活動状況

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    ■小説関係(2017/6/1)
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    ●2017年7月、十一係9『奈落の偶像』、十一係7の文庫版『蝶の力学』が発売される予定です。
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    ●2017年3月25日、『永久囚人 警視庁文書捜査官』が発売されました。
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    ●2017年1月25日、『警視庁文書捜査官』(文庫版)が発売されました。
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    ●2016年12月15日、『共犯レクイエム 公安外事五課』が発売されました。
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    ●2016年11月8日、十一係8『雨色の仔羊』が発売されました。また、11月15日には十一係6『女神の骨格』が文庫化されました。
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    ●2016年11月13日~WOWOWにてドラマ『水晶の鼓動』(全5話)が放送されました。

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    ■イベント関係(2015/6/21)
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    ●最近イベント参加が減っております。どのへんが「イベント・シンポジウム日記」なのかわからなくなってきました。

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2009年1月の記事

2009年1月28日 (水)

2009ライフサイエンス知財フォーラム

 麻見和史です。今日は日本製薬工業協会、(財)バイオインダストリー協会主催、2009ライフサイエンス知財フォーラム『ライフサイエンス先端技術の特許保護:問題点とその整理~ヒトiPS細胞を例として~』を聴講してきました。
 わたくし的には、先週の国会図書館・館内見学と並ぶ、1月の目玉イベントである。iPS細胞の産みの親、京大の山中伸弥先生が講演してくださるのだ。
(注:山中先生が登場するのは、この文章の後半です)

 わくわくしながら地下鉄で大手町へ。乗り換えで使うことはあるが、目的を持って降りることはあまりない駅である。ここだろうと思って突き進んで行ったら日本経済新聞社だった。
 真の目的地は、その隣にある経団連会館。入口に警備の人がふたりもいて、不審な行動など見せたら即座に取り押さえられそうだ。フォーラムに来ましたと言ったら、14階ですと教えてくれた。
 エレベーターで14階に上がると、すぐ受付が見つかった。名刺と引き替えに今日の資料を受け取り、経団連ホールへ。スペースの関係であろう、受付からすぐ左右に通路が分かれ、その向こうにホワイエがあるのだが、この通路がけっこう狭くて窮屈だった。また、1階部分は420席あるが、トイレの数があまりにも少ないので女性は大変だったのではないだろうか。ちなみに、2009年5月にはあらたな経団連会館がオープンするらしい。新しいホールにはトイレがたくさん作られているとよいのだが。

 スタートの15分前ぐらいに入ったのだが、すでにいい席はけっこう埋まっている。一番前に行こうかと思ったが《関係者席》の札が貼ってあったのであきらめ、前寄り、左端に座った。席と壁の間にデッドスペースがあって、荷物やコートを置くことができた。
 もともとの予定では山中先生の講演が一番最初だったのだが、先生の都合で15時40分からに変更されたそうである。
 以下、プレゼンテーションとして発表された題目と、個人的なメモを少々。講演者は敬称略にて失礼します。

「先端技術の特許保護への対応」南孝一(特許庁)
 iPS細胞フィーバーがあったせいか、日本における特許出願ルールは欧米と比べて厳しいという声を受け、見直しを始めるようである。

「大学発先端技術の実用化と特許─何をなすべきか─」玉井克哉(東京大学先端研)
 医薬系では、論文をジャーナルに発表するタイミングが難しいらしい。途中段階で発表するとライバルに情報を与えてしまうことになるし、だからといって発表せずにいると先を越されてしまうかもしれない。さらに特許出願の時期もからむので大変のようだ。

「大学における知的財産戦略~東京医科歯科大学の例を中心として~」前田裕子(東京医科歯科大学知的財産本部)
 東京医科歯科大学では印刷会社から寄付講座として3億もらい、印刷技術を医療に取り込む開発をした。

「米国ベンチャー投資と知財~先端技術育成の仕組みを例として~」稲葉太郎(三井ベンチャーパートナーズ)
 三井ベンチャーは国内外でベンチャー企業に投資し、企業を育てている。アメリカではiPS細胞がらみのベンチャーも出てきているらしい。ベンチャーキャピタル(VC)における今回の不況の影響は思ったほどひどくなく、投資額20%減ぐらいで済んでいる、とのこと。

「京都大学におけるiPS細胞研究から生まれた知財の管理・活用の現状と今後の展開について」寺西豊(京都大学産官学連携センター)
 もはや日本の特許では戦えないと判断してか、京大ではまず最初にアメリカで特許を出願しているそうである。

「研究ライセンスとその課題」高柳昌生(日本ライセンス協会)
 私の講演は時間調整ですと言い切った高柳氏には、男気を感じた。みんな少しずつ少しずつ、自分の持ち時間をオーバーするんですよねえ。

