2012年1月22日 (日)

都電荒川線の旅(4) 巣鴨地蔵通り商店街

 麻見和史です。昨年11月26日に都電荒川線に乗ってきた記録の四回目(まだ続いていた)。

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 雑司ヶ谷霊園で夏目漱石先生のお墓を見つけられなかったわが取材班は、再び荒川線の停留場へ戻ったのだった。

 大塚駅前辺りまで来ると、かなり車内が混雑してきた。一両編成なので逃げ場がなく、おろおろした。

 庚申塚(こうしんづか)で下車。「おばあちゃんの原宿」と呼ばれる巣鴨地蔵通り商店街に向かう。入り口付近はこんな感じである。

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 ちょっと遠い。撮影地点の選択ミス。

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 商店街の外れのほうなので人通りは少ない。
 ご老人がコンビニのドアを開けられずに困っていると、店員が親切に対応してあげていた。場所柄、みな普通にそうしているものらしい。

 お地蔵さんを見にいこうかと思ったが、時間がないことに気づいて引き返した。いつかまたお邪魔します。

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 また別のタイプの車両。

 庚申塚停留場に戻って次の電車を待ったのだが、これがかなり混んでいた。無理かと思ったが、大丈夫だと運転手さんが言うので、なんとか乗った。
 このあとの停留場では全員乗せきれず、あとの人は次の電車を待ってほしいとアナウンスする場面が見られた。だが、これはまだ序の口であった。

 王子駅前から終点・三ノ輪橋まではJRの朝のラッシュぐらいの混雑になった。
 入り口は前方だが、出口は後方にある。車内はあまり広くないので、どうしても車両の前のほうに乗客が滞留してしまう。一時、身動きができないほどになった。
 降りる人は相当頑張って乗客を掻き分けていかないと、出口にたどり着けない。降りるのをあきらめた人も、いたのではないだろうか。
 車両に座席が少ない理由がよくわかった。乗って降りて、乗って降りてという電車だから、座席は少しだけでいいのである。

 しかし荒川線でこんな目に遭うとは……。優雅でのんびりした乗り物を想像していたのだが、これ、高齢者にはちょっと危険じゃないでしょうか。
 一度急停車したときなどは、ひやりとした。
「誰か倒れてるよう」と男性の声が聞こえた。老婦人が転倒したらしいが、幸い怪我はなかったようだ。

 徐々に後方に移動して、やがて電車の最後尾に到着した。ここで多少楽になった。

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 後方の窓から撮影した一枚。
 遠くに停留場が見えているが、ごく質素なものである。予算のない鉄道模型レイアウトみたいな感じ。

 荒川遊園地前で降りようかと思ったが、一度降りたら乗れなくなりそうな気がしたのでやめた。
 一時この電車は5分近く遅れていたそうだが、ご協力のおかげで2分何十秒遅れにまで回復できました、というアナウンスがあった。
 今、みんなの気持ちがひとつになった! 違うか。

 やがて三ノ輪橋駅に到着。

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 憔悴しきった乗客たち。
 これで殺人事件が起これば『Xの悲劇』である。

 いやまったく、都電荒川線がこんなにすごいものだとは思わなかった。何事も経験してみなければわからない。大変勉強になりました。

 もう少しつづく。

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2012年1月16日 (月)

国会図書館がピンチらしい

 麻見和史です。今年に入ってから国立国会図書館でシステムトラブルが相次いでいるそうです。

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[国会図書館のサービスが変更になるらしい]で書いたが、2012年1月から国会図書館の利用方法が変更になった。
 年末年始の休みでシステム入れ替えを行い、ある程度のテストを行ったものと思われる。そして1月6日、本稼働を始めた。

 ところが1月7日に1回目の障害が発生した。手作業で対応せざるを得ず、現場は混乱した。少し古い記事だが[国立国会図書館・システム障害]に近い状況だったと思われる。
 そして一週間後の1月14日、またしても障害が発生。さらに本日16日にもトラブルが起きたという。

