活動状況

  • ======================
    ■小説関係(2017/12/9)
    ======================
    ●2017年12月6日、十一係シリーズ10作目『鷹の砦』(講談社ノベルス)が発売されました。
    ----------------------
    ●2017年10月6日『沈黙する女たち』(幻冬舎文庫)が発売されました。
    ----------------------
    ●2017年9月1日『水葬の迷宮 警視庁特捜7』(新潮文庫)が発売されました。これは『特捜7 銃弾』の文庫版となります。
    ----------------------
    ●2017年7月6日、十一係9『奈落の偶像』が発売されました。また7月14日、十一係7の文庫版『蝶の力学』が発売されました。
    ----------------------
    ●2017年3月25日、『永久囚人 警視庁文書捜査官』が発売されました。
    ----------------------
    ●2017年1月25日、『警視庁文書捜査官』(文庫版)が発売されました。
    ----------------------
    ●2016年11月13日~WOWOWにてドラマ『水晶の鼓動』(全5話)が放送されました。

  • ======================
    ■イベント関係(2015/6/21)
    ======================
    ●最近イベント参加が減っております。どのへんが「イベント・シンポジウム日記」なのかわからなくなってきました。

    ●麻見のTwitterアカウントは
    こちらです→ @asamikazushi
無料ブログはココログ

備忘

CHK

« 2015年8月 | トップページ | 2015年10月 »

2015年9月の記事

2015年9月29日 (火)

作家の不思議(9) タイトルはどう決めるのか

 麻見和史です。おかげさまでWOWOWドラマ『石の繭』の放送が終了いたしました。初めての映像化ということで少し浮かれていましたが、この先は平常運転に戻していこうと思います。ひと夏の良い思い出となりました。

 ということで、知人の質問に答える「作家の不思議」ネタを再開いたします。本日はその第9回。
 以下は麻見の個人的な見解ですので、これに当て嵌まらないケースも多々あると思います。どうかご了承ください。

          *

◆不思議その9「タイトルはどう決めるのか」

 書籍を刊行するに当たり、本文を良いものにするのはもちろんですが、「商品」として見た場合に、大事なものが三つあります。一にタイトル、二にカバー、三にあらすじだと、私は考えています。せっかく刊行するチャンスをいただいたのですから、「えーと何だっけ、あの本。ま、いっか。忘れちゃったし」とならないよう、印象に残るものにしたいところです。

 警察小説だとタイトルは二文字でびしっと決めるのが流行のスタイルですよね。でも使える言葉には限りがあるので、ほかの先生の本と重複しないよう、私は三文字以上を使うようにしています。

 以前知人にも言われましたが、麻見本には『◆◆の◇◇』という題名が非常に多いですね。長編12作中10作に「の」が付いています。
「の」といえば宮崎駿監督作品にみられる『「の」の法則』が有名ですが、最初からそれを意識していたわけではありません(今はかなり意識してますが……)。
 十一係シリーズ(殺人分析班シリーズ)の第一作を『石の繭』とし、二作目を『蟻の階段』にしたところ、講談社さんの担当氏が「じゃあ次も『の』にしましょう」と提案してくれて、以後「の」を多用するようになりました。

 十一係のタイトルについて少しご説明すると、『石の繭』でカイコの「繭」を使ったので、虫シリーズにしようかと思い、次を『蟻の階段』にしました。三作目も虫で、と考えたのですが爆破の話にしてしまったせいで虫とは相性が悪く、悩んだ末、『水晶の鼓動』に決めました。
 四作目は『虚空の糸』。糸ですから最初は「蜘蛛」を使えないかと思ったのですが、読みにくいということで却下となりました。五作目の『聖者の凶数』はちょっと派手すぎるかなと思いつつ、担当氏に提案してみたら一発でOKとなり、嬉しく思った記憶があります。

 そして六作目、『◆◆の骨格』というところまでは出来たのですが、そこから先が難しく、何日かうんうん唸っていました。
 リズムでいうと二文字か三文字だろうと思い、良い言葉がないか探していきました。こういうときのために「タイトル用のネタ帳」というのが作ってあります。それを見ながら、ああでもない、こうでもないと検討しました。
 そのうち、ふとしたきっかけで『女神の骨格』というタイトルが出来ました。普段トリックなどのアイデアが降って湧くことはないのですが、これを思いついたときだけは「これだよこれ、やればできるじゃないの!」とひとりで興奮してしまいました。年に一回あるかないかのことだったと思います。

 私の場合、タイトルを付けるのは本文を書き終わったあとです。全体を見直して、これならインパクトがあるだろう、という言葉を「の」でつなぎます。簡単なように見えますが、毎回タイトルを決めるのに本当に大変。
 以前、ほかの先生にそんな話をしたら、「自分は最初にタイトル決めておくけど」と言われました。
「でも、書いてみないとどんな印象になるかわかりませんよね」
 と尋ねたら、
「ミステリーなんだから、タイトルに『殺人』って入れてみたら?
 なるほど、たしかにそういう手もあるな、と思いました。『◆◆殺人事件』というのは今の流行りではないでしょうが、毎回共通する言葉を入れるルールにしておけば、これほど悩む必要はなかったのかもしれません。

[最新の記事はこちら]
[これまでの記事はこちら]