「ライフサイエンス先端技術の特許保護と活用:問題点とその整理」渡辺裕二(製薬協知的財産委員会)
 iPS細胞技術は製薬協としても支援していきたいとのこと。

 途中コーヒーブレイクがあり、パレスホテルの給仕さんがコーヒーやオレンジジュースを出してくれていた。参加費無料だというのに、主催者は太っ腹なことである。

 さて、いよいよ京都大学iPS細胞研究センター長・山中伸弥教授の出番である。演題は「iPS細胞の可能性と課題」。今までの人たちが各20分の持ち時間だったのに対し、先生には40分の時間が用意されている。
 山中先生どうぞ、とアナウンスされたのだが先生はなかなか現れない。やがて登壇し、「トイレにいたらアナウンスが聞こえたので慌てて飛んできました」と言って聴衆を笑わせた。ついさっき、京都から着いたばかりだったらしい。以前テレビで見たことがあるのだが、それよりずっとフランクな印象の方だった。あれだけ有名になったというのに、全然いばった感じがない。
 iPS細胞の研究経緯などをご本人から聞くことができて、とても面白かった。
 多能性誘導因子として24の候補があったのだが、ひとつずつでは成果が出ず、では24因子のウイルスをまとめて混合投与したらどうだと考えたのが、山中先生の研究室にいた高橋和利さんだったそうだ。高橋さんは工学部の出身で、医学・薬学系の知識が全然なかったのだが、それが逆にこの大きな発見につながったようである。
 誰が何度やってもうまくいくのでこれを早く発表したかったのだが、タイミングの悪いことに、少し前に韓国で捏造事件があった。出せば必ず嘘つき呼ばわりされるだろうから、この発表はすごく嫌だったという。実際、発表してからしばらくはさまざまな批判をされた。おそらく、いわれのない中傷もあったことだろう。しかし、今ではその正当性が認められ、まだすべてではないが特許も認められているとのこと。
 iPS細胞は小児でも80歳超の人でも、同じように作ることができるらしい(ただ、80歳超の人のほうには、若干、なんらかの困難がある模様)。出来たiPS細胞では、テロメア長の回復も確認されているそうである。
 今後の可能性として、再生医療への希望が語られた。心臓病の人に、自分の体組織から作った心筋細胞を移植すれば、拒絶反応なしの治療が可能となる。
 ALS(筋萎縮性側索硬化症)の話も出た。今もその原因、治療法が明らかではないが、なぜかといえば病態モデルを作ることができなかったから。iPS細胞を使うことによって病態モデルを大量に作り出せれば、研究は飛躍的に進むはずだという(ただ、ALSが生後すぐに発症しないことから、in vitroでどのように同じ状態を発生させるかは今後の課題になる。遺伝的な病気ではないため、何がトリガーになっているのかわからないのである。かといって30年、40年の間、変成を待つわけにはいかないから、刺激を与えるなどして、早期にその状態を再現する方法を確立しなくてはならない)。

 今日は貴重な話を聞くことができて、とても有意義だった。無理して出た甲斐があったというものである。

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2009年1月26日 (月)

国立国会図書館・利用方法

 麻見和史です。自分も最初とまどいがあったので、以下、国立国会図書館(東京本館)の利用方法についてちょっとメモしておきます。勘違いがあったらごめんなさい。
 詳細は国立国会図書館のウェブサイトでご確認ください。
★2012/01/24追記。
2012年1月より国会図書館の利用方法が変わりました
★2012/05/04追記。関連記事[国立国会図書館・カード切り替え(2) 実践編]に利用方法の変更点がメモしてあります。

◆概要
 国立国会図書館は、納本制度により国内のすべての出版物を収集・保存している。身近な図書館と違って個人への貸し出しはしておらず、その場で読んでその日のうちに返却することになっている。
 日曜祝日が休館だが、思わぬ日に閉まっていることもあるので、行く前には開館日カレンダーをチェックしておきたい。

◆行き方
 東京メトロ永田町駅から徒歩10分ぐらい見ておくとよい。半蔵門線利用の人は、有楽町線の永田町駅ホームを通って2番出口に行くのが便利。
 利用者入口から敷地内に入って、左手が本館、右の奥が新館となってます。

◆入館方法
 初めて利用する人はまず新館へ。ロビー右手奥にコインロッカーがあるので手荷物はここへ預ける。100円必要だが、使用後は返ってきます。B5判以上の不透明な袋物(カバン・紙袋・封筒)は館内持ち込み不可なので、100円ショップで透明なケースなどを購入しておくと便利。なければ、コインロッカー室にビニール袋が常備されているので、それを使用する。
 初めての人はカード発行機で住所氏名などを入力し、プラスチック製の館内利用カードを発行してもらう。カードにはナンバーがついていて、以後館内で資料請求するときなど、すべてこの番号で呼び出される。
 すでに利用者登録している人は登録利用者カードを機械に読ませてパスワードを入れると、住所氏名などの入力をせずに館内利用カードが手に入る。なお、館内利用カードはその日だけ使用するもので、退出時には回収される。★2012/05/04削除。
 ちなみに、入るときは特に意識しないのだが、この入口があるのは2階です。
★2010/08/05追記
 利用できるのは満18歳以上の人である。子供さんは入館できないのでご注意ください。
★2012/05/04追記
 2012年1月のシステム変更により、閉架書庫資料の利用には新しい登録利用者カード(ICカード)が必要となった。身分証明書などを持って登録申し込みをすること。館内への出入りおよび資料の利用は、このカード一枚ですべて処理できるようになった。