 現象はいくつかあるようだが、報道によるとログデータが増えすぎてサーバーが処理しきれなかったのが、おもな原因と思われる。言われてみれば1月7日、14日は土曜だから平日より来館者が多かったはずで、なるほどと納得できる。
 ただ本日16日は月曜だから、何がどうなったのか不明だ。もしかしたら不具合対策の不具合か、とも思うが憶測でものを言うべきではないだろう。

 で、国会図書館サイトには何のお知らせも出ていないのかなと思ったら、本日16日のトラブルに関しては「サービス提供情報」に報告が出ていた。これ、1月7日、14日にも出ていたでしょうか。さかのぼって見ようと思っても、ちょっと見つからない状態である。過去にもこの種の報告は見た記憶がない。
 トラブルについてはもちろんシステム屋さんに責任がある。しかし「業者がやっていることだから知りません」とするのも限界があるだろう。

 今さらシステムを元に戻すのは無理だと思うので、システム屋さんに頑張ってもらうしかないのだが、できれば国会図書館には、ウェブサイトできちんと状況を報告していただきたいと思っている。
 これは誰かを責めるためではなく、利用者の立場からの希望である。だって、せっかく予定を調整して電車賃をかけて出かけたのに、手作業です、検索できません、入館できませんなどということになったら目も当てられないではないですか。

 過去二週の結果から、「土曜日は危ない」ということが予想されるわけだから、そのへんはアナウンスしてもいいのではないか。それが無理なら、せめて最近の障害履歴がわかるようにしておいてほしい。恰好悪いから嫌だというのは大変よくわかるのだが、でもそれが利用者への心配りというものではないでしょうか。
 あらかじめわかっていれば「しようがない。システムに負荷がかかるから不要不急の利用はやめるか」と判断する人も出てくるだろう。東日本大震災のときの節電などと同じ理屈である。
 ご一考いただきたいと思います。

[関連:国立国会図書館・利用方法]
[関連:国立国会図書館・館内見学会]
[関連:国立国会図書館・資料の複写]
[関連:国立国会図書館・システム障害]
[関連:国立国会図書館・郵送複写]
[関連:国会図書館のサービスが変更になるらしい]

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2012年1月12日 (木)

並行作業の罠

 麻見和史です。最近、非常に焦った一件があったのでメモしておきます。以後同様のことがないよう注意したい。

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 パソコンの能力に限界があり、原稿を書きながらGoogleマップを見たりしていると動きが遅くなる。それで、あるタイミングでパソコンを再起動するのが習慣になっている。

 その日も数時間作業をしたのち、再起動を行った。しばらくして、いつものWordファイルを開いたのだが、書きかけのところを読み直して衝撃を受けた。
 なんと、原稿が一日前の状態に戻っていたのである。

 いったい何が起こったのか。
 大昔のことだがパソコンがフリーズし、原稿20枚分ぐらいを失って呆然としたことがあった。それ以来、数分に一度はファイルを保存するよう指に覚えさせている。それなのに、なぜこんなことになったのか。

 何かおかしいと感じ、詳細に調べたところ原因が判明した。
 じつは私、原稿作業を始める前にバックアップ用のUSBメモリを覗き、ゴミファイルを削除していた。そのあと、このUSBメモリ内のWordファイルを開いていたのだ。つまりこの日は、バックアップ用のファイルに原稿の続きをどんどん書き足していたことになる。
 そして、再起動後にチェックしたのはHDD内の原稿だった。これは今日いじっていないから、当然、一日前のものである。

 USBメモリ内の原稿を開いたところ、最新の状態であることが確認された。ほっとしました。

 ところで、このUSBメモリには、1時間ごとに自動バックアップする設定となっている。ということは……パソコンを再起動したのち何もせず1時間放置していたら、HDD内の古いWordファイルがUSBメモリに上書きコピーされていたのではないか。危ないところだった。
(さらに調べたところ、バックアップ時の設定で、ファイルの新旧を比較するようになっていたので、ファイルが上書きされる可能性はなかった。わかってみれば、なあんだ、という話である)