2015年9月26日 (土)

DVD-Rへの出力ミッション

 麻見和史です。ドラマをブルーレイレコーダーに録画していたのですが、これをDVD-Rに出力するというミッションが発生。とりあえず原稿は置いといて(すみません!)、取説を引っ張り出してきました。
 実行してみたら、いろいろ勘違いしていたことが明らかになったので、備忘メモを残しておきます。普段使っている方にしてみれば「そんなの当たり前じゃん」というような内容かもしれませんが……。

          *

 以前使っていた機種ではずっとDVD-RAMに出力していた。しかしその機種が壊れてしまい、後継機に換えたら、同じメーカーなんだけどDVD-RAMへの書き込みができなくなってしまった。わかる方にはわかると思いますが、T社の製品です。使い慣れていたので、メーカーは変更したくなかったのですよね。

 再生はできるので、今まで録り溜めたDVD-RAMが無駄になることはなかったが、空のDVD-RAMは使い道がなくなってしまった。もったいない……。
 まあ仕方がない、とあきらめ、ブルーレイディスクに出力するようにした。DVD-RAMに比べたらかなり大容量だとわかり、特に不満もなくこれまで使ってきた。

 しかし今回、ブルーレイが再生できない機種で番組を見る必要が生じてしまったのである。それで、DVD-Rに書き込みを行うことにした。取説を見ながら、いろいろ試してみた。

 まず、大昔に買ったDVD-RがあったのでHDDから出力しようとしたのだが、これはNGになってしまった。どうしてだろう。
 調べていくうち、CPRM対応のDVD-Rでないとデジタル放送はダビングできないとわかった。そ……そうなんですか? 今までブルーレイばかり使っていたから、CPRMというのを意識したことがなかったのである。

 早速、量販店でCPRM対応のDVD-Rを買ってきた。10枚セットのを選んだところ、1枚当たり70円弱である。なんと、カレーパンより安いんですか!

 帰宅して出力のテストをしてみた。録画してあったものはAVCモードで、これを書き込もうとしたら、再生するのと同じ時間がかかるようだ。えっ、じゃあ1時間のドラマだったら書き込みに1時間かかるんですか! これはまいった。

 だがさらに調べると、いい方法があることがわかった。VRモードで録画すれば、DVD-Rに高速ダビングできるらしい。コピー防止機能が働いているので実際にはダビングではなくて移動になるとのこと(逆にVRをブルーレイにダビングするときには実時間かかってしまう)。
 ええと……そうか。AVCで録画したものをDVD-Rに出力するときは、VRに変換しながらダビングするわけですな。

 レートについては普段3.8ぐらいで録画していたのだが、これだとアニメーションなどを見るとき、カメラが横にパンすると描線が崩れる感じがする。やはり標準的な4.6ぐらいがちょうどいいようだ。このへん、取説を読んでもどういう設定を推奨するとは書かれていないので、すべて手探りである。
 保存時間について。VRのレート4.6で録画したものをDVD-Rに出力すると、1枚で約2時間入るらしい。連続ドラマなら2本収まるわけだ。よし、理解した!

 と、ここまで書いてきたのだが、これを1年後ぐらいに読んだら、自分でもさっぱり意味がわからなくなっていそうな気がする。本当に、最近の家電は難しくて大変です。

[最新の記事はこちら]
[これまでの記事はこちら]

2015年9月23日 (水)

ドラマ『石の繭』(21) 塔子とトレミー

 麻見和史です。ドラマ『石の繭』の放送は終了しましたが、現在WOWOWさんのメンバーズオンデマンド(加入者向けサービス)で全5話を配信中です。詳細はこちら をご覧ください。配信期間は9/26までです。

          *

 ドラマ『石の繭』について、知り合いの方からいろいろ感想をいただいております。どうもありがとうございます。今回、私は原作者という立場でしたので、わりあい楽な気持ちで番組を見ることができました。

 お寄せいただいた感想はどれも参考になりましたが、中でも「これは予想外。でも言われてみればそのとおり」と膝を打ったものがありました。映画ライターをやっていらっしゃる、皆川ちかさんが送ってくださった感想です。皆川さんは原作を読んだ上でドラマを視聴してくださったとのこと。
 ご本人に許可をいただきましたので、以下その内容をご紹介します。ネタバレを避けるため少しわかりにくい書き方をしていますが、ご了承ください。

 皆川さんによると、このドラマは主人公・如月塔子のいっぱいいっぱいな状態を描いたものであり、その意味では主演女優さんの演技はよく合っていて、全体として面白いものに仕上がっているのではないか、ということでした。
 今回塔子を演じてくださった女優さんは、自身の主演作としてはまだ二本目です。それが新米の塔子と重なって見えて、好感が持てたそうです。

 そしてもう一点。これをうかがって目からうろこが落ちる思いでした。
 皆川さんいわく、塔子とトレミーはキャラクターとして合わせ鏡のようなものである、と。塔子は父を亡くして警察官になり、トレミーもまた肉親を亡くして犯罪者となった。そのふたりが電話で言葉を交わす場面には濃密な空気があって、少し見方を変えれば、彼らは恋人同士のようでもある、と。
 そういう見方があるとは思わなかったので、とても驚きました。でも、言われてみれば、たしかにふたりの境遇には似ているところがあり、トレミー自身もそれを意識していた可能性があります。

