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カテゴリー「映画・テレビ」の記事

2016年7月 7日 (木)

ドラマ『重版出来!』感想(4) 第9話~第10話

 麻見和史です。ばたばたしていて遅れましたが、テレビドラマ『重版出来!』の感想(4)です。これが最後になります。
 以下、Twitterに投稿したものをまとめておきます(一部手直ししました)。

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『重版出来!』第9話見ました。漫画の場合、連載後に本が出るのが普通なので、別の雑誌への引き抜きということが起こるわけですね。小説だと書き下ろしが多いので、複数の会社と打ち合わせをして、具体的な執筆時期は追ってご相談……というケースが多いように思います。

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中田くんが三蔵山先生の奥さんに暴言を吐くシーン、ここに持ってきましたか。なるほど……。今回のラスト、あの中田くんにも人間らしいところが出てきたとわかって、とてもよかったですね。絵もうまくなっていたし、これなら『ピーヴ遷移』は人気作になりそうです。よかった。

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 ライバル誌『エンペラー』から引き抜きの誘いを受けたのは、高畑一寸先生でした。原稿料に関して『エンペラー』が『バイブス』より良い条件を出していたかどうかはわかりませんが、作家や漫画家は「あなたの新しい作品が読みたい」という編集者の声に弱いものです。『エンペラー』がこれだけ熱心に接触してきていれば、高畑先生の心が動いてしまうおそれもありました。

 普通、担当編集者の人選について作家・漫画家の側から指名することはできません。ですが、もし新米の小熊がとんでもないミスをしたり職務怠慢をやらかしたりすれば、高畑先生は編集長にクレームをつける可能性があります。その場合「もっと俺のことを大事にしてくれ」というのが高畑先生の言い分になると思います。

 この「もっと俺のことを大事にしてくれ」というのは、原稿料を上げてくれという要求よりずっと簡単なことのように聞こえますが、じつは案外難しくて、編集部の対応によっては、作家・漫画家と出版社の間に決定的な亀裂が生じてしまうことがあります。

 作家や漫画家は個人で仕事をしていますから、読者からの感想や売上の数字など、細かい部分で神経質になりがちです。小熊が軽い気持ちで言ってしまったことに、高畑先生がかちんときて急に怒り出すこともあり得るわけです。
 しかしその場合、小熊は何が起こったかわからないので、先輩や編集長に報告せず放置してしまう可能性があります。そういうことが何度も重なると高畑先生はだんだん嫌気がさしてくる。そして「俺を大事にしてくれそうな『エンペラー』に行こう」と決めてしまうのではないかと思うのです。

 原稿料はもちろん大切ですが、「自分のことを大事にしてくれているかどうか」という精神的な部分を重視する作家・漫画家は、実際のところ、かなり多いのではないかと私は考えています。

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遅くなりましたが『重版出来!』第10話見ました。三蔵山先生が中田くんと会ったときのバーチャルウォーターの話、効果的でしたね。受賞スピーチも面白かったし、最後は三蔵山先生がいいところを持っていってしまった感じ? でも中田くんも成長しましたよね。とても良い最終回でした。

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 これで全10話が終了しました。漫画業界の話ではありましたが、小説の世界にも共通するエピソードが多く、最後まで楽しめました。続編が制作されることを祈っています。

2016年6月 9日 (木)

ドラマ『重版出来!』感想(3) 第7話~第8話

 麻見和史です。テレビドラマ『重版出来!』の感想(3)です。
 以下、Twitterに投稿したものをまとめておきます(一部手直ししています)。

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『重版出来!』第7話見ました。原作で沼田さんのエピソードはいい話だとわかっていたのですが、ムロツヨシさんの演技で見事に泣かされました。独特の口調で喋る沼田さんと三蔵山先生のやりとりもよかったし、最後、中田くんと別れたあとの沼田さんもすばらしかったですね。

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このドラマは野木亜紀子さんの脚本が抜群にうまいと思います。もちろん原作が面白いからこそドラマの企画が出たわけでしょうが、現在刊行されている原作のエピソードを見渡して、映像用に物語を再構成しているところがすばらしい。変なものを足したりしないセンスの良さに好感が持てます。

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 商売である以上、どんな業界でも数字が重視されるわけですが、テレビドラマの場合は毎週視聴率が出てくるので大変だろうと思います。放送期間中、関係者は一喜一憂という感じなのかもしれません。

 数字がよかった場合、俳優さんのお手柄となることが多いようですが、私はもっと脚本家が評価されるべきだと思っています。『重版出来!』は野木亜紀子さんという方が担当なさっているそうですが、無茶をしない丁寧なストーリー展開だし、とても実力のある方だと感じます。原作を大事にしているところもすばらしいですよね。

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沼田さんは、作品を理解してくれる編集者に出会えなかった、ということでした。でも本人は積極的にアドバイスを受け入れなかったようなので、そこが分かれ目だったのかもしれません。商業の世界でやっていくのなら、やはり編集者のアドバイスやオーダーには従うべきだったのではないかと。

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ただ、編集者と作家の相性というのは確かにあります。私の場合も原稿の修正でOKが出ず、どんどん時間がたってしまうということがありました。「デビューするよりデビュー後に生き残るほうが大変」という話をときどき聞きますが、事実だと思います。運を味方につけるしかないんですよね。

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 沼田さんの話は本当によかったですね。私の中でムロツヨシさんというとコントのイメージが強かったのですが、抑えた演技によって、沼田さんの人柄を伝えることに見事、成功していました。
 夢破れて現場を去るというシーン、沼田さん本人もそうでしょうが、見送る人たちもつらいですよね。実力勝負の世界だから仕方がないとはいえ……。