◆資料請求方法
 新館から入った場合は、ゲートを抜け、左手に曲がったところに検索用のコンピュータ端末が並んでいる。空いているところに座ってカードリーダーに館内利用登録利用者カードをセット。あとは画面の指示に従って、閲覧したい本を検索、請求する。1回に閲覧できるのは書籍なら3冊まで。★2012/05/04変更。
 請求したら、本の準備ができるまで15分ぐらい待機。もし初回利用であれば、その間、新館の真ん中あたりにあるカウンターで利用者登録をしてしまうとよい。
 請求した本が用意できたかどうかは、電光掲示板で確認する。雑誌は新館。書籍の場合は通路を抜けた本館のホールに掲示板がある。手元の館内利用カードに書かれた番号が表示されるのを待つ。
 自分の番号が表示されたらカウンターへ行ってカードを提示。これで3冊入手できる。
★2012/05/04削除。
★2010/11/15追記
 書庫から探してきてもらうのに時間がかかるので、請求タイミングには注意したい。3冊全部読み終えてから次の本を請求すると、出てくるまでやることがなくなってしまう。3冊のうち1冊か2冊読み終えたらすぐ返却し、次の請求をすれば、読んでいる間に本を用意してもらえる。
それを繰り返していくのが賢いやり方である。
★2012/05/04追記
 2012年1月のシステム変更により、電光掲示板は廃止された。請求した資料がカウンターに到着したかどうかは、各人がパソコンでチェックする方法に変更された。届いていることがわかったらカウンターに行ってカードを提示する。

◆閲覧方法
 館内には複数の閲覧室があるので、そこを利用する。一般の閲覧室なら、特に座席指定はないので、空いている席が使える。廊下のベンチや1階のソファで読んでいる人もけっこういます。
 なお、返却するまでは常に本を持って歩くことになる。ということはトイレの中にも持ち込むことになるし、後述の食堂にも持って入ることになるのだが、これは本の管理上、問題ないのだろうかと今ちょっと疑問に思いました。もちろん、汚さないように注意しましょう。
★2009/06/25追記
 その後確認したところ、食堂のそばにはコインロッカーがあり、飲食する際はそこに館内資料を入れておくよう、注意書きがあった。

◆設備等
 お手洗いは豊富にあります。お気に入りのトイレを見つけよう。
 館内で食事もできる。新館1階と本館3階に喫茶室があります。ちらっと見た感じでは、本館3階のほうが値段が安く、カレーが380円だったと記憶している。本館6階には大きな食堂があって、メニューが充実している。国会丼、新国会丼もある。食堂には飲料の自販機もあるので、喉が渇いただけなら喫茶室へ行くより、ここで缶コーヒーなどを飲んだほうが経済的。
 同じく本館6階には売店もあって、パンとかカップ麺が買える。食堂へ持ち込んで食べることができます。

◆資料返却方法
 閲覧が終わったら、最初に借りたカウンターへ持っていって返却する。
★2012/05/04追記
 このときもカードの提示が必要。

◆資料複写方法
 コピーがほしい場合は複写依頼ができる。雑誌なら新館1階、書籍なら本館2階の複写カウンターへ。複写できる分量は、1冊の半分までである。
 事前準備として、どの本のどのページ(なんという章)からどこまでほしいという情報を、明らかにしておく必要がある。書籍の場合、本館の複写依頼用端末で今自分が閲覧している3冊のうち、どの本をコピーしたいか選択、申し込み用紙を出力する。3冊コピーの必要があれば、3枚出力。印刷された紙に、どこからどこまで、などの必要事項を記入する。同時に、手元の本の該当ページ(開始ページと終了ページ)に、栞を挟む。★2012/05/04削除。
 それらを持って複写カウンターへ移動。けっこう並んでいることがあるので時間には余裕を持ちたい。
★2012/05/04追記
 2012年1月のシステム変更により複写依頼方法も変わっていると思われるが、現時点では筆者はまだ試したことがない。詳しくわかったら情報追記します。

◆退館方法
 資料を返却したのち、館内利用登録利用者カードをゲートに投入してかざして退出する。★2012/05/04変更。
 利用時間は、平日なら19時まで。しかし資料の請求ができるのはその1時間前までなので注意。即日複写してほしい場合も18時までに申し込んでおかなくてはならない。

◆その他
 利用者登録していると、自宅のパソコンから資料の複写依頼ができる。費用を払えば自宅に送ってもらえます。遠方の人には大変便利。
 見たことのない資料など、複写すべきページがわからない場合は、目次だけ先に複写・送付してもらうとよい。まあ、実際に見てから複写依頼するのが確実ですが。

[関連記事:国立国会図書館・館内見学会]
[関連記事:国立国会図書館・資料の複写]
[関連記事:国会丼・新国会丼]
[関連記事:国立国会図書館・システム障害]
[関連記事:国会図書館のサービスが変更になるらしい]

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2009年1月21日 (水)