 普段、男性である私はストーリーばかり気にしています。たまにキャラクターに目が行ったとしても、「この子、面白いなあ」とか「これはかっこいい台詞だよね」とか、そんな見方しかできないのですが、皆川さんはキャラクターのバックボーンにまで目を配っていらっしゃったわけです。女性の方の視点はすごい、と感じました。

 しかしそこで、こんなことも思いました。今回の監督さんは男性なのですよね。私と同じようにストーリーを中心にドラマを組み立てているのではないでしょうか。そうであれば、塔子とトレミーの間に濃密な空気があるというのは、皆川さんの深読みだという可能性も……。

 そう思っていたところ、最終話を見てびっくりしました。私の予想は外れ、皆川さんの大勝利と言える展開が待っていたのです。
 ネタバレ回避のため詳しくは書けませんが、終盤のあるシーンで、はっと息を呑むような演出が行われていました。あのように描いたということは、監督は両者の関係を特別なものとして捉えていたのでしょう。
 監督もすごいと思いますし、それを感じ取っていた皆川さんも鋭い、と感じました。感服いたしました。

 人によっていろいろな解釈の仕方があるとわかって、とても勉強になりました。
 特に女性読者の方々を、男性である私が今後どう意識していけばいいのか、そして作品を少し変えていくとしたらどんな形で取り組めばいいのか。この先の課題が見えてきたような気がします。
 今回、皆川ちかさんには貴重なご感想をいただきました。どうもありがとうございました。

          *

 以下、宣伝です。WOWOWドラマの原作本『石の繭 警視庁殺人分析班』の紹介ページ(講談社サイト)はこちら にあります。
 現在、〈警視庁殺人分析班〉シリーズは講談社文庫から4作、講談社ノベルスから2作、計6作発売されています。どうぞよろしくお願いいたします。

[最新の記事はこちら]
[これまでの記事はこちら]

2015年9月20日 (日)

ドラマ『石の繭』(20) 古川雄輝さんのこと

 麻見和史です。9月20日、WOWOWドラマ『石の繭』の第五話が再放送されました。これをもって『石の繭』の放送はすべて終了です。最後までご覧いただいた視聴者のみなさま、どうもありがとうございました。

 原作者として、今回出演してくださったすべての俳優さんに感謝しています。その中でも、特に書いておきたいのは古川雄輝さんのことです。演技も光っていましたが、じつはそれ以外にもいろいろとお世話になりました。
 なんで古川さんのことだけ……と首をかしげる方もいらっしゃるでしょうが、以下の文章をお読みいただければ、事情がおわかりいただけるのではないかと思います。

 少し感傷的な内容になりますので、こういうのがお好きでない方もいらっしゃると思いますが、番組終了記念としてメモしておきます。これは以前Twitterに書いたものをベースにしています。

------------------

たまには真面目なことを少々。私、Twitterやブログで「自営業なので先のことが心配…」ということをよく書きます。会社勤めが長かったので、組織に守ってもらえず、決まった給料も出ない今の状況は、大変怖いと感じています。将来への不安もあり、だからこそ本の売れ行きには敏感になります。

(デビューはしましたが2作目を出せたのは3年目、次の3作目を出せたのは6年目でした。本当に苦しい時期が続きました)

------------------

一作ごとに全力投球していますが、もはや、良いものを書けば売れるという時代ではありません。そんな状況の中、自営業者である作家が、自分自身でできる販売促進はないものか? 有名な先生なら、サイン会やファンの集いを開く手もあると思います。しかし私のような駆け出しには無理です。

------------------

私にできるのは、まずブログを開設することでした。2008年にスタートしましたが、数年続けても一日の閲覧者数は5人ぐらいだったと思います。その後、講談社さんでノベルスを書くようになって、一日20人ぐらいに増えました。当時から応援してくださった方には本当に感謝しております。

------------------

ブログにはメールアドレスを記載していましたが、読者の方からいただいたメールは年に一通ぐらいでした。なかなか難しいものだなあ、と思っていましたが、やがて転機が訪れました。それが今回の『石の繭』のドラマ化です。せっかくだからTwitterを始めてみよう、と考えました。

------------------

Twitterの機能にはとても驚かされました。「誰かにフォローしてもらうと、自分のつぶやきが勝手に流れていくのか。これならブログを見に来てもらわなくてもいいんだ。すばらしい!」 しかし問題がありました。私をフォローしてくれる人が全然いなかったのです(最初はそうですよね)。

------------------

ところが『石の繭』のキャストが発表されたとき、驚くべきことが起こりました。ある俳優さんのファンの方々(隠す必要はないですね。古川雄輝さんのファンの方々です)が一日で60人ぐらい、私にリプライしてくれたのです。古川さんのファンなので私とは無関係なのですが、これは嬉しかった!