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『重版出来!』第8話見ました。前回が傑作だったので評価が辛いかもしれませんが、今回は少しエピソードが多すぎたのでは……。中田くんの話、牛露田獏先生の話、地方書店の話、河さんと山縣留羽先生の話まであったので、どこを軸に見ればよいか分かりにくかったような気がしました。

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これは原作とドラマの構造の違いが原因だと思います。原作はそれぞれが短編として面白いのですが、そのまま映像にすると短編集みたいになってしまうので、今回は1話の中で小さいエピソードを同時に走らせることにしたんじゃないでしょうか。脚本担当さんも苦労された回だと思います。

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第8話ですが、個人的には河さんと山縣留羽先生のエピソードをじっくり見たかった気がします。ほんの一瞬でしたが、最後の河さんの表情、すばらしかったですもんね。

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 第8話はいくつかある小さい話をまとめて見せてくれた回で、これはこれで有りだと思います。るうるうの話は、私も原作を読んで気に入っていたので……。ただ、第7話のインパクトがあまりに強かったので、上記のような感想になってしまいました。
 でも、このあとまだ中田くんの話がありますよね。楽しみにしています。

2016年6月 3日 (金)

ドラマ『重版出来!』感想(2) 第5話~第6話

 麻見和史です。テレビドラマ『重版出来!』の感想の続きです。
 以下、Twitterに投稿したものをまとめておきます(一部手直ししています)。

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『重版出来!』第5話見ました。今日は脚本担当さんの力が発揮された回でしたね。社長の回想は原作第1巻にありますが、まだストーリーが安定軌道に入る前だったので、初読のとき少しだけ違和感がありました。ドラマではそれを第5話に移してくれたので、自然に見ることができました。

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本の断裁を取り入れた脚本はとても効果的だったと思います。あのシーンで古い本の終焉が描かれ、その一方で大塚シュート先生の新刊が誕生するという希望も見せてくれたわけですよね。しかし、断裁ってあんなふうに行われるんですか。見ていてつらいものがあります。

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 本を保管しておくには広い場所が必要なので、出版社はみな倉庫を持っているようです。この倉庫を維持するにはお金がかかるので、売れない本の在庫はなるべく減らしたい。それで、定期的に断裁処理が行われるわけです。

 売れているときに在庫がないと販売の機会ロスになってしまいます。しかし売れるかどうかわからないものを大量に刷るわけにはいきません。それで、本を出すときには初版部数の見極めが大事になってきます。
この作家ならこれぐらいの部数は売れるだろう」という予測の結果、初版部数が決まります(ドラマでも会議の様子が描かれていましたよね)。ここで、過去の販売データが重視されます。

「前回この作家はこれだけしか売れませんでした」という悪い結果があると、次の部数は前回より減る可能性があります。部数が減るとお客さまの目に触れる機会が少なくなってさらに売れなくなり、次の部数はもっと減ってしまいます。
 駆け出し作家の時期にはこうした負のスパイラルに陥ることが多く、私も1冊ごとに初版部数が減っていくのを見て相当焦ったものでした。

 ちなみに、四六判単行本と文庫本の初版部数はかなり違います。当然のことながらお値段の安い文庫本のほうがよく売れるので、そちらのほうが部数も多くなるわけです。

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次回はついに、私の好きな「新人ツブシ」安井さんの話ですね。東江(あがりえ)さんと安井さんのエピソードに関してはいろいろ語りたいことがありますので、来週までにメモ帳に書きためておこうと思います。

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『重版出来!』第6話見ました。東江さんとの仕事を見て、あらためて「安井さんは言い方がきついなあ」と思いましたが、それでも彼を認めたいという気持ちは変わりませんでした。つきあいにくい人だけど、成果を挙げているわけですから、やはり優秀なんですよね。

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今回のトラブルの原因は安井さんの怠慢ではなく、芸能事務所が修正要求を出すのが遅かった、ということです。安井さんは無能な編集者ではないので、もし間に合いそうになければ、何らかの方法で東江さんをサポートしたと思うのです。刊行延期だけは絶対避けたかったはずなので。

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 第6話で描かれたトラブルですが、ざっくり説明するとこんな内容です。

 安井さんという漫画編集者が、映画化の決まっている小説をコミカライズ(漫画化)する、という仕事を取ってきました。彼はネットで見つけたアマチュアの東江さんという女子大生に連絡をとります。
 東江さんは、絵はうまいのですがストーリー作りが得意でないため、これを引き受けることにしました。彼女にとってはこの漫画がデビュー作となるわけです。
 ところが数話描き上げたところで安井さんから電話が……。
 映画の主演女優の所属事務所から要望があり、主人公の女性の髪形を変えることになった、というのです。今まで描いたものをすべて手直ししなければならず、東江さんは動揺します。しかし安井さんは、やってもらわなくては困る、と言って年末年始の休暇に入ってしまう──というストーリーです。

 当然、「安井さんはひどい!」という感想が出てくると思います。たしかに安井さんの態度にはちょっと問題がありますが、彼のようなきっちりした人なら事前にデザイン画を提出していたはずです(現に、小説家の先生からはOKが出ていた)。それなのに芸能事務所があとから要望を出してきたため、漫画家にしわ寄せが来てしまったわけです。

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いろいろと態度のよくない人ですが、それでも私が安井さんを評価するのは、彼が新人にきちんと仕事を与えているという点です。まだオリジナル作品をうまく描けない東江さんには、たとえ原作つきであっても、あれは良い仕事であり、良い経験になったのではないかと思います。

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なんといっても、本が出れば東江さんにはお金が入ります。今はコミカライズ専門だとしても、興都館と関係を作っておけば、オリジナルを描くチャンスは出てくると思うのです。これから安井さんを利用してやる! ぐらいの気持ちが東江さんにあれば、状況は変わっていたかもしれません。