 教訓。作業は並行させずひとつひとつ終了させたほうがよい。USBメモリの掃除をしたあと、エクスプローラーウインドウを閉じておけば、こんな騒ぎにはならなかったのだ。
 最近注意力が落ちているので、気をつけないと危ないのである。

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2012年1月 5日 (木)

山手線の新駅計画

 麻見和史です。40年ぶりに山手線に新駅が出来るというニュースを聞いて、びっくりしています。

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 これはいろいろと創作に影響が出るのではないか。
 現在、捜査一課のメンバーを主人公にしたシリーズを書かせていただいているが、リアリティー重視のため、出てくる土地や駅は実在するものを採用している。新駅に言及する文章はもちろんないが、移動経路や時間、町の描写などには関係してくる可能性がある。
 また、たとえば山手線が舞台となる小説があったとすると、将来それを読んだときには、間違いなく違和感が出るだろう。

 さて、おたくとまでは言えないが、私も鉄道好きなので、新駅の名称には興味がある。
 ネットで調べたらやはり駅名を予想する人が多いらしい。私もいくつか考えてみよう。
 土地の名称から取るのが一般的なので、地図を見て検討する。

 JRが持っている土地に建設するわけだが、これがけっこう広く、西側は高輪、東側は芝浦となっている。西にある都営地下鉄の駅は「泉岳寺」で、おそらく乗り換え案内にはこれが出てくるはずだ。
 JRのプライドおよび待ち合わせ等の混乱回避のため、同じ名前にはしないと思う。よって「泉岳寺」は外しておく。

「高輪」はオリジナルの名前だが、「高輪台」という駅が都営地下鉄にあり、これは泉岳寺の南側で、新駅よりむしろJR品川駅に近い。乗り換えの間違いを回避するため、やはり「高輪」も消えるだろう。

 では「芝浦」はどうか。これにすると乗り換えミスはないが、場所がそれほど海に近くないことから、イメージ的にそぐわないと感じる。「浦」という字が実情と合っていないのである。
 また、うがちすぎかもしれないが、かつて東京芝浦電気という会社が存在したことを考えると、「芝浦」は避けたくなるのではないか。

 ネットで見た候補には「北品川」というのがあり、これはなかなかいいように思うのだが、じつは大きな問題がある。京急に「北品川」駅があり、なぜかこの駅はJR品川駅の南側にあって、確実に乗り換えミスが発生する。ゆえに「北品川」の線はない。

 こうなると候補がなく、新しい名前を考えるか組み合わせでいくしかない感じである。
 ネットには「高輪泉岳寺」というのが挙がっていた。しかし都営地下鉄に先を越されている感が二倍なのでこれは選択しづらいだろう。

 困った。名前が決まらない。
 ここであらためて地図を見たところ、建設予定地の南側に「港南」という地名があることに気づいた。少し予定地からずれているし、海にはそれほど近くないのだが、他の駅との混同を避け、元の地名に配慮するなら、これがいいように思う。よし、第一候補は「港南」にしよう。
 第二候補は「港南芝浦」とする。ただ、西日暮里を除くと、他の山手線駅はどれも組み合わせ名ではないため、この可能性は低いかなあと思います。

 以上、山手線新駅の名称予想でした。

★追記。あとでよく調べてみたら、かつて北海道に港南駅があり、廃止されたことが判明した。再考する必要がありそうです。

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2012年1月 1日 (日)

2012年の目標など

 麻見和史です。本年もよろしくお願いいたします。

 昨年は東日本大震災を始めとして大きな災害が続き、ニュースを見ていても「これが本当に起こっていることなのか」と信じられない気分になりました。
 新年になり、今年は穏やかに過ごせるといいなと思っていたら、先ほど関東地方ほかで震度4の揺れを観測。まだまだ油断できない状態です。