国立国会図書館・館内見学会

 麻見和史です。1月21日のエントリーのつづきです。

 講演会終了後、国立国会図書館・館内見学会が行なわれた。20名ぐらいずつ、A、Bふたつのグループに分かれて、ぞろぞろと職員さんのあとについていく。私のグループは参加者のうち8割以上が女性だった。これから司書を目指すのだろうか、学生ふうの人がけっこういる。
 今日は休館日なので写真撮影の許可が出た。これは嬉しかった。以下に差し支えのなさそうなところを何枚か掲載します。

 新館の検索コーナーを抜けて、まず本館へ。初めての方への配慮として国会図書館の利用方法が説明されたが、これは実際に使ってみないと感じがつかめないだろう。ということで、別エントリーにて当方の個人的な覚え書きを記します。これから国会図書館に行くという方、興味があればごらんになってください。
[関連記事:国立国会図書館・利用方法]

 閲覧室などの説明が続くので、もしや目に見えるところだけの見学会かと心配したが、そのあと新館地下の書庫に連れて行ってもらえた。これを待っていました。
 暗い通路を抜けてエレベーターで地下4階に下りる。新館は地上4階、地下8階建てなのだそうだ。書庫は一定の温度、湿度に保たれているが、蔵書の燻蒸などはしていないとのこと。
 さすが国会図書館だけあって、地下書庫はきれいに整頓されている。省エネのため人感センサーがついていて、人がいない場所は通常、明かりが消えているらしい。休館日ということもあって、全体的にフロアは暗い印象だった。こんな感じです。

Photo_7 

 漫画雑誌もとってありますということで『少年マガジン』の創刊号を見せてくれた。この漫画の棚、前にテレビで見た記憶がある。観光名所のようなものなのか。

Photo_8 

 さらにエレベーターで地下8階へ。ここは見どころがあった。わずかなスペースだが地上までの吹き抜けが設けられていて、非常に面白い空間になっている。これですよ。こういうのを見せていただくと、ああよかった、来た甲斐があった、という気持ちになります。写真は、地下8階から上を見たところ。

Photo_9 

 見学会終了後、何か熱心に質問をしている人がいた。ロッカーで荷物をとって戻ってきたらまだ質問していたので、よほど切実な問題があるのだろうと推察した。頑張ってください。

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デジタル時代のスウェーデン国立図書館の挑戦

 麻見和史です。今日は仕事にも関係あるということで、国立国会図書館主催の講演会『デジタル時代のスウェーデン国立図書館の挑戦』を聴講してきました。

 国立国会図書館には調べもので過去何回か来ているので、不安なく会場にたどり着けた。しかし掲示されたポスターが小さく、順路も書かれていなかったようなので、初めて訪れた方は迷ったんじゃないだろうか。
 おもに雑誌を収蔵している新館へ入ると、案内の女性が立っていて、会場は2階ですと教えてくれた。ロッカーに行く手前、普段は立ち入り禁止になっている階段を上がると、きれいなホールがあった。事前申し込み制なので、受付で名前を告げる。チェック後、今日の資料をくれたのだが、あとで質問票とアンケート用紙がなかったことに気がついた。面倒なので質問もアンケート回答もしなかったが、受付の人は今後、漏れのないよう注意していただきたいことであります。

 400人ぐらい入れそうなホールに、今日は200人ぐらい集まったようである。男性は中年の方が中心で、私もそうですが、背広を着ている人が多かった。一方の女性はだいたい私服で、眼鏡率が高い。男女とも参加者は皆おとなしい印象で、ウムこれぞ日本の司書さんという雰囲気だ。
 メインとなる講演はスウェーデン国立図書館のグンナー・サーリン館長によるもの。ウェブ時代の図書館のあり方と、印刷物のデジタル化への取り組みについて、1時間半にわたって話してくださった。今日は逐次通訳(ある程度講演者が喋ったところで、まとめて通訳が入る形)がついていたのでよく理解できた。

 以下、その内容。
 IT技術の発達した今、図書館はウェブとの共存を目指すべきである。図書館は変わって行かなくてはならない。スウェーデン国立図書館では蔵書のデジタル化を進め、これをウェブ上で公開して、誰でもどこからでも閲覧可能となる仕組みを作り始めている。旅行文献、週刊誌、地図、ポスター、新聞などを1ページずつ撮影して、デジタル化している。新聞は1649年までさかのぼり、それ以降のものを処理対象としているが、20世紀のものは著作権の関係があって作業できずにいる。スウェーデン文学バンクというシリーズでは、出版社に著作権料を払ってデジタル化している。もちろんデジタル化と同時に原本を保管することも図書館の大事な役目である。
 デジタル化の際、難しかったのは、質を高めるために量を減らすか、質を犠牲にしても大量の作品を処理するかという判断だった。
 ウェブ時代になってあらたな図書館員像が求められている。従来のように自分の専門分野に特化するだけでなく、図書館の外とのコミュニケーションをとらなくてはならない。スペシャリストではなく、ジェネラリストであるべき。外の世界のパートナーとうまく連携できてこそ、グッドリーダーなのである。
 ──といったお話だった。