------------------

原稿の仕事はそっちのけで(すみません!)、その日、私はすべての方のメッセージに返信しました。この時点では、みなさん原作小説には興味がないだろうと思ったので、返信の内容は、古川雄輝さんのことに限定しました。返信の返信もあったので、一段落するまで6時間ほどかかったと思います。

------------------

数日間で100人ぐらいの方が私をフォローしてくださいました。やがて返信のラッシュは終わりましたが、しばらくすると、また驚くようなことが起こりました。「『石の繭』の原作を買ってきたよ」という方が、画像を付けて教えてくださるようになったのです。これには本当に感動しました。

------------------

またしても私は原稿そっちのけで(すみません)、本を買ってくださった方にお礼の返信をしました。そのうち今度は「シリーズの続きも買ったよ」という方が現れました。驚きました! 古川さんのファンなら『石の繭』だけで終わってもいいはずなのです。私は感謝の気持ちを込めて返信しました。

------------------

『石の繭』の如月塔子は「できる女」ではなく、ちょっと危なっかしい新米刑事です。このシリーズでは警察組織のごたごたは前面に出さず、ミステリーの面白さと塔子の成長を描くようにしています。そういう部分が、古川雄輝さんのファンの方々に受け入れられたのかもしれません。

------------------

Twitterでほぼすべてのリプライに返信している、という話をすると、「そんなに頑張らなくても…」とよく言われます。ですがこれは私のような駆け出しの作家にとって、読者さまと交流し、本をお勧めできる貴重な場です(昔、モーニング娘。がCDを手売りしたエピソードを思い出します)。

------------------

というわけで「会いに行けるアイドル」ではないですが、「雑談できるミステリー作家」として、今後も活動していきたいと思います。あっ、もちろん原稿も頑張ります。以上、長文におつきあいいただきまして、どうもありがとうございました。

------------------

 こうした経緯がありまして、古川雄輝さんとそのファンの方々には本当に感謝しております。一度にたくさんリプライをいただいたときには、まるで自分が人気者になったような錯覚に陥りました。実際は古川さんの人気にあやかっていただけなのですが。

 本当はみなさん、古川さんに関する情報が出てくることを楽しみになさっていたと思うのですが、ご期待に応えることができず、申し訳ありませんでした。撮影スケジュールの都合などもあって、出演者の方々とゆっくりお話しする時間がとれなかったものですから……。

 あっ、そういえば古川さんは月9ドラマへの出演が決まったそうで、おめでとうございます。これからますます注目されることになりますね。

          *

 ここまで、古川さんのファンの方々のことを書いてきましたが、もちろんそれ以外の方々にも感謝しております。放送開始前に原作を読んでくださった方、放送の内容に合わせて少しずつ読んでくださった方、放送が終わってから一気に読んでくださった方、どうもありがとうございます。
 また、これから読むつもり、とツイートしてくださった方もいらっしゃって、原作者としては大変嬉しく思っております。どうぞよろしくお願いいたします。

 ドラマのほうはこれで終わりですが、原作シリーズはまだ続いております。次作、第七弾では、今まで誰も予想しなかったような、衝撃的な事件が起こります。現在、刊行に向けて全力を尽くしているところです。

 ドラマの原作本『石の繭 警視庁殺人分析班』の紹介ページ(講談社サイト)はこちら にあります。
 現在、〈警視庁殺人分析班〉シリーズは講談社文庫から4作、講談社ノベルスから2作、計6作発売されています。どうぞよろしくお願いいたします。

[最新の記事はこちら]
[これまでの記事はこちら]

2015年9月15日 (火)

ドラマ『石の繭』(19) 第五話(最終話)放送終了

 麻見和史です。9月13日、WOWOWドラマ『石の繭』の第五話が放送されました。これにて全五話が終了。ご覧いただいたみなさま、今まで本当にありがとうございました。

 以下、原作者コメントをメモしておきます。Twitterからの転記になります。

------------------

原作者コメント・第五話(1)。ネタバレを避けつつ、ドラマ『石の繭』についてコメントいた します。いよいよ最終話。部屋の暗さを表現するのに苦労されたのでは、と思います。原作では会話で細かい伏線を回収したのですが、ドラマでは緊張感を維持するため短くまとめられていま した。

------------------

原作者コメント・第五話(2)。犯人の牛乳の飲みっぷりはよかったと思います。そのあと主人公が何を使ったのかわからなかったのですが、録画を確認して気がつきました。暗闇で使うと効果的ですし、最後、床にアレが落ちていましたものね(ネタバレ回避のため、わかりにくくてすみません)。

------------------

原作者コメント・第五話(3)。母を思う場面は、犯人にとって一番の見せ場でした。ここをきちんと描いていただけてよかったと思います。そしてラストシーン。これは主人公が組織の一員だということを強調していたのでしょう。原作のラストが個人の話に戻ったこととは対照的でした。

------------------

原作者コメント・第五話(4)。全体の感想。原作より主人公が新人っぽくなっていたのは、エンターテインメント性を重視した結果でしょう。そういう手も有りだと思います。過去WOWOWさんに捜査一課ものはなかったようなので、本作は「試金石」になるかもしれません(石の繭だけに…)。

------------------

原作者コメント・第五話(5)。ドラマ『石の繭』をご覧いただいた方々、本当にありがとうございました。以下宣伝です。原作のシリーズ〈警視庁殺人分析班〉は六作目まで出ており、現在七作目も準備中です。詳しくはこちらをご覧ください。
http://bookclub.kodansha.co.jp/product?isbn=9784062775502