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 一年の初めなので、今年の目標を掲げておきます。

◆創作関連
 昨年は講談社さんから警察ミステリー(如月塔子もの)を2冊出すことができました。担当編集者さまには大変お世話になりました。
 シリーズ3作目ですが、昨年中にプロットが出来上がり、本文執筆に着手しております。しばらくは、うんうん唸りながら書き続けることになりそう。今年も全力投球で頑張ります。

◆イベント・シンポジウム関連
 2011年はほとんどシンポジウムに出かけることができませんでした。どのへんが「イベント・シンポジウム日記」なのかわからなくなってきましたよ!
 先日録画して見た『総合診療医ドクターG』(NHK)が大変面白かったので、また医学系のシンポジウムに参加したいと思っています。情報収集は大事です。

◆その他
 Twitterのアカウントを取るかどうか迷っていましたが、現在のところは見送っています。凝り性なので、一度やり始めると、たぶん膨大な時間をとられると思うので
……。

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2011年12月21日 (水)

都電荒川線の旅(3) 雑司ヶ谷霊園

 麻見和史です。都電荒川線に乗った記録、その第三回です。

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 鬼子母神前から一区間、都電雑司ヶ谷停留場で下車した。

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 うしろに見えるのは東池袋のサンシャイン60。

 下車すると、すぐ目の前に雑司ヶ谷霊園があった。

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 広いので、たぶんあちこちに入り口があるのだろう。
 なぜか敷地の中に郵便ポストが設置されてます。

 今日はふらりと立ち寄っただけなので、事前のリサーチを何もしてこなかった。
 失敗した。漱石のお墓の場所ぐらい、調べておくべきだった。

 中高年の団体さんがいて、どうやら文学散歩系の方々らしかった。あとをついていけば漱石のお墓に行けるかも……と思ったが、順番に回っているらしく、すぐには行ってくれそうにない。あるいは、もう通り過ぎてしまったのか。
 あきらめて都電の停留場に戻った。

 しかしここ、霊園の真ん中を舗装道路が通っているんですね。びっくりした。

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 道の両側は墓地。なんとも不思議な感じである。

 もっと不思議だったのは、この道をダッシュしている陸上競技系の方がいたことだ。予想外の使い方である。
 まあ、ドイツのアウトバーンだって、いざというときは飛行機の滑走路にしようとしたらしいから、霊園の中を走るのも、ありなのか。
 いや、よくわかりませんが。

 次回へつづく。

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2011年12月13日 (火)

都電荒川線の旅(2) 学習院大学

 麻見和史です。都電荒川線に乗った記録、その第二回です。

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 学習院下停留場で下車した。学習院大学でお昼を食べるのが目的である。いや違った。史料館でコレクション展を見学し、そのついでにお昼を食べるのである。本当である。

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 去っていく荒川線車両。

 明治通りを北上すると、じきに目白通りが見える。高低差があるので、ここは立体交差になっていた。階段を上って、目白通りへ。

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 目白通りから荒川線を見下ろしたところ。
 こうしてみると、ごく普通の電車が走っていそうな感じですね。

 目白通りを西に進むとJRの目白駅に着くのだが、その手前に学習院大学がある。

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 これはJR目白駅側の門。

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 先にコレクション展を見学することにした。

 イベントの正式名称は『学習院大学史料館開館35周年記念コレクション展「是(これ)!」』である。
『解体新書』の本物など貴重な資料が展示されていたが、私が一番興味深く拝見したのは「ボンボニエール」だった。
 お祝い事などのとき参加者に配られるお土産品だそうだ。金平糖などを入れる容器なのだが、さまざまな意匠が凝らされており、見ていてとても楽しい。複葉機の形をした銀製のボンボニエールはプロペラ部分が外れて、ここから金平糖が出てくるとのこと。