 後半では、国立国会図書館の長尾真館長がサーリン館長と対談。
 スウェーデンでは2009年8月に新納本法がスタートする予定で、これによりすべての電子出版物(新聞を含む)にも納本の義務が生じるらしい。ただ、出版社側がデータを提供するのか、それとも図書館側がデータを収集しに行くのか、まだ詳細は決まっていないとのこと。間に合うのだろうかと、他人事ながら心配になってくる。

 以下、私見ですが……。
 これは当方が部外者であるせいだとわかっているのだが、今日の話を最後まで聞いて、残念に思った点がひとつあった。
 なぜそれほどの手間暇をかけ、国家的プロジェクトとして蔵書をデジタル化、ウェブ化しなければならないのか、その理由についてサーリン館長からは一言も説明がなかったのである。一般の人があまりよく知らずにいるもの(実際スウェーデンでも、ウェブに掲載したそれらコンテンツにアクセスしているのは研究者ばかりだという)に予算を使うからには、一般受けするようなわかりやすい説明を用意したほうがよいと思うのだ。そして、こうしたイベントの場では常にその正当性、重要性に触れておいたほうがよいのではないか。閉じた世界だけで話をしていると、外部の声の大きい人たちが「なんで? そんなに予算いらないでしょ?」とそのうち絡んできそうな気がする。
 そうならないためにも、事前に有効な手段を講じておいてほしいと思うのですが、まあしかし、よけいなお節介だったらすみません。

 さて、講演会が終わったあと、事前に申し込んだ40名のみ、国会図書館の館内見学ツアーに参加することができたのだった。じつは、本日のメインイベントはこれだったのである。
 後半へつづく。

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2009年1月19日 (月)

言語情報とコンピュータ ─人間の文法とコンピュータの文法とは何が違うのか─

 麻見和史です。今日は仕事の帰りに国立情報学研究所主催、平成20年度市民講座『未来へつながる情報学』、第7回『言語情報とコンピュータ ─人間の文法とコンピュータの文法とは何が違うのか─』を聴講してきました。

 場所は一ツ橋の学術総合センター。この前『日本で使える電子ジャーナルプラットフォーム』を聴いたのは12階の会議室だったが、今日は2階の中会議場で開催された。階段でそのまま上がれるので楽である。
 廊下は大変広く、ソファなんかが置いてある。会議場に入ってみて驚いた。4人掛けの長テーブルが横に4つ、縦には30列ぐらい並んでいたと思う。

 講師は情報学プリンシプル研究系、准教授の金沢誠先生。終始にこやかに話してくださったが、内容はかなり難しい。
 人間の言語を数学モデルで研究する中で「形式文法」が提唱された。言語を形式的に記述するものだが、じつは、コンピュータのプログラミング言語と同じ仕組みを持つものだとわかった。そこから両者を統合するような形で形式言語理論が登場し、のち、コンピュータ基礎科学の方向と数理言語学の方向へと分かれていった。
 人間の言語はかっこと入れ子構造を持っている。入れ子構造は言語学者チョムスキーにより「文脈自由文法」として定義された。プログラミング言語もかっこと入れ子構造を持っていて、たとえばJavaScriptにもその文法が見られる。
 もともとプログラミング言語はヒトの言語をベースに作られているから、仕掛けが似ているのは当然。ただ、プログラミング言語が曖昧さを許さないのに対して、ヒトの言語は曖昧さを許している。というか、曖昧であっても前後のニュアンス、状況などで意味が通じてしまう。
 このへんまでは、ああなるほどと納得して聴いていたのだが、後半はついていけなくなった。専門用語として「構文木」(コウブンキ)、「Dyck言語」(ダイク─)、「多重文脈自由文法」などだけメモ。
 エピソードとして面白かったのは、ハウザー、チョムスキー、フィッチらの研究の話。かっこと入れ子構造は人間に特有のもの、という仮説が提示されたそうである。しかし別の学者によるとホシムクドリは「繰り返し」と「入れ子」を学習したという。このへんはロマンが感じられる。
 ほかに、ドイツ語スイス方言だけが、かっこと入れ子構造だけでなく「交差」を認めているという話を興味深く聴いた。

 今日は300人ぐらいの受講者がいたのだが、非常にお年寄り率が高かった。真ん中ブロック、前のほうの席はほとんど白髪の男性で占められていたような気がする。最近こういう受講者をあまり目撃していなかったので、ちょっと新鮮な感じがあった。
 なぜお年寄り率が高いのか不思議だったのだが、あらためてチラシを見ると、今日のイベントは「市民講座」となっている。なるほど、だから一般の方の参加が多いのだ。東大駒場で生研(生産技術研究所)のイブニングセミナーが行なわれていたころ、やはりお年寄りが多かったのと似ている。
 難しい講座だが、これだけ多くの参加者があるというのは頼もしいことである。

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2009年1月10日 (土)

医療人類学の最前線Ⅰ:遺伝、神託、バイオテクノロジー

 麻見和史です。今日は 慶應義塾大学グローバルCOEプログラム 論理と感性の先端的教育研究拠点 哲学・文化人類学グループ公開シンポジウム『医療人類学の最前線Ⅰ:遺伝、神託、バイオテクノロジー』に出席してきました。