------------------

 おかげさまで放送が無事終了し、原作者としてはほっとしているところです。始まる前は毎日暑くて大変でしたが、今では秋の気配も感じられるようになりました。
 ご視聴いただいた方々、原作をお読みくださった方々、ドラマ化に関してお世話になった方々に心よりお礼を申し上げます。
 最終回の再放送は9月20日(日)の正午からです。これが正真正銘、最後の放送となります。

 ドラマはこれで終わりですが、原作シリーズはまだまだ続きます。次作、第七弾では十一係に予想外の出来事が……。面白い作品になるよう全力を尽くしておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。

[最新の記事はこちら]
[これまでの記事はこちら]

2015年9月10日 (木)

ドラマ『石の繭』(18) 第四話放送終了

 麻見和史です。9月6日、WOWOWドラマ『石の繭』の第四話が放送されました。
 以下、原作者コメントをメモしておきます。Twitterに書こうと思っていたのですが、業務多忙のため機を逸してしまいました。

------------------

原作者コメント・第四話(1)。ネタバレを避けつつ、ドラマ『石の繭』についてコメントいたします。第三話では過去の事件が描かれましたが、今回は犯人との闘いが再開され、緊迫感が戻ってきました。新聞社のシーンは原作にありませんが、あそこで録音を聞かせる演出は効果的でした。

------------------

原作者コメント・第四話(2)。カフェの外で塔子と会話する場面で、鷹野は煙草を吸っていましたね。原作の鷹野は非喫煙者で、トマトジュースを好むなど、どちらかというと健康志向のキャラになっていますが、ドラマでは演出効果のために煙草が使われたのでしょう。

------------------

原作者コメント・第四話(3)。舞台は西へ。原作を執筆したとき、新橋から八王子まで1時間以上かかるので、誰かが先に現地に行って指揮を執る必要がある、と感じました。それで徳重を直行させたわけです。細かい部分ですが、不自然に見えないよう原作ではいろいろ工夫しております。

------------------

原作者コメント・第四話(4)。ホームレスのおじさんはいい味を出していましたね。廃墟のシーンは、よくあんなロケ地が見つかったものだと驚きました。ラストで塔子が予想外の行動をとりましたが、あれはおそらく、彼女の心情を表現するのに必要な演出だったのだと思います。

------------------

 次回はいよいよ最終話となります。どうぞよろしくお願いいたします。
 また、本日9月10日の夜に第一話から第四話までの再放送がありますので、見逃してしまったという方はぜひご覧ください。

          *

 以下、いつもの宣伝です。
 原作『石の繭 警視庁殺人分析班』の紹介ページ(講談社サイト)はこちら にあります。
〈警視庁殺人分析班〉シリーズは講談社文庫から4作、講談社ノベルスから2作、計6作発売されています。どうぞよろしくお願いいたします。

 WOWOWさんの『石の繭』関連ページはこちら です。「連続ドラマW」枠で日曜の22時からの放送となります。再放送は月曜夜と翌週の日曜です。詳しくは『石の繭』放送スケジュール をご覧ください。

[最新の記事はこちら]
[これまでの記事はこちら]

2015年9月 3日 (木)

密室のセミ事件

 麻見和史です。仕事でばたばたしているため、今日はTwitterに投稿した文章をまとめてお茶を濁すことに……。「それ前に読んだよ!」という方、申し訳ありません。どうかご容赦ください。

------------------

セミ事件(1)。夏のある夕方、外から帰って洗濯をしようと思い、床にちらばっていた衣類を洗濯機に放り込もうとしたら、突然床からセミが飛び上がったので仰天しました。照明のそばを飛び回っていたセミはやがて壁にとまったので、なんとか身柄確保してベランダから外へ逃がしました。

------------------

セミ事件(2)。事件現場を調べたのですが、洗濯機のある脱衣所も、つながっている風呂場も、窓には網戸が嵌めてあり、セミが出入りできるような隙間はありません。脱衣所と居間の間のドアは閉まっていたので、居間のほうからセミが入ってきたわけでもない。現場はいわば密室でした。

------------------

セミ事件(3)。鷹野警部補と如月塔子巡査部長による現場検証。セミが出現したのは脱衣所ですが、隣の風呂場との間のドアは開かれていたので、風呂場からやってきたのかもしれません。しかし窓、換気扇ともにセミが侵入することは不可能です。おかしい……。そのとき、塔子が何かに気づきました。

------------------

セミ事件(4)。「鷹野主任、こんなものが」それは住人が一週間ほど前、知人からもらってきた花束でした。置き場所がなく、花瓶にさして風呂場に置いてあったのです。「まさか、そんなことがあるのか? だが、そうだと考えればつじつまが(以下略)」鷹野は花束を調べ始めます。だが何も出てこない。

------------------

セミ事件(5)。「主任、こっちじゃないですか?」塔子は花瓶をひっくり返し、中の水をタイルの上にこぼしました。するとそこには、水でふやけてしまったセミの抜け殻らしきものが……。「やっぱりです!」「そうか、犯人は花束の中にセミを仕込んでいたんだ」

------------------

セミ事件(6)。「すると、住人が気づかないうちにセミは成虫に?」「そう、セミは夕方から夜にかけて羽化する。風呂場から脱衣所に移動し、衣類の間に身を潜めていたんだろう。それを見つけた住人は、びっくり仰天して心臓発作を起こすというわけだ」「なんて恐ろしい計画!」