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「いやいや、時間をかけてもオリジナル作品で勝負すべきだよ」という意見もあるでしょうが、私は、とにかく本を出し続けて力を伸ばしたほうが良いと考える立場です。いくら優れた作品を出したとしても、それが三年に一度では、新人作家は読者に忘れられてしまいますので。

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出版の世界には、新人の作品を何年も修正させ続ける編集さんがいます。その親心には感謝すべきですが、早く結果を出したい新人にとっては、待ち時間が相当なストレスになります。そう考えると、性格に難はあるものの、安井さんのような編集者も必要ではないかと思えてくるのです。

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でも、もし自分の担当が安井さんみたいな人だったら……。うーん、それはやっぱり嫌かもしれないですね。まあ安井さんも、つきあいの長い作家にはあんな態度をとらないだろうと思いますが。

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 私も二年半ぐらいずっと原稿の修正を続けていた時期があって、あのときは本当に困ってしまいました。自分で選んだ道だろう、と言われればそうなのですが、それにしても、長らく修正を続けたのにまったく結果が出ないというのはきついものです。

2016年6月 1日 (水)

ドラマ『重版出来!』感想(1) 第1話~第4話

 麻見和史です。テレビドラマ『重版出来!』を毎週楽しみにしています。書店さんや出版社、漫画家、小説家など、本に関わる仕事をする人には大変好評だと聞いています。

 今回特に感じたのですが、ドラマ化においては、優れた原作とそれをうまくアレンジした脚本がきちんと評価されるべきだと私は思います。普段出演者に注目することが多いですが、原作や脚本といった土台がしっかりしていなければ、ドラマは成立しませんよね。

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 以下、Twitterに投稿した感想をまとめておきます。今回は第1話から第4話までの分です(一部手直ししています)。

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ドラマ『重版出来!』第1話見ました。原作1巻の内容を忘れてしまっていたのですが、そうそう、面接であんなことがあったんでしたね。原作ではこの先、良いエピソードがたくさん出てくるので、どう映像化されるか楽しみです。あ、オダギリジョーさんは五百旗頭(いおきべ)さんそのものでした。

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三蔵山先生が自分への評価を見て落ち込むところは、見ていてつらいものがありました。漫画も小説も、お客さまの大事なおこづかいで買っていただくものなので、どんな感想でも作者は謙虚に受け入れるべきだと思っています。思ってはいるのですが、辛辣なものを見るとやはり凹みますよね。

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 第1話の面接シーンなどはドタバタコメディーっぽいところがありましたが、三蔵山先生の話はけっこうシリアスで、身につまされるものがありました。ネットの感想には、本当にきついものがありますから。

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ドラマ『重版出来!』第2話見ました。「うまくいきすぎだよ」と言う人もいるでしょうが、営業さんや書店員さんの応援があってヒット作が生まれる、というのは説得力がありました(ただ、あれだけの話題作ならもう少し早く重版になるような気も…)。とにかく八丹カズオ先生の努力が報われてよかった!

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『タンポポ鉄道』の話は原作でも「少し出来すぎかな」と感じたのですが、八丹カズオ先生がいい人なので、やっぱり売れてよかったなと、素直に感動しました。このドラマ、原作の雰囲気を活かしたキャスティングが本当にうまいと思います。

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ドラマ『重版出来!』第3話見ました。修正を依頼する側も大変だということがよくわかりました(いつもすみません)。どこでOKとするか、見極めるのは本当に難しいだろうなと思います。妥協して、あとで悪い評価をされても困るし…。次回「新人ツブシ」安井さんの話はとても好きなので、期待大です

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 編集者さんの仕事で一番大事なのは「的確な駄目出しをすること」だと思っています。なぜこれがよくないのかを説明し、こうあるべきでは? とアドバイスしてくださる方は信用できます。私の場合、編集さんのオーダーで仕事をしているという意識が強いので、アドバイスしていただいた部分はほとんど受け入れるようにしています。

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『重版出来!』第4話見ました。3カ月もデビューさせず、その作家の人生に責任とれるのか(大意)という安井さんの台詞は非常に重いものでした。良い作品でデビューさせたいという黒沢さんの親心はわかるのですが、新人作家は今自分がどのへんにいるかわからないため、とても不安になるんですよね。

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原稿の修正というのは難しくて、編集者の要求が作家にうまく伝わらない、作家の意図が編集者に伝わらない、などの理由で時間がかかってしまうことがあります。駄目なら駄目で早くボツにしてもらえれば諦めもつくのでしょうが…。私の場合、同じ原稿を2年以上修正し続けた経験があります。

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第4話ですが、中田くんと東江さんの会話はよかったですよね。あれで中田くんの天才性がわかりやすく説明され、東江さんはコンプレックスを感じたわけで…。中田くんは、原作ではかなり癖のある人として描かれていますが、ドラマ版では感情移入できそうなキャラになっていると感じます。

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 原稿修正は面倒ですし、できればやりたくないのですが、直せば必ず良くなります(経験談)。
 慣れてくると自分で「ここは駄目だろうなあ」とわかるようになるので、言われる前に直すようにします。つまり、自分に駄目出しをするわけです。
 これにも段階があって、最初のうちは直さない言い訳をいろいろ考えてしまうのですが、それを乗り越え、自分に鞭を入れることができるようになれば一歩前進かも……と思っています。

2016年4月14日 (木)

『重版出来!』感想(1) 重版まで8年

 麻見和史です。仕事の合間に漫画『重版出来!』を読んでいたのですが、ひとつひとつのエピソードが非常に優れていて心動かされました。
 5巻ぐらいまで読み進めたところで、4月からTBSでドラマ化されると知り、びっくりしました。まさにタイムリー。

 以下、Twitterに投稿した内容を転記しておきます(一部誤字訂正などがあります)。

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なんと、『重版出来!』がドラマ化されるんですね。オダギリジョーさんの五百旗頭(いおきべ)さんが完璧すぎる!
http://www.tbs.co.jp/juhan-shuttai/