 会場の東館8階のホールに入ったところ、東大・福武ホールよりもさらに横長だったので驚いた。スクリーンは中央に大きいものがひとつ、左右にもそれぞれ小さいものが設けられているが、端のほうに行ってしまうと明らかに見にくくなる。それで中央寄りのブロックに席をとった。椅子がやけに豪華で、重役会議に使われるようなタイプだったのだが、若干座りにくいような気が……。

 さて、今日の講義はどんなものかと、あらためてチラシを見てみる。

北米・医療人類学の第一人者であり、日本でも『脳死と臓器移植の医療人類学』、『更年期:日本女性が語るローカル・バイオロジー』、『都市文化と東洋医学』等の著書で知られるマーガレット・ロック先生をお迎えします。ロック先生に、遺伝、老い、リスクについてお話いただき、生命倫理・行動遺伝学の先生方に、最新の知見をご紹介いただきます。

 医療人類学という言葉を聞くのは初めてだ。これは期待が高まります。

 やがて右隣の席に誰かが腰を下ろした。見れば外国人の女性である。前の席にも彼女の知人らしい外国の方が二名座ったので、大変緊張する。
 あとでわかったのだが、すぐ前に座った女性は講演者マーガレット・ロック先生その人だった。マッギル大学で医療人類学を教えている方らしい。

 いよいよロック先生の講演が始まった。だがこのとき、当方は大変な勘違いをしていたことに気づいた。なんてことだ、この講演には通訳がついていなかったのである。
 以前慶應大学でシンポジウムに参加したときには通訳があった。東大でも、通訳がつかない場合はそのむね注意書きされているのが普通なので、そういうイベントには参加しないよう気をつけていたのだ。
 では今回のチラシはと見ると、通訳については何も書かれていないのだった。「どなたでも参加できます」とあるわりには、ハードルが高いではありませんか。
 こちらが勝手に勘違いしたのだから文句は言えないが、一言チラシにそう書いておいてくれれば親切だったと思います。

 結局、ちんぷんかんぷんなまま1時間が過ぎていった。途中、隣の外国人女性がくすくす笑う場面があったので「ここは笑うところなのか」と、周囲に合わせ、曖昧な笑みを浮かべたりした私である。惨敗です。

 ふたつ目の講演は日本語だったので助かった。東大で生命倫理を教える米本昌平先生の「科学革命としてのヒトゲノム計画とその後の日本、ながはまプロジェクトを例に」というもの。
 20世紀の遺伝学と21世紀のゲノム研究は手法が大きく異なる。21世紀は、コンピューターを使った統計的な研究が中心となっており、データを見ていって何か発見があれば、それで論文が1本書けてしまうらしい。
 ヨーロッパ、特にフランスでは遺伝情報は社会で共有するものという考え方があるそうだ。フランスは生命倫理法の改正により、肉体の処分権は個人にはない、とした。だがアメリカではプライバシー重視の声が強く、研究にもいろいろ制約がある。そうした中、発展途上国では早く成果を上げたいという焦りから、いささか強引な研究が行なわれる可能性があって、そこが心配だという。
 滋賀県長浜市では「ながはまルール」によって、住民のバイオバンクが作られたとのこと。詳細は説明されなかったが、調べてみると面白いかもしれない。

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2009年1月 6日 (火)

デザイン満開 九州列車の旅

 麻見和史です。本年も、どうぞよろしくお願いいたします。
 とまどいの2006年、迷走の2007年、修行の2008年ときて、今年は躍進の2009年にしたいと考えております。まずは3作目を形にするのが当面の目標。全力で頑張ります。

 さて、今日は仕事で出た帰りに、INAXギャラリーの『デザイン満開 九州列車の旅』を見てきました。

 今まで知らなかったのだが、JR九州の主要な列車のデザインは、水戸岡鋭治さんという工業デザイナーがほとんどひとりで手がけているとのこと。
 パネル展示された「つばめ」「かもめ」「ソニック」「ゆふいんの森」などを見たが、まるで松本零士さんの漫画に出てきそうな斬新さでびっくりした。九州には今も気動車の走る区間があるそうで、それもまたマニア心をくすぐってくれる(マニアでない方のために説明すると、気動車というのはディーゼルエンジンを搭載し、軽油を燃やして走る鉄道車両のこと)。こうした列車を日常的に見られるのだから、九州在住の方が羨ましい。
 列車の写真とともに、Nゲージの模型が展示されていたのも好印象。これを企画したのは、マニアの心がよくわかっている方だと思われる。

