランス国立極東学院・トゥルーズ大学社会人類学センター共催研究集会』というもので、フランス人の先生の講演には通訳がつく。
 こういう場合の通訳には2種類あって、講演者がある分量喋ったあとまとめて訳すケース(バッチ処理)と、通訳機を貸し出してくれる同時通訳(リアル処理)に分かれるが、今日は後者のほうだった。チャンネル1が日本語、チャンネル2がフランス語である。通訳者は教室後方のガラスで仕切られたブースに入って、同時通訳をする。大変な技術だといつもながら感心させられる。今日の講演は6本で、日仏日仏仏日の順だった。

「死生学」というものには馴染みがないが、文学部内にそういう講座があり、そこが中心となって2002年からシンポジウムやワークショップを始め、今は第2期目だそうである。死と生を考える哲学メインのものかと思ったが、医学部の協力を得てターミナルケアなどのテーマも扱っているらしい。
 今日のシンポジウムは史学を取り込んで「大量死」を考えるもので、それを「非業の死」と称していた。現在大量死の原因となり得るのは戦争、虐殺(ジェノサイド)、災害の3つである。講演内容としては具体的にスペイン内乱、ベトナム戦争、カンボジアの問題、そして阪神・淡路大震災などが取りあげられた。

 こうしたシンポジウムではタイムテーブルどおりにいかないのが常だが、最後の討論の際、通訳機のトラブルがあってさらに予定時間をオーバーした。このあと懇親会があるため、司会の先生が「時間がありませんので」を連発して、慌ただしい終わり方になってしまった。

 以下、ごく個人的な感想を述べると、自然科学系と違って「これが新発見」「ここが新技術」というアピールがしにくいため、どうしても人文系のシンポジウムは終了後にもやもや感が残る。たとえば講演台本を工夫して起承転結をはっきりさせれば、聴衆の反応もだいぶ変わると思うのですがいかがでしょうか。
 まあしかし、これは研究発表であって演劇やショーなどではないのだから別に面白くする必要はない、と言われればまったくそのとおりである。

 今日は時間がなくて総合研究博物館の展示『UMUTオープンラボ―建築模型の博物都市』を見ることはできなかった。12月19日までやっているので、別途また見に行くことにする。
 そういえばこの本郷の博物館、9月末までは月曜休館だが10月以降は土日祝が休館になるそうである。ちょっと不便になります。

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2008年9月17日 (水)

イノベーション・ジャパン2008

 麻見和史です。今日は仕事を調整して、『イノベーション・ジャパン2008─大学見本市』に行ってきました。

 場所は有楽町の東京国際フォーラム。12時30分からパネルディスカッション『再生医療の未来』をホールB7で聞く。
 理化学研究所の西川先生は温厚で、わかりやすく再生医療の説明をしてくれた。名古屋大学の上田実先生(培養皮膚)見たさに申し込んだイベントだが、以前脳のシンポジウムで見た慶応大学の岡野先生も出ていてびっくりした。よく見たら、ちゃんと予告されておりました。

「日本は倫理的な問題から再生医療などの規制が厳しい。たとえばアメリカのFDAのように『安全性の確認がとれているからここまではやっていい、あとは各研究機関の判断に任せる。宗教問題は一切関知しません』と割り切るぐらいのことをしてほしい」
 という話が出た。これは岡野先生ら基礎研究派の考え。
 一方上田先生は、最近のiPS細胞ブームで国の研究予算がそっちへ流れてしまっていることに不満を抱いておられるご様子。
「夢を見せてくれる基礎研究も良いが、現実には熱傷などで培養皮膚を必要としている人もいる。そうした患者のために体性幹細胞を研究するのは大事なこと。日本は、基礎研究では超一流だが臨床研究は予算不足。もっと実用化のために力を入れるべき」
 といったことを述べておられた。
 9月30日発売となる拙著『真夜中のタランテラ』にも再生医療の研究者が出てくるのだが、こうした話をもっと反映させられればよかったと思う。やはり現場の人の意見には重みがある。

 ガラス棟の新技術説明会をひとつサボって、展示会を一巡する。
 数が多くてひとつひとつゆっくり見られないのが残念。Youtubeにアップされるアニメなどをチェックするための動画検索技術(日本女子大学)がちょっと面白かった。著作権侵害に対抗するための技術らしい。ベンチャーで会社も興しているそうで「うまく軌道に乗りそうですか」と説明の人に訊いたら「私、学生なのでわかりません」とのこと。