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ちょうど『重版出来!』を読んでいるところだったので、ドラマ化の話を聞いてびっくりしました。昨日5巻まで読了。漫画編集の舞台裏を描いた作品ですが、小説の世界と通じる部分もあり、すごく感情移入しながら読んでいます。「あるある!」と共感するところが多い作品です。

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(続き)新人漫画家が価値観の異なる編集者との仕事で悩むとか、業界同士の力関係で漫画家がつらい思いをするとか…。うんうんとうなずきながら読みました。重版までの道は本当に険しいですよね。ちなみに私の本(小説)が初めて重版になったのは、デビューしてから8年目のことでした。

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 私が講談社さんから『石の繭』を刊行させていただいたのは、2011年のことでした。これが2013年に文庫化され、デビュー後8年目にしてついに「重版出来」となりました。

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『重版出来!』これから6巻を読みます。漫画と小説という違いはありますが、過去、私も苦労した経緯がありますので、新人漫画家さんを描いた話にはひどく感情移入してしまいます。ビール飲んだあとなんかに読むと、胸が熱くなります。

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昔話になりますがお許しを。私がデビューしたのは2006年でしたが、その後の4年間で1冊しか本が出せませんでした。「こいつはもう終わったな」と言われても仕方がない状態だったと思います。家族からも「次の本は一体いつ出るの?」と訊かれ、毎度返答に困るという有り様でした。

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ですがデビュー6年目に講談社さんに助けていただき、さまざまなアドバイスをいただいて『石の繭』を出すことができました。このシリーズは今も続いており、講談社さんには本当に感謝しています。そういう経緯があって、現在講談社さんのお仕事を少し優先させていただいている状態です(報恩謝徳)。

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 売れなかった時期は本当につらくてつらくて……。周りの人が全部、自分に対して悪意を持っているのではないかと思ってしまうほどでした。
 今考えれば先輩の作家さんに相談するとか、何か方法はあったような気もするのですが、当時はそういうことにまったく思い至りませんでした。

 さて、ここから先のツイートはちょっと真面目な話になります。

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ところで最近感じるのは、今の時代、出版社側に作家を育てる余裕がなくなってきているのかもしれない、ということです。以前なら「今回はあまり売れなかったけど次は頑張ろう」と励ましていただけたケースでも、もう悠長なことは言っていられない、という状況になっているのかなと。

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もちろん、デビュー作自体がすごく売れる本であり、デビュー時点で3作ぐらい傑作を用意しているのなら何も困らないのですが、そういう人は10年に一人いるかどうかでしょう。普通は2作目、3作目で少しレベルが落ち、それでも本を出し続けられた人が生き延びていく、という感じだと思います。

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 デビューした出版社で3作まで書くことが暗黙の了解であると、以前どこかで聞いた記憶がありますが、これは会社によって異なるようです。また、景気がよかったころと現在とでは状況が違いますよね。今はどうなっているのでしょうか……。

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どんな作家でも最初からうまいわけではなく、書き続けることで成長していくものだと思います。しかし今は、2作ぐらい失敗すると次の勝負は難しくなるのでは、と個人的には感じています。新人作家は特にそうで、下手をするとデビュー作だけで「この人は売れない」と判断されてしまうかもしれません。

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私などはデビュー8年目でようやく重版を経験した身ですから、相当なスロースターターです。今の時代に私がデビューしていたら、たぶん生き残るのは難しかっただろうと思います。出版業界の現状からすると「この人が育つのを待っている余裕はない」ということになっていたでしょうから。

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結局のところ、失敗もトラブルも作家自身の責任ではあるのですが、それにしても状況はシビアです。もしかしたら新人賞も、作家の可能性に賭けるというリスクはとらず、今年一番の収穫物を選ぶという感じになってきているかもしれません。つまり、育てるのに手間がかかりそうなら受賞作は無しにするとか。

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 出版物の売上が下がっている一方で、出版点数は増えているそうです。それだけ編集者のみなさんの仕事は忙しくなっているわけです。
 ただ、そんな中にあっても各出版社が新人賞を継続してくださっていることには敬意を表します。新人賞というシステムがなければ、多くの作家は世に出ることができなかったはずですから。

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そういう厳しい時代なので重版は本当にありがたい、重版になるのは幸せだ、ということを『重版出来!』を読んで感じた次第です。私の場合、自分ひとりでは、とてもここまでやってこられませんでした。熱意ある編集者のみなさまに支えられて、仕事を続けることができました。心よりお礼申し上げます。

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……ときれいにまとめたのですが、まことに申し訳ございません、麻見の執筆作業は今日も難航しております。熱意ある編集者のみなさまには大変ご迷惑をおかけしますが、今しばらくお時間いただけますよう、伏してお願い申し上げます。重版を目指して、これからも頑張りたいと思います。

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 ということで最後はいつものとおり、反省の弁で終わりました。今年の執筆スケジュールは、すでにだいぶ遅れております。春から夏にかけて、猛烈に頑張りたいと思います。

2016年4月 6日 (水)

アニメ『おそ松さん』

 麻見和史です。アニメ『おそ松さん』の放映が3月末で終了しました。
 第一話を見て「?」となり、その後ずっと視聴していなかったのですが、終盤にあらためて録画して見たところ、その面白さにびっくりしました。
 なんとか最初から見たいと思い、ネット配信で視聴できた経緯について、メモしておきます。
 以下、Twitterに投稿した内容の転記を交えます。

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大人気だと聞いて『おそ松さん』の最新話を見てみました。これ声優さんに頼ったアニメでしょ、なんて思っていたのですが……申し訳ありませんでした! 声優さんはもちろんですが、脚本や演出もすばらしいですね。灯油の話は小劇場のコメディーを見ているようでした(実は板付きだった十四松とか)。