 1階のブックギャラリーでは、展覧会にあわせて鉄道趣味関係のコーナーが出来ていた。往年の鉄道少年としては、大いに血が騒ぐことでした。

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作品リスト

  • 蝶の力学 警視庁殺人分析班 (講談社文庫)
    ◆作品内容
    遺体の首に挿された青い花。猟奇的な装飾に戦慄する殺人分析班は、新聞社に届いた挑戦状らしきメールに言葉を失う。
    (2017/7/14発売予定)
    【ノベルスを文庫化】
    ----------------------
  • 奈落の偶像 警視庁捜査一課十一係
    ◆作品内容
    〈警視庁捜査一課十一係/如月塔子〉シリーズ最新第九作。日本最大の繁華街で起きた殺人事件に、女性刑事・如月が挑む!
    (2017/7/6発売予定)
    ----------------------
  • : <strong>永久囚人 警視庁文書捜査官</strong>

    永久囚人 警視庁文書捜査官
    ◆内容紹介
    殺人予告か非業の手記か──。謎の小説を解読せよ! 奇妙な幻想小説どおりに殺人事件が! 文字マニア・鳴海理沙警部補が謎に迫る。
    (2017/3/25発売)
    ----------------------

  • : <strong>警視庁文書捜査官 (角川文庫)</strong>

    警視庁文書捜査官 (角川文庫)
    ◆内容紹介
    捜査一課に設置された文書解読班。文章心理学を学んだ鳴海理沙警部補は、右手首が切断された不可解な殺人事件を捜査する。現場に残されたカードの意味とは?
    (2017/1/25発売)
    【四六判を文庫化】
    ----------------------

  • : <strong>共犯レクイエム―公安外事五課 (ハルキ文庫)</strong>

    共犯レクイエム―公安外事五課 (ハルキ文庫)
    ◆内容紹介
    〈裏切者(モグラ)は誰だ!? 上司を、同僚を、監視する女〉──公安部に異動になった篠原早紀は、東欧スパイを調査する傍ら、組織内の裏切者を探すことに…。
    (2016/12/15発売)
    【文庫書き下ろし】
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  • : <strong>女神の骨格 警視庁殺人分析班 (講談社文庫)</strong>

    女神の骨格 警視庁殺人分析班 (講談社文庫)
    ◆内容紹介
    洋館で火災が発生。鎮火後、隠し部屋で発見された白骨遺体は、頭部が男性、胴体が女性だった! この家でいったい何が? 如月塔子シリーズ第六弾の文庫化。
    (2016/11/15発売)
    【ノベルスを文庫化】
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  • : <strong>雨色の仔羊 警視庁捜査一課十一係</strong>

    雨色の仔羊 警視庁捜査一課十一係
    ◆内容紹介
    SOSメッセージの書かれたタオルを手掛かりに、如月塔子と鷹野は捜査を開始するが…。事件の鍵を握るのは九歳の少年? 十一係シリーズ第八弾。
    (2016/11/8発売)
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  • : <strong>死者の盟約 特捜7</strong>

    死者の盟約 特捜7
    ◆内容紹介
    傷のない遺体の顔に、なぜ犯人は包帯を巻いていったのか? 心配性の岬と楽天家の里中が捜査を開始する。TVドラマ化された『特捜7 銃弾』の続編!
    (2016/3/22発売)
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  • : <strong>聖者の凶数 警視庁殺人分析班 (講談社文庫)</strong>

    聖者の凶数 警視庁殺人分析班 (講談社文庫)
    ◆内容紹介
    アパートの空き部屋で、顔と両腕を損壊された遺体が見つかった。腹に書かれた「27」は何を意味するのか。如月塔子と鷹野は年末の上野界隈で捜査を開始するが…。
    (2016/1/15発売)
    【ノベルスを文庫化】
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  • : <strong>蝶の力学 警視庁捜査一課十一係</strong>

    蝶の力学 警視庁捜査一課十一係
    ◆内容紹介
    資産家夫妻の殺人・誘拐事件が発生。相棒離脱の中、如月塔子はこの猟奇的な事件を解決できるのか? シリーズ第七弾!
    (2015/12/3発売)
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  • : <strong>深紅の断片 警防課救命チーム</strong>

    深紅の断片 警防課救命チーム
    ◆内容紹介
    「少女が閉じ込められている」それは犯人からの119番通報だった…。命を弄ぶ凶悪犯に立ち向かうのは、命を助ける術しか持たない、救急隊!
    (2015/5/27発売)
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  • : <strong>虚空の糸 警視庁殺人分析班 (講談社文庫)</strong>

    虚空の糸 警視庁殺人分析班 (講談社文庫)
    ◆内容紹介
    刺殺遺体が握っていたナイフの意味とは。犯人は二億円を用意できなければ、都民を一人ずつ殺害すると予告。殺人分析班が推理する!
    (2015/5/15発売)
    【ノベルスを文庫化】
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  • : <strong>警視庁文書捜査官</strong>

    警視庁文書捜査官
    ◆内容紹介
    文章心理学を使って殺人犯を追跡する捜査官・鳴海理沙登場!
    (2015/1/29発売)
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  • : <strong>女神の骨格 警視庁捜査一課十一係</strong>

    女神の骨格 警視庁捜査一課十一係
    ◆内容紹介
    発見された白骨は、男性の頭部と女性の胴体だった。刑事・如月塔子が事件の真相を追う!
    (2014/12/3発売)
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  • : <strong>屑の刃 重犯罪取材班・早乙女綾香 (幻冬舎文庫)</strong>