 16時と16時半、ふたつの説明会に参加する。それぞれ30分の枠なのだが15分ぐらいで終わってしまった。質問はその場ではなく別室で受けるというので腰が引けてしまい、そのまま退散するしかなかった。そもそもこの『イノベーション・ジャパン2008』は産学連携を促進するためのイベントで、新技術説明会に参加するのは、大学の研究にお金を出そうという民間企業の人であるべきなのだ。私なんかは一般参加なので、大学の人にとっては説明をしてもメリットがないのである。紛らわしくてすみませんでした。

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2008年9月11日 (木)

航空ビジョン・シンポジウム2008

 麻見和史です。仕事を調整して、『航空ビジョン・シンポジウム2008~我が国航空科学技術の前途について~』に参加してきました。

 東京テレポート駅徒歩15分ぐらいで日本科学未来館に到着。未来館は10時開館だろうにどうやって7階のみらい館ホールに行くのかと思ったら、裏口から入るよう誘導された。300人収容のホールだが、250人ぐらい出席したようである。女性はたぶんひとりだけ。
 JAXAの技術参与の講演に対し、質問の時間にものすごい勢いで噛みついた人がいて、何事かとみんな固唾をのんでいた。当方もいろんなシンポジウムに出席しているが、ここまで燃え上がった方を見たのは初めてである。どうも個人的な遺恨があるらしく、講演の趣旨とはズレてしまっているのだが言わずにはいられない、というふうに見えた。あとで個別にお話うかがいますから、というので一旦はおさまったが、夕方のパネルディスカッションでこの男性、再度マイクを握って噛みついた。どういう人なのか、非常に気になる。ちょっとお話をうかがってみたい気がした。

 IHIのエンジン屋さん、航空管制の専門家、川崎重工の方など、プロの話は勉強になった。しかし一番共感できたのは読売新聞の科学系論説委員の意見。この方は第三者の視点で航空業界の問題点を語ってくれた。MRJ(三菱リージョナルジェット)の計画があるとはいえ、日本の航空機産業は今難しい状態にある。ただ航空機へのロマンだけを語っていても駄目で、関係者が危機感をもって国民に航空機の魅力を伝えなくては──という趣旨の話である。当方の感想もそれに近い。

 今日多くの話を聞いていてもっとも強く感じたのは「今日ここに参集した方は、みんな飛行機が好きなのだ」ということ。最後のディスカッションで発言した方の意見に、それが集約されていたと思う。
「防衛省納入の飛行機が完成してもマスコミはそれに触れない。学会でも軍用機は一切無視される。そんなふうだから日本の航空機産業は駄目なのだ。戦争があったから航空機技術は急激な発達を遂げたのであり、それを無視して飛行機は語れないはず」(大意)
 といったことを熱く語っておられた。反戦の立場の人が聞いたら大変なことになりそうな発言だが、しかし、この発言の直後、会場からは盛大な拍手が起こったのである。

 ということで人間観察はできたのだが、肝心の三菱の人がひとりも出席していないのが非常に残念でした。

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2008年9月10日 (水)

短篇調査団「造船の巻」

 麻見和史です。今日はneoneo坐で短篇調査団「造船の巻」を見てきました。

 20時、淡路町のneoneo坐へ。前回「引っ越しの巻」を見たのはけっこう前のことなので久しぶりである。あのときはカンパ500円というちょっと曖昧な料金設定だったのだが、その後改訂されて資料代500円が実質的な観覧料となったようだ。領収証もすでに用意されていた。前回は「カンパなのに500円均一とはこれいかに?」と感じたので、この改訂はよいことだと思います。

 今日の観客は全部で7名ほど。いったいどういう属性の人が見にきているのか、非常に気になる。neoneo坐で上映されるのはスタッフが日比谷図書館で探してきた古い記録映画なのだ。企業のPRフィルムとか、制作年不明の色あせたものも含まれている。どういう経緯で、そうした映画に興味を持つようになったのだろう──と、自分を棚に上げて思ってしまった。

 今日は4本が上映されたが、いずれも日本の造船技術の高さを強調するもの。普段目にする機会のないフィルムなので、大変勉強になりました。

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