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 第一話がかなりぶっ飛んだ内容だったため、私には向かない作品だなと思い、録画をやめてしまったという経緯がありました。しかしその後『おそ松さん』は世間で大人気となり、グッズはたちまち売り切れるし、イベントも満員になると聞いて、そうだとしたら私の感覚のほうがずれていたのかも、と考え直しました。それで最終回の少し前、23話を見てみたのです。

 そうしたら、まあ面白いこと! もともと私は芝居が好きで一時期よく見ていたため、シチュエーションコメディーふうの「灯油」には非常に驚かされました。こういう話をやっていたのなら、早くから見ればよかったと非常に後悔しました。

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『おそ松さん』のことを調べてみて、だんだん六人の見分けがつくようになってきました。今日帰りの電車で、若い女性が松関係のバッグを持っていたのですが、ひとめ見て「これは十四松とトド松だ」とわかりました(←ちょっと嬉しい)。

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 これは外出の帰りの話です。電車のシートに腰掛けてうとうとしていたのですが、ふと顔を上げたら、前に立っている女性が『おそ松さん』関連のイラストが入ったバッグを持っていました。
 ほんの数日前にはまったく違いがわからなかったのですが、このときは見分けがつくようになっていました。

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23話を見てから『おそ松さん』にハマってしまいました(←遅すぎる!)。なぜこれをもっと早く見なかったかと残念でなりません。ブルーレイ買うしかないかと思っていたら、月数百円でネット配信しているとわかり、この週末は自宅で『おそ松さん』大会をやっております。いやー本当に面白いですね。

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 加入したのはdアニメストアです。テレビでCMをやっているのは知っていましたが、今ひとつメリットが伝わってこなかったというのが正直なところです。
 アニメが見放題だといわれても、「『北斗の拳』とか『キン肉マン』とかじゃないの?」(←古すぎる)と思ってしまい、なかなか食指が動きませんでした。

 ところが『おそ松さん』見たさに調べてみたところ、dアニメストアでは今テレビで放送中のアニメが繰り返し何度も見られるというではないですか。おかげで私も『おそ松さん』を2話から順番に見ることができました(第1話だけは制作側の都合で配信されず)。

 ほかにも『僕だけがいない街』や『ダイヤのA』など、見逃した回のあるアニメが見つかりました。探せばまだいろいろ出てきそうなので、今後の視聴が楽しみです。

 ──とここまで書いてきましたが、なにか宣伝のように見えてしまったら申し訳ありません。当方、dアニメストアから何かもらっているわけではありませんので……(念のため)。

★2016/4/24追記。『おそ松さん』は夢中になって見たのですが、その後はまとまった時間がとれず、ほかのアニメは見ることができずにいます(熱しやすく冷めやすい性格)。月々の料金分ぐらいは視聴したいと思っているのですが……。

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2016年3月 5日 (土)

土曜ワイド劇場のリニューアル

 麻見和史です。4月から土曜ワイド劇場がリニューアルされるそうです。

 ネットニュースなどによると、テレビ朝日で改変説明会が行われたとのこと。その中で、4月から「土曜ワイド劇場」を「土曜プライム」に変更し、総合エンターテインメント枠にリニューアルすると発表されたようです。
 番組の内容としては、ドラマだけでなくバラエティーなども扱う予定で、サスペンスドラマを放送するときは「土曜ワイド劇場」という名前を使用する模様。

 2月27日に『特捜セブン』を放送していただいたばかりなので、ちょっと驚いております。

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2015年3月22日 (日)

アニメ『SHIROBAKO』

 麻見和史です。今まで黙っていたのですが、じつはアニメの『SHIROBAKO』を1話からずっと見ていました。最終回を目前にした23話はすばらしい出来で、あのラストシーンには涙が……(最近、涙腺が緩い)。以下、感想をメモします。

          *

『SHIROBAKO』はお仕事アニメとして企画されたそうで、アニメ業界の制作進行をアニメで描くという趣向が面白いな、と思っていた。
 知っている方には今さらでしょうが念のため説明すると、メインヒロイン(宮森あおい)はアニメ会社の制作担当である。ほかに原画担当(安原絵麻)、新人声優(坂木しずか)、3Dクリエーター(藤堂美沙)、脚本家志望の大学生(今井みどり)という友人がいて、将来五人でアニメを作りたいという夢を持っている。だが現実は厳しく、アニメ制作の現場はてんやわんやで、とても先のことなど考えられない状態。それでも一歩ずつ前へ進んでいくというストーリーである。

 この作品、仕事の現場を描くことにはこだわりがあって、背景のひとつひとつまでが非常にリアルである(現場を見たことはないが、たぶんこうなのだと思う)。
 毎週これでもかというぐらいにトラブルが発生し、しかしそれがみなの協力で解決されるところに爽快感がある。ドラマとしての誇張はあると思うが、仕事の進め方、社会人のあり方を丁寧に描いているところに好感が持てた。

 私はシステム開発系の仕事が長かったので、大きなプロジェクトが始まることへの不安、トラブルが発生したときの衝撃、急な対応を迫られたときの絶望感などはよくわかる。また、わりと周囲に気をつかう性格なので、人間関係でも苦労が多かった。そういうわけで、毎回感情移入をしながら『SHIROBAKO』を見ていたのである。

 仕事と組織をきちんと描いたという点だけでも注目に値する作品だが、主役五人の成長物語としても楽しめた。
 成長するために挫折は必要というわけで、五人はみんな悩みを抱えている。その中で、もっとも不遇だったのは新人声優の「ずかちゃん」こと坂木しずかであった。

 宮森、安原、藤堂はすでに会社員だし、後輩でまだ大学生の今井も新作アニメのスタッフに抜擢されている。それに比べて坂木はなかなかオーディションに合格できず、居酒屋のアルバイトでわずかな収入を得ている身だ。暗い部屋でひとりビールを飲みながら、テレビに出た年下の声優に嫉妬する、という場面もあった。そのずかちゃんがシリーズ終盤の23話で……。