    屑の刃 重犯罪取材班・早乙女綾香 (幻冬舎文庫)
    ◆内容紹介
    腹部に煙草の吸い殻と空き缶を押し込まれた遺体。CS放送記者・早乙女綾香が取材に走る!
    (2014/10/9発売)
    【文庫書き下ろし】
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  • : <strong>特捜7: 銃弾</strong>

    特捜7: 銃弾
    ◆内容紹介
    警官殺しと両腕のない死体。一課のエースと変わり者の女性刑事が謎を追う!
    (2014/5/22発売)
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  • : <strong>水晶の鼓動 警視庁殺人分析班 (講談社文庫)</strong>

    水晶の鼓動 警視庁殺人分析班 (講談社文庫)
    ◆内容紹介
    殺人現場は、部屋中真っ赤に染められた「赤い部屋」だった。東京を震撼させる連続爆破事件との関連はあるのか――。
    (2014/5/15発売)
    【ノベルスを文庫化】
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  • : <strong>聖者の凶数 警視庁捜査一課十一係</strong>

    聖者の凶数 警視庁捜査一課十一係
    ◆内容紹介
    顔と腕が損壊された死体。その腹部には《27》という謎の数字が記されていた。新米女刑事・如月が挑む、もっとも残酷で哀しい事件!
    (2013/12/5発売)
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  • : <strong>蟻の階段 警視庁殺人分析班 (講談社文庫)</strong>

    蟻の階段 警視庁殺人分析班 (講談社文庫)
    ◆内容紹介
    惨殺死体と共に発見されたのは頭蓋骨・白い花・掛け時計・スープ皿。一体何を意味するのか。殺人分析班が卓越した推理力で犯人に挑む。
    (2013/10/16発売)
    【ノベルスを文庫化】
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  • : <strong>石の繭 警視庁殺人分析班 (講談社文庫)</strong>

    石の繭 警視庁殺人分析班 (講談社文庫)
    ◆内容紹介
    モルタルで固められた惨殺死体発見――犯人より愛宕署特捜本部へ電話が。
     新米女性刑事・塔子が交渉相手となったが。本格警察ミステリーの白眉。
    (2013/5/15発売)
    【ノベルスを文庫化】
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  • : <strong>虚空の糸 警視庁捜査一課十一係</strong>

    虚空の糸 警視庁捜査一課十一係
    ◆内容紹介
    「見抜いた!」と思ったら“見抜かされていた”、この衝撃!――宇田川拓也さん(ときわ書房本店)
    人質は東京都民1300万人。前代未聞の警視庁脅迫事件!
    (2013/4/4発売)
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  • : <strong>ヴェサリウスの柩(創元推理文庫)</strong>

    ヴェサリウスの柩(創元推理文庫)
    ◆内容紹介
    解剖中の遺体から発見された告発文。黒い絨毯の上で踊る死者──大学医学部で次々起こる不可解な事件。若き女性解剖学者が医学教室の謎に挑む! 第16回鮎川哲也賞受賞作。
    (2012/5/30発売)
    【四六判を文庫化】
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  • : <strong>水晶の鼓動 警視庁捜査一課十一係</strong>

    水晶の鼓動 警視庁捜査一課十一係
    ◆内容紹介
    部屋中真っ赤に染められた「赤い部屋」で殺人事件が起き、新人刑事・如月塔子と相棒の鷹野は遺留品の捜査を開始する。
    時を同じくして、都内各所で連続爆破事件が発生。 果たして、「赤い部屋」の謎と東京の運命は?
    (2012/5/8発売)
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  • : <strong>蟻の階段 警視庁捜査一課十一係</strong>

    蟻の階段 警視庁捜査一課十一係
    ◆内容紹介
    新米女刑事・如月塔子が挑む、新たな難事件
    頭蓋骨、白い花、掛け時計、スープ皿――遺体の周りに残された奇妙な四つの品の意味とは? 本格ミステリの緻密さと警察小説の迫力が融合! 好評シリーズ第二弾
    (2011/10/6発売)
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  • : <strong>石の繭 警視庁捜査一課十一係</strong>

    石の繭 警視庁捜査一課十一係
    ◆内容紹介
    警視庁捜査一課の女性刑事を描く骨太小説!モルタルで固められた死体と大ポンペイ展の石膏像との関係は?捜査本部にたびたび電話をかけてくる大胆不敵で異常な犯人と、捜査一課の女性刑事との攻防始まる。
    (2011/5/10発売)
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          ↑
    2008/10月~2011/4月
        暗黒時代
          ↓
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  • : <strong>真夜中のタランテラ</strong>

    真夜中のタランテラ
    長編第2作。
    【在庫なし・文庫化の予定なし】
    (2008/9/30発売)
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  • : <strong>ヴェサリウスの柩</strong>

    ヴェサリウスの柩
    第16回鮎川哲也賞受賞作。大学医学部を舞台に「解剖」と「遺体」を描いたミステリーです。献体された「ご遺体」から謎の脅迫状が発見され、その記述に従うように不気味な事件が発生します。【在庫なし】
    (2006/9/30発売)