------------------

セミ事件(7)。というわけで、問題のセミは花束の中に隠れていたのではないか、というのが当特捜本部の筋読みです。花瓶の中から出てきたものは原形をとどめていなかったのですが、あれが抜け殻だったのではないかと思われます。おわり。

------------------

 セミ事件のその後ですが、あらたな証拠品が見つかることもなく、捜査本部は縮小され、未解決のままとなってしまいました。
 それから数年──。
 まさかあんな事件が起こるとは、誰も想像していなかったのです……。
 以下、数年後に続く(?)。

[最新の記事はこちら]
[これまでの記事はこちら]

2015年9月 1日 (火)

ドラマ『石の繭』(17) 第三話放送終了

 麻見和史です。8月30日、WOWOWドラマ『石の繭』の第三話が放送されました。みなさま、どうもありがとうございました。

          *

 以下、第三話についてTwitterに書いたものをベースに、コメントをまとめておきます。

------------------

原作者コメント・第三話(1)。ネタバレを避けつつ、ドラマ『石の繭』についてコメントいたします。第一話、第二話はサスペンス重視でしたが、第三話では過去の事件が描かれました。原作に出てくるSIT(特殊班)はカットされていましたね。登場人数が多くなってしまうからでしょう。

------------------

原作者コメント・第三話(2)。過去の事件のシーンで印象に残ったのは、母親の顔でした。詳細は伏せますが、迫力のある、あの表情は見事でしたね。あそこが安っぽくなると事件全体の説得力がなくなってしまいます。それから現在の捜査に戻って、静岡の伯母さんの演技もよかったと思います。

------------------

原作者コメント・第三話(3)。そのほか、いいキャラだなと思ったのは立川方面の所轄にいる笹久保という刑事でした(原作とは異なります)。登場シーンはごくわずかでしたが、自然な演技に惹かれました。見ているだけでほっとするというか…。こういう俳優さんは、とても貴重だと思います。

------------------

原作者コメント・第三話(4)。一方、これは原作側でちょっと検討不足だったかな、と思ったのは、アルバムにあった少年の姿です。目立たないようにああいう恰好をしていた、と小説に書いたのですが、ドラマを見てみたら、ものすごく目立ってしまっていました。なかなか難しいものです。

------------------

 立川方面の所轄の刑事・笹久保を演じてくださったのは山中崇さんだそうです。今回、特捜本部には加わっておらず、第三者的な立場から塔子に言葉をかけてくれました。あそこは本当にいいシーンでした。

 彼が塔子の父と会っていた、という設定は原作には出てこないのですが、非常に効果的でした。そういう設定をしておくと、お葬式に行ったことが話せるので、笹久保さんの人柄が伝わりやすくなります。ぴりぴりしたストーリー展開の中で、ほっと一息つける場面になりました。あそこは脚本家さんのファインプレーだったと思います。

          *

 以下、いつもの宣伝です。
 原作『石の繭 警視庁殺人分析班』の紹介ページ(講談社サイト)はこちら にあります。
〈警視庁殺人分析班〉シリーズは講談社文庫から4作、講談社ノベルスから2作、計6作発売されています。どうぞよろしくお願いいたします。

 WOWOWさんの『石の繭』関連ページはこちら です。「連続ドラマW」枠で日曜の22時からの放送となります。再放送は月曜夜と翌週の日曜です。詳しくは『石の繭』放送スケジュール をご覧ください。

[最新の記事はこちら]
[これまでの記事はこちら]

« 2015年8月 | トップページ | 2015年10月 »

2017年12月
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31            

作品リスト

  • 鷹の砦 警視庁捜査一課十一係
    ◆内容紹介
    人質は、刑事・如月塔子。凶悪犯の魔手から生還せよ! 最悪の知能犯グループVS.<殺人分析班>
    (2017/12/6発売)
    ----------------------
  • : <strong>沈黙する女たち (幻冬舎文庫)</strong>

    沈黙する女たち (幻冬舎文庫)
    ◆内容紹介
    廃屋に展示されるように残されていた女性の全裸死体。それを撮影したものが会員サイト「死体美術館」にアップされる。「重犯罪取材班・早乙女綾香」シリーズ第2弾。
    (2017/10/6発売)
    【文庫書き下ろし】
    ----------------------

  • : <strong>水葬の迷宮: 警視庁特捜7 (新潮文庫)</strong>

    水葬の迷宮: 警視庁特捜7 (新潮文庫)
    ◆内容紹介
    捜査で判明する新たな事実によってパズルのように埋まっていく謎解きの興趣。緻密な伏線が冴える本格捜査ミステリー。
    ★本書は『特捜7 銃弾』の文庫版です。
    (2017/9/1発売)
    【四六判を文庫化】
    ----------------------

  • : <strong>蝶の力学 警視庁殺人分析班 (講談社文庫)</strong>

    蝶の力学 警視庁殺人分析班 (講談社文庫)
    ◆内容紹介
    遺体の首に挿された青い花。猟奇的な装飾に戦慄する殺人分析班は、新聞社に届いた挑戦状らしきメールに言葉を失う。
    (2017/7/14発売)
    【ノベルスを文庫化】
    ----------------------