 ネタバレになるといけないので詳しくは書かないが、ラスト、坂木の表情を見た宮森の反応がすばらしかった。
 以前、宮森が坂木を業界人に紹介してあげようとしたことがあった。しかしあのとき「自分にはまだ実績がないから」と思ったのだろう、坂木は遠慮した。仲間五人の中で彼女が一番苦労しているのを知っていたから、宮森は23話の最後でああいう反応を示したのである。

 あのシーンは脚本もよかったし、画もよかった。作中、アフレコ台本をあんな形で使った演出も見事。恥ずかしい話ですが、私、あのシーンで泣きました。動物や子供に泣かされるドラマはよくあるが、こういう形で心動かされることはとても珍しい。

 私もデビュー後、かなり苦しんだ時期があった。二作目が出るまで丸二年かかり、そのあと三作目は八回修正したが、それでも出版の目処が立たなかった。もちろん私の力量不足が原因なのだが、それ以外にもいろいろと悪いことが重なりすぎた。
 なにしろどん底の時期で、あのときの絶望感は半端なものではなかった。同じころデビューした作家さんたちがどんどん本を出しているのを見て、「なんでこんなことに……」と情けなく思ったものである。

 そういう経験があるので、夢を持った若者がチャンスをつかんでいく話には弱いのです。また、ここでは書けなかったが、木下監督や脚本の舞茸しめじ先生が知恵を絞るところなども好きだった。それから、本田さんの「万策尽きたー!」もよかった。あの口癖を思いついた人はすごいですよ。

 あと1話で『SHIROBAKO』が終わりかと思うと、本当に残念でならない。ぜひ続編をお願いします。

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2014年3月19日 (水)

アニメ『スペース☆ダンディ』

 麻見和史です。今日は珍しく、テレビアニメの話です。

          *

 宇宙もののSFアニメ『スペース☆ダンディ』を毎週見ている。宇宙人ハンターであるダンディが宇宙人とロボットを従え、あちこちの星で冒険するという話。
 いったい誰向けのアニメなのだろうと思っていたら、まさに私の世代向けだった。『キャプテン・フューチャー』とか『クラッシャージョウ』とか、なつかしいアニメを思い出します。
 あのころは宇宙に夢が持てた時代だった。

 人類が月に立ち、国際宇宙ステーションが現実のものとなった今、かえって宇宙は遠いものになったような気がする。もう辺境の星の宇宙人がどうとか、夢想することが難しい状況になっていますよね。

 そんな中で往年の宇宙SFをやろうとしたら、ちょっと距離をおいてコメディー路線でやるのが正解かもしれない。ということで、『スペース☆ダンディ』は笑いを重視した作品になっている。

 一話完結なのだが、数話見て驚いたのは、そのエピソードの中で人類の歴史が終わってしまったりすることだ。それなのに次の話では、何事もなかったかのようにダンディたちが登場する。
 シリーズ構成どうなってんの、と言いたくなるのだが、いや待てよ、と思った。これは『スペース☆ダンディ』だからこそ、できることではないのか。

 脚本家の頭の中には、シリーズ構成上、使いたくても使えないアイデアがたくさんあるだろう。『ダンディ』ではそういうアイデアを自由に使っていいですよ、ということになっているのではないか。
 だとしたら、これは滅多にないチャンスである。脚本家がのびのびと書いている様子が目に浮かぶ。
 好みの回も、そうでない回もあるが、それだけに目が離せない作品となっている。実験的なものも排除しない、大変な意欲作である。

 いったい何を熱く語っているのかとお思いでしょうが、『スペース☆ダンディ』には文学界も注目しているはずである(たぶん……)。
 なぜなら第11話「お前をネバー思い出せないじゃんよ」の脚本を担当したのは、芥川賞作家、円城塔先生だからである。これ、エンディングのクレジットを見てびっくりしました。

 まとめ。『スペース☆ダンディ』は、今は作りにくくなった短編SFアニメの集合体である。
 途中でダンディたちが命を落としたり、人類の歴史が終わったりしても問題ない。SFなのだから、「これは平行宇宙の出来事ですよ」と言ってしまえば、すべて説明できるからだ。
 そういうわけで、回によって多少ダンディの顔が違っていても、「そういうパラレルワールドもあるよな」と理解すればいいのである(たぶん……)。

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2013年12月13日 (金)

『銀河鉄道の夜』(プラネタリウム番組)

 麻見和史です。先日、千葉県立現代産業科学館に行ってきました。

          *

 JR総武線・本八幡駅から徒歩15分ぐらい。けっこう歩きます。

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 この日はちょっと曇っていた。
 大きな駐車場があるので、団体客も受け入れ可能。

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 館内の様子。

 常設展のほかに企画展をやっていた。『飛べ!大空に ~とばすワザ とぶフシギ~』というもので、これは後日ご紹介します。

 まずサイエンスドームでプラネタリウム番組『銀河鉄道の夜』を見た。知らなかったのだが、全国のプラネタリウムで上映されていて、今までに100万人以上が鑑賞しているとのこと。

 真ん中より上のほうが見やすいですよ、と係員の方が教えてくれたので、上から四列目ぐらいの席に座った。しかし、そこでもまだ見づらいことが、のちに判明。
 映像の投影装置が真ん中にあって、近くに座ると視野が狭まるのである。その結果、画面の下のほうがよく見えなくなる。このドームの場合、一番上の三列(リクライニングなし)に座るのが正解のようです。