 見学していたらカメラを持った男性がやってきて、今から展示場を撮影するのでご了承くださいという。学内の新聞などに載せるのかもしれない。
 当方、写真を撮るのは好きだが撮られるのは苦手なので、慌てて外に出た。

 12時を過ぎたので学食に行ってみた。
 土曜日だったため麺類を扱うカフェテリアは休業、メインの食堂だけが営業していた。

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 メニューサンプル。

 値段を見て驚いた。ラーメン230円、カレーライス260円、カツ丼370円、生姜焼き定食400円、唐揚げ定食430円というのは激安だ。

 ただ、食べてみての感想はちょっと複雑である。
 カツ丼を頼んだのだが、ご飯が固かったのだ。上に載っているカツも、なぜか甘いタレがかかった斬新なもので、想像していた品とは違っていた。

 それから設備面だが、席と席の間がかなり狭かった。これ、テーブル同士をくっつけ過ぎなのでは。
 普段学生さんはどうやってこれらの席を利用しているのだろう。一度奥に入ったら抜け出せないような気がして仕方ないのですが……。

 いや、部外者がごちゃごちゃ言ってすみません。

 学習院下停留場には戻らず、ひとつ先の鬼子母神前(きしぼじんまえ)から再度、荒川線に乗った。このへんから住宅街の中を走るルートに変わるようだった。

 次回へつづく。

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2011年12月 8日 (木)

都電荒川線の旅(1) 早稲田停留場

 麻見和史です。11月26日、一日乗車券で都電荒川線に乗ってきました。あちこち途中下車したので、何回かに分けて報告します。

          *

 ご存じない方のために説明しておくと、都電荒川線というのはこういうものである。

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 一両編成の路面電車。俗にいう「チンチン電車」である。

 新宿区の早稲田停留場から、荒川区の三ノ輪橋停留場まで、およそ53分で走っているそうだ。ただし運行状況により、遅延が発生することがある。
 これについては、実際に乗ってみて初めて意味がわかった。連載の後半で報告します。

 料金はどの区間でも160円だが、一日乗車券を買うと400円で済むという。これは安い。
 東京メトロ東西線・早稲田駅から歩いていくと、新目白通りにこんな建物があった。

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 東京都交通局早稲田自動車営業所である。

 都電の一日乗車券も扱っているというので、ここで購入した。
 スタンプカードみたいな紙製で、乗車する前に、月と日をスクラッチするようになっている。この日だけは乗り放題になるわけである。

 さらに歩くと、新目白通りの真ん中に停留場が見えてきた。

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 早稲田停留場。今日はここから乗って、向こうの端、三ノ輪橋まで行きます。

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 電車が入ってきた。日中は5~6分間隔で運転しているとのこと。

 流儀がわからないので、ほかのお客さんの様子を観察した。
 停留場に改札口はなく、誰でもホームに入ることができる。バスと同じで、乗車時に料金を払う仕組みらしい。乗るときは前方のドアを、降りるときは後方のドアを使う。逆は不可。
 運転手に一日乗車券を見せて、乗り込んだ。

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 別のタイミングで撮影した運転席。車両の前とうしろ、両方に設置されている。
 昔は車掌さんがいたそうだが、今はワンマン運転なのだ。

 さて、車内はどんなふうになっているのだろう。

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 これも、別のタイミングで撮影したもの。

 左右両側に座席があるかと思ったが、シートはわずかしかない。あとでその理由がよくわかるのだが、このときは知る由もなかったのでした……。

 早稲田から乗ったのは十人ほどだったが、すぐに座席はいっぱいになった。
 チンチン、とベルを鳴らして電車は出発。
 降りるときはどうするんだろうと心配になったが、要するに前払い式のバスと同じ要領である。降りたい停留場の前でブザーを鳴らし、後方のドアから黙って降りればいい。

 まずは早稲田から学習院下まで2区間だけ利用した。
 新目白通りを自動車と併走する形になり、信号待ちなども発生して面白いものだった。

 次回は学習院大学でカツ丼を食べます。

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