  • : <strong>奈落の偶像 警視庁捜査一課十一係</strong>

    奈落の偶像 警視庁捜査一課十一係
    ◆内容紹介
    〈警視庁捜査一課十一係/如月塔子〉シリーズ最新第九作。日本最大の繁華街で起きた殺人事件に、女性刑事・如月が挑む!
    (2017/7/6発売)
    ----------------------

  • : <strong>永久囚人 警視庁文書捜査官</strong>

    永久囚人 警視庁文書捜査官
    ◆内容紹介
    殺人予告か非業の手記か──。謎の小説を解読せよ! 奇妙な幻想小説どおりに殺人事件が! 文字マニア・鳴海理沙警部補が謎に迫る。
    (2017/3/25発売)
    ----------------------

  • : <strong>警視庁文書捜査官 (角川文庫)</strong>

    警視庁文書捜査官 (角川文庫)
    ◆内容紹介
    捜査一課に設置された文書解読班。文章心理学を学んだ鳴海理沙警部補は、右手首が切断された不可解な殺人事件を捜査する。現場に残されたカードの意味とは?
    (2017/1/25発売)
    【四六判を文庫化】
    ----------------------

  • : <strong>共犯レクイエム―公安外事五課 (ハルキ文庫)</strong>

    共犯レクイエム―公安外事五課 (ハルキ文庫)
    ◆内容紹介
    〈裏切者(モグラ)は誰だ!? 上司を、同僚を、監視する女〉──公安部に異動になった篠原早紀は、東欧スパイを調査する傍ら、組織内の裏切者を探すことに…。
    (2016/12/15発売)
    【文庫書き下ろし】
    ----------------------

  • : <strong>女神の骨格 警視庁殺人分析班 (講談社文庫)</strong>

    女神の骨格 警視庁殺人分析班 (講談社文庫)
    ◆内容紹介
    洋館で火災が発生。鎮火後、隠し部屋で発見された白骨遺体は、頭部が男性、胴体が女性だった! この家でいったい何が? 如月塔子シリーズ第六弾の文庫化。
    (2016/11/15発売)
    【ノベルスを文庫化】
    ----------------------

  • : <strong>雨色の仔羊 警視庁捜査一課十一係</strong>

    雨色の仔羊 警視庁捜査一課十一係
    ◆内容紹介
    SOSメッセージの書かれたタオルを手掛かりに、如月塔子と鷹野は捜査を開始するが…。事件の鍵を握るのは九歳の少年? 十一係シリーズ第八弾。
    (2016/11/8発売)
    ----------------------

  • : <strong>死者の盟約 特捜7</strong>

    死者の盟約 特捜7
    ◆内容紹介
    傷のない遺体の顔に、なぜ犯人は包帯を巻いていったのか? 心配性の岬と楽天家の里中が捜査を開始する。TVドラマ化された『特捜7 銃弾』の続編!
    (2016/3/22発売)
    ----------------------

  • : <strong>聖者の凶数 警視庁殺人分析班 (講談社文庫)</strong>

    聖者の凶数 警視庁殺人分析班 (講談社文庫)
    ◆内容紹介
    アパートの空き部屋で、顔と両腕を損壊された遺体が見つかった。腹に書かれた「27」は何を意味するのか。如月塔子と鷹野は年末の上野界隈で捜査を開始するが…。
    (2016/1/15発売)
    【ノベルスを文庫化】
    ----------------------

  • : <strong>蝶の力学 警視庁捜査一課十一係</strong>

    蝶の力学 警視庁捜査一課十一係
    ◆内容紹介
    資産家夫妻の殺人・誘拐事件が発生。相棒離脱の中、如月塔子はこの猟奇的な事件を解決できるのか? シリーズ第七弾!
    (2015/12/3発売)
    ----------------------

  • : <strong>深紅の断片 警防課救命チーム</strong>

    深紅の断片 警防課救命チーム
    ◆内容紹介
    「少女が閉じ込められている」それは犯人からの119番通報だった…。命を弄ぶ凶悪犯に立ち向かうのは、命を助ける術しか持たない、救急隊!
    (2015/5/27発売)
    ----------------------

  • : <strong>虚空の糸 警視庁殺人分析班 (講談社文庫)</strong>

    虚空の糸 警視庁殺人分析班 (講談社文庫)
    ◆内容紹介
    刺殺遺体が握っていたナイフの意味とは。犯人は二億円を用意できなければ、都民を一人ずつ殺害すると予告。殺人分析班が推理する!
    (2015/5/15発売)
    【ノベルスを文庫化】
    --------------------

  • : <strong>警視庁文書捜査官</strong>

    警視庁文書捜査官
    ◆内容紹介
    文章心理学を使って殺人犯を追跡する捜査官・鳴海理沙登場!
    (2015/1/29発売)
    --------------------

  • : <strong>女神の骨格 警視庁捜査一課十一係</strong>

    女神の骨格 警視庁捜査一課十一係
    ◆内容紹介
    発見された白骨は、男性の頭部と女性の胴体だった。刑事・如月塔子が事件の真相を追う!
    (2014/12/3発売)
    --------------------