 上映時間は約40分。非常に美しい映像で、列車に乗っている雰囲気がよく出ていた。
 銀河鉄道というと、我々の世代は松本零士さんの『銀河鉄道999』を思い出すのだが、今日出てきたのは川沿いの土手を走る列車である。
 銀河鉄道なのだが地面の上をきちんと走っているイメージで、ちょっと不思議な感じがした。なんとなく古い時代の荒川を思い出した。

 さて、銀河鉄道といえば登場人物はジョバンニとカムパネルラである。我々の世代だとますむらひろしさんの猫を思い出すのだが、今日の上映にキャラクターは一切出てこなかった。想像の余地を残していて、これは正解だと思った。

 音楽や桑島法子さんの朗読もすばらしかった。
 たいそう感激してドームを出たのだが、同行者に聞いたところ、最新鋭のプラネタリウムで見るとこの倍ぐらい色がきれいなのだそうだ。むむ、それは残念……。
 まあしかし、今日は安く見られたのだから、そこは割り切るべきでしょう。

 次回は、企画展示についてです。

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作品リスト

  • 蝶の力学 警視庁殺人分析班 (講談社文庫)
    ◆作品内容
    遺体の首に挿された青い花。猟奇的な装飾に戦慄する殺人分析班は、新聞社に届いた挑戦状らしきメールに言葉を失う。
    (2017/7/15発売予定)
    【ノベルスを文庫化】
    ----------------------
  • 奈落の偶像 警視庁捜査一課十一係
    ◆作品内容
    〈警視庁捜査一課十一係/如月塔子〉シリーズ最新第九作。日本最大の繁華街で起きた殺人事件に、女性刑事・如月が挑む!
    (2017/7/6発売予定)
    ----------------------
  • : <strong>永久囚人 警視庁文書捜査官</strong>

    永久囚人 警視庁文書捜査官
    ◆内容紹介
    殺人予告か非業の手記か──。謎の小説を解読せよ! 奇妙な幻想小説どおりに殺人事件が! 文字マニア・鳴海理沙警部補が謎に迫る。
    (2017/3/25発売)
    ----------------------

  • : <strong>警視庁文書捜査官 (角川文庫)</strong>

    警視庁文書捜査官 (角川文庫)
    ◆内容紹介
    捜査一課に設置された文書解読班。文章心理学を学んだ鳴海理沙警部補は、右手首が切断された不可解な殺人事件を捜査する。現場に残されたカードの意味とは?
    (2017/1/25発売)
    【四六判を文庫化】
    ----------------------

  • : <strong>共犯レクイエム―公安外事五課 (ハルキ文庫)</strong>

    共犯レクイエム―公安外事五課 (ハルキ文庫)
    ◆内容紹介
    〈裏切者(モグラ)は誰だ!? 上司を、同僚を、監視する女〉──公安部に異動になった篠原早紀は、東欧スパイを調査する傍ら、組織内の裏切者を探すことに…。
    (2016/12/15発売)
    【文庫書き下ろし】
    ----------------------

  • : <strong>女神の骨格 警視庁殺人分析班 (講談社文庫)</strong>

    女神の骨格 警視庁殺人分析班 (講談社文庫)
    ◆内容紹介
    洋館で火災が発生。鎮火後、隠し部屋で発見された白骨遺体は、頭部が男性、胴体が女性だった! この家でいったい何が? 如月塔子シリーズ第六弾の文庫化。
    (2016/11/15発売)
    【ノベルスを文庫化】
    ----------------------

  • : <strong>雨色の仔羊 警視庁捜査一課十一係</strong>

    雨色の仔羊 警視庁捜査一課十一係
    ◆内容紹介
    SOSメッセージの書かれたタオルを手掛かりに、如月塔子と鷹野は捜査を開始するが…。事件の鍵を握るのは九歳の少年? 十一係シリーズ第八弾。
    (2016/11/8発売)
    ----------------------

  • : <strong>死者の盟約 特捜7</strong>

    死者の盟約 特捜7
    ◆内容紹介
    傷のない遺体の顔に、なぜ犯人は包帯を巻いていったのか? 心配性の岬と楽天家の里中が捜査を開始する。TVドラマ化された『特捜7 銃弾』の続編!
    (2016/3/22発売)
    ----------------------

  • : <strong>聖者の凶数 警視庁殺人分析班 (講談社文庫)</strong>

    聖者の凶数 警視庁殺人分析班 (講談社文庫)
    ◆内容紹介
    アパートの空き部屋で、顔と両腕を損壊された遺体が見つかった。腹に書かれた「27」は何を意味するのか。如月塔子と鷹野は年末の上野界隈で捜査を開始するが…。
    (2016/1/15発売)
    【ノベルスを文庫化】
    ----------------------

  • : <strong>蝶の力学 警視庁捜査一課十一係</strong>

    蝶の力学 警視庁捜査一課十一係
    ◆内容紹介
    資産家夫妻の殺人・誘拐事件が発生。相棒離脱の中、如月塔子はこの猟奇的な事件を解決できるのか? シリーズ第七弾!
    (2015/12/3発売)
    ----------------------

  • : <strong>深紅の断片 警防課救命チーム</strong>

    深紅の断片 警防課救命チーム
    ◆内容紹介
    「少女が閉じ込められている」それは犯人からの119番通報だった…。命を弄ぶ凶悪犯に立ち向かうのは、命を助ける術しか持たない、救急隊!
    (2015/5/27発売)
    ----------------------

  • : <strong>虚空の糸 警視庁殺人分析班 (講談社文庫)</strong>

    虚空の糸 警視庁殺人分析班 (講談社文庫)
    ◆内容紹介
    刺殺遺体が握っていたナイフの意味とは。犯人は二億円を用意できなければ、都民を一人ずつ殺害すると予告。殺人分析班が推理する!
    (2015/5/15発売)
    【ノベルスを文庫化】
    --------------------