  • : <strong>屑の刃 重犯罪取材班・早乙女綾香 (幻冬舎文庫)</strong>

    屑の刃 重犯罪取材班・早乙女綾香 (幻冬舎文庫)
    ◆内容紹介
    腹部に煙草の吸い殻と空き缶を押し込まれた遺体。CS放送記者・早乙女綾香が取材に走る!
    (2014/10/9発売)
    【文庫書き下ろし】
    --------------------

  • : <strong>特捜7: 銃弾</strong>

    特捜7: 銃弾
    ◆内容紹介
    警官殺しと両腕のない死体。一課のエースと変わり者の女性刑事が謎を追う!
    (2014/5/22発売)
    --------------------

  • : <strong>水晶の鼓動 警視庁殺人分析班 (講談社文庫)</strong>

    水晶の鼓動 警視庁殺人分析班 (講談社文庫)
    ◆内容紹介
    殺人現場は、部屋中真っ赤に染められた「赤い部屋」だった。東京を震撼させる連続爆破事件との関連はあるのか――。
    (2014/5/15発売)
    【ノベルスを文庫化】
    --------------------

  • : <strong>聖者の凶数 警視庁捜査一課十一係</strong>

    聖者の凶数 警視庁捜査一課十一係
    ◆内容紹介
    顔と腕が損壊された死体。その腹部には《27》という謎の数字が記されていた。新米女刑事・如月が挑む、もっとも残酷で哀しい事件!
    (2013/12/5発売)
    --------------------

  • : <strong>蟻の階段 警視庁殺人分析班 (講談社文庫)</strong>

    蟻の階段 警視庁殺人分析班 (講談社文庫)
    ◆内容紹介
    惨殺死体と共に発見されたのは頭蓋骨・白い花・掛け時計・スープ皿。一体何を意味するのか。殺人分析班が卓越した推理力で犯人に挑む。
    (2013/10/16発売)
    【ノベルスを文庫化】
    --------------------

  • : <strong>石の繭 警視庁殺人分析班 (講談社文庫)</strong>

    石の繭 警視庁殺人分析班 (講談社文庫)
    ◆内容紹介
    モルタルで固められた惨殺死体発見――犯人より愛宕署特捜本部へ電話が。新米女性刑事・塔子が交渉相手となったが。本格警察ミステリーの白眉。
    (2013/5/15発売)
    【ノベルスを文庫化】
    ★文庫化にあたり、ノベルス版に加筆訂正を行いました。以後の文庫も同様です。
    --------------------

  • : <strong>虚空の糸 警視庁捜査一課十一係</strong>

    虚空の糸 警視庁捜査一課十一係
    ◆内容紹介
    「見抜いた!」と思ったら“見抜かされていた”、この衝撃!――宇田川拓也さん(ときわ書房本店)
    人質は東京都民1300万人。前代未聞の警視庁脅迫事件!
    (2013/4/4発売)
    --------------------

  • : <strong>ヴェサリウスの柩(創元推理文庫)</strong>

    ヴェサリウスの柩(創元推理文庫)
    ◆内容紹介
    解剖中の遺体から発見された告発文。黒い絨毯の上で踊る死者──大学医学部で次々起こる不可解な事件。若き女性解剖学者が医学教室の謎に挑む! 第16回鮎川哲也賞受賞作。
    (2012/5/30発売)
    【四六判を文庫化】
    --------------------

  • : <strong>水晶の鼓動 警視庁捜査一課十一係</strong>

    水晶の鼓動 警視庁捜査一課十一係
    ◆内容紹介
    部屋中真っ赤に染められた「赤い部屋」で殺人事件が起き、新人刑事・如月塔子と相棒の鷹野は遺留品の捜査を開始する。
    時を同じくして、都内各所で連続爆破事件が発生。 果たして、「赤い部屋」の謎と東京の運命は?
    (2012/5/8発売)
    --------------------

  • : <strong>蟻の階段 警視庁捜査一課十一係</strong>

    蟻の階段 警視庁捜査一課十一係
    ◆内容紹介
    新米女刑事・如月塔子が挑む、新たな難事件
    頭蓋骨、白い花、掛け時計、スープ皿――遺体の周りに残された奇妙な四つの品の意味とは? 本格ミステリの緻密さと警察小説の迫力が融合! 好評シリーズ第二弾
    (2011/10/6発売)
    --------------------

  • : <strong>石の繭 警視庁捜査一課十一係</strong>

    石の繭 警視庁捜査一課十一係
    ◆内容紹介
    警視庁捜査一課の女性刑事を描く骨太小説!モルタルで固められた死体と大ポンペイ展の石膏像との関係は?捜査本部にたびたび電話をかけてくる大胆不敵で異常な犯人と、捜査一課の女性刑事との攻防始まる。
    (2011/5/10発売)
    --------------------
          ↑
    2008/10月~2011/4月
        暗黒時代
          ↓
    --------------------

  • : <strong>真夜中のタランテラ</strong>

    真夜中のタランテラ
    長編第2作。
    【在庫なし・文庫化の予定なし】
    (2008/9/30発売)
    --------------------

  • : <strong>ヴェサリウスの柩</strong>

    ヴェサリウスの柩
    第16回鮎川哲也賞受賞作。大学医学部を舞台に「解剖」と「遺体」を描いたミステリーです。献体された「ご遺体」から謎の脅迫状が発見され、その記述に従うように不気味な事件が発生します。【在庫なし】
    (2006/9/30発売)