  • : <strong>警視庁文書捜査官</strong>

    警視庁文書捜査官
    ◆内容紹介
    文章心理学を使って殺人犯を追跡する捜査官・鳴海理沙登場!
    (2015/1/29発売)
    --------------------

  • : <strong>女神の骨格 警視庁捜査一課十一係</strong>

    女神の骨格 警視庁捜査一課十一係
    ◆内容紹介
    発見された白骨は、男性の頭部と女性の胴体だった。刑事・如月塔子が事件の真相を追う!
    (2014/12/3発売)
    --------------------

  • : <strong>屑の刃 重犯罪取材班・早乙女綾香 (幻冬舎文庫)</strong>

    屑の刃 重犯罪取材班・早乙女綾香 (幻冬舎文庫)
    ◆内容紹介
    腹部に煙草の吸い殻と空き缶を押し込まれた遺体。CS放送記者・早乙女綾香が取材に走る!
    (2014/10/9発売)
    【文庫書き下ろし】
    --------------------

  • : <strong>特捜7: 銃弾</strong>

    特捜7: 銃弾
    ◆内容紹介
    警官殺しと両腕のない死体。一課のエースと変わり者の女性刑事が謎を追う!
    (2014/5/22発売)
    --------------------

  • : <strong>水晶の鼓動 警視庁殺人分析班 (講談社文庫)</strong>

    水晶の鼓動 警視庁殺人分析班 (講談社文庫)
    ◆内容紹介
    殺人現場は、部屋中真っ赤に染められた「赤い部屋」だった。東京を震撼させる連続爆破事件との関連はあるのか――。
    (2014/5/15発売)
    【ノベルスを文庫化】
    --------------------

  • : <strong>聖者の凶数 警視庁捜査一課十一係</strong>

    聖者の凶数 警視庁捜査一課十一係
    ◆内容紹介
    顔と腕が損壊された死体。その腹部には《27》という謎の数字が記されていた。新米女刑事・如月が挑む、もっとも残酷で哀しい事件!
    (2013/12/5発売)
    --------------------

  • : <strong>蟻の階段 警視庁殺人分析班 (講談社文庫)</strong>

    蟻の階段 警視庁殺人分析班 (講談社文庫)
    ◆内容紹介
    惨殺死体と共に発見されたのは頭蓋骨・白い花・掛け時計・スープ皿。一体何を意味するのか。殺人分析班が卓越した推理力で犯人に挑む。
    (2013/10/16発売)
    【ノベルスを文庫化】
    --------------------

  • : <strong>石の繭 警視庁殺人分析班 (講談社文庫)</strong>

    石の繭 警視庁殺人分析班 (講談社文庫)
    ◆内容紹介
    モルタルで固められた惨殺死体発見――犯人より愛宕署特捜本部へ電話が。
     新米女性刑事・塔子が交渉相手となったが。本格警察ミステリーの白眉。
    (2013/5/15発売)
    【ノベルスを文庫化】
    --------------------

  • : <strong>虚空の糸 警視庁捜査一課十一係</strong>

    虚空の糸 警視庁捜査一課十一係
    ◆内容紹介
    「見抜いた!」と思ったら“見抜かされていた”、この衝撃!――宇田川拓也さん(ときわ書房本店)
    人質は東京都民1300万人。前代未聞の警視庁脅迫事件!
    (2013/4/4発売)
    --------------------

  • : <strong>ヴェサリウスの柩(創元推理文庫)</strong>

    ヴェサリウスの柩(創元推理文庫)
    ◆内容紹介
    解剖中の遺体から発見された告発文。黒い絨毯の上で踊る死者──大学医学部で次々起こる不可解な事件。若き女性解剖学者が医学教室の謎に挑む! 第16回鮎川哲也賞受賞作。
    (2012/5/30発売)
    【四六判を文庫化】
    --------------------

  • : <strong>水晶の鼓動 警視庁捜査一課十一係</strong>

    水晶の鼓動 警視庁捜査一課十一係
    ◆内容紹介
    部屋中真っ赤に染められた「赤い部屋」で殺人事件が起き、新人刑事・如月塔子と相棒の鷹野は遺留品の捜査を開始する。
    時を同じくして、都内各所で連続爆破事件が発生。 果たして、「赤い部屋」の謎と東京の運命は?
    (2012/5/8発売)
    --------------------

  • : <strong>蟻の階段 警視庁捜査一課十一係</strong>

    蟻の階段 警視庁捜査一課十一係
    ◆内容紹介
    新米女刑事・如月塔子が挑む、新たな難事件
    頭蓋骨、白い花、掛け時計、スープ皿――遺体の周りに残された奇妙な四つの品の意味とは? 本格ミステリの緻密さと警察小説の迫力が融合! 好評シリーズ第二弾
    (2011/10/6発売)
    --------------------

  • : <strong>石の繭 警視庁捜査一課十一係</strong>

    石の繭 警視庁捜査一課十一係
    ◆内容紹介
    警視庁捜査一課の女性刑事を描く骨太小説!モルタルで固められた死体と大ポンペイ展の石膏像との関係は?捜査本部にたびたび電話をかけてくる大胆不敵で異常な犯人と、捜査一課の女性刑事との攻防始まる。
    (2011/5/10発売)
    --------------------
          ↑
    2008/10月~2011/4月
        暗黒時代
          ↓
    --------------------

  • : <strong>真夜中のタランテラ</strong>

    真夜中のタランテラ
    長編第2作。
    【在庫なし・文庫化の予定なし】
    (2008/9/30発売)
    --------------------

  • : <strong>ヴェサリウスの柩</strong>

    ヴェサリウスの柩
    第16回鮎川哲也賞受賞作。大学医学部を舞台に「解剖」と「遺体」を描いたミステリーです。献体された「ご遺体」から謎の脅迫状が発見され、その記述に従うように不気味な事件が発生します。【在庫なし】
    (2006/9/